暑いけど部屋にエアコンがつけられない場合、どうやって冷房策を立てるか?深刻な問題ですよね。
私も、学生時代に都内のマンションの3Fに住んでたのですが、住宅密集地で、隣の家の壁と近すぎて室外機が置けず、窓用エアコン(ウインドエアコン)で乗り切ってたこともあります。(→コロナさんありがとう)
ウインドエアコンが利用できただけ、私の場合まだマシだったかもしれません。窓の構造次第では取付は無理ですから。
それから15年以上経ち、技術も進歩しているので、クーラー並みに涼しい扇風機も出てきたという噂を聞きますが、同じように暑さも年々増してきている印象なので、正直イタチごっこになっているのではないか?と感じてしまいます。
そこでこの記事では、窓用エアコンですらつけられない部屋の冷房方法についてと、噂の「クーラー並みに涼しい扇風機」についてまとめてみました。
エアコンがつけられない部屋の冷房方法
近年、夏の最高気温がどんどん上がってきてますよね。
10年前までは、エアコンなどの冷房がなくても窓を開けておけば、外から涼しい風が入って寝苦しい夜もあまりなく、よく寝れたと思いますが、近年の夏は暑過ぎます!
特に夏は40度を超える猛暑が連日ニュースを賑わせていますよね。
そして、夜になってもコンクリートが熱を持ち続けているためちっとも涼しくならない。
窓を開けて寝ても、外から入って来るのは生暖かい風で寝苦しく、冷房なしでは寝られないような暑さです。
新しい家ならば、この猛暑を視野に入れた家を建て、どの部屋にも冷房管理が出来るようにしてますが、築30年以上の家などは、この猛暑を予想して建てたわけではないので全ての部屋でエアコンがつかないような造りになっていることも多々あります。
また例え設置できたとしても、エアコンの室外機の工事費がすごく高額になってしまいますよね。
わが家は最近引っ越したんですが、エアコン需要の繁忙期前だったものの、普通の地面置きでさえも取り外し+移設だけで2万円くらいになりました。
それでも安かった方だと思います。
1台でそれですから、2~3台あるとゾッとしますよね。
更にそれが吊り下げ式とか屋根に設置となると、下手したらエアコン1台分の費用が掛かることに…
そんなこんなで工事費の都合上、泣く泣く我慢してたり、エアコンを設置する部屋を絞っているご家庭も多いことでしょう。
少し前置きが長くなりましたが、そんな様々な事情でエアコンがつけられない部屋でも冷房する方法を、今からご紹介していきます。
家の中でも熱中症の危険が言われている時代なので、是非参考にして少しでも快適に夏を乗り切ってください。
扇風機を使いこなす
国内正規品 ダイソン 扇風機 ファンヒーター hot+cool ホワイト/ニッケル AM09WN
今更何をいってるんだ!っと思っている方もいるとは思いますが、何事も基本が大切です。
扇風機は夏をエアコンなしで涼しく過ごすための基本なのでしっかり復習してた上でもっと高度な方法を取るべきです。
ということで、扇風機の使い方を改めて確認しておきましょう。
1. 足元を冷やす
もしかしたら、足元に扇風機を置いてはダメだと言われてきた方もいると思いますが、それは冷えすぎてしまうからだと思うので、この猛暑は安心して足元に当てて乗り切りましょう。
なぜ、足元に当てるとよく冷えるかと言うと、人間の体の構造上、足の発熱量がほかの部位より大きいからです。
その足を冷やすことにより効率的に体を冷やせるということです。
ですが、ここで注意。
先程も触れましたが、ずーっと当たり続けていると、逆に体が冷えすぎてしまう恐れもあるので、必ず首振りやリズムをうまくつかいましょう。
ちなみに私は昨年、ずーっと扇風機の風に当たり続けていて、高熱を出した経験があります。暑いのに体はブルブル震えてホント辛い思いをしました。
それ以来、エアコンでも扇風機でも集中して当たらないようにしています。
2. 扇風機を複数台使って空気を循環させる
扇風機を複数台設置するときのコツは以下の通りです。
外気が室温より低い時
→外気を室内に取り込むように窓際に設置
外気が室温より高い時
→室内の空気を窓の外に出すように外向きで設置
このように、空気を循環させるため用の扇風機があるといいですね。
ただ、狭い部屋だったら大きい扇風機を何台も置けないかもしれません。
その場合はより小型のサーキュレーターがオススメです。
ちなみに、うちの会社も今年エアコンが壊れてしまい、小さいサーキュレーターを大量稼働させてますが、小さくてもその効果は侮れませんよ。
こちらの製品のように、安いものでは3000円程度で購入できますので、できれば2~3台設置したいところです。
以上、どうでしたか?
扇風機の基本、あなたはきちんと認識できていたでしょうか?
足元用の扇風機と空気の循環用の扇風機(サーキュレーター)を用意するだけで、ある程度の暑さはしのげるでしょう。
扇風機の良さを改めて知ってもらえたところで扇風機の復習は終わりにしますが、案外に見逃せないのが
ということです。
扇風機は複数台使っても、エアコンより断然お得なんです。
まず、本体価格が安いのは良いですよね?
それに加え、扇風機は「強風」で24時間回し続けても月に500円程度(30Wタイプの場合)。
それに対してエアコンは、最新のものでも24時間回し続ければ、大体月に10000円を超えてしまいます。(10畳用のエアコンの場合)
確かに快適さではエアコンに軍配があがりますが、購入費分も含め
のではないでしょうか。
また、扇風機の効果を高めるグッズも今は色々出ています。
その中で特にオススメなのは…
ジェルマットでスヤスヤ睡眠
ジェルマットってご存知ですか?
最近はペットのために利用している人も多くなっているみたいですが、このジェルマットは名前の通り、マットの中に特殊なジェルが入ったものです。
ベッドの上に敷くだけ、あとはその上に寝るだけでひんやり。
しかも、それが一晩中続きます。
一晩中といってもずっと同じ場所で寝ているとジャルマットも暖かくなってしまいますが、寝返りをうつなどして移動していると暖かくなった場所もすぐに熱の発散が行われるのですぐにひんやりに戻るということなんです。
このジェルマットは別に寝る時でなくても使えます。
枕元だけといった小さなものから、90×90サイズの大きいものまで色んな大きさがあるので、こちらも扇風機と同様に2~3枚併用するのがいいかもしれません。
高級なものは何十万としますが、そこまでは必要ないと思いますので、お手頃な値段のもので十分です。
最低でも寝る時用と起きてる時用の2枚があれば24時間困りませんね。
日中も座布団代わりにして、扇風機と併用して使えば、さらに涼しくなること間違いなしですよ。
クーラー並みに涼しい扇風機があった!
部屋の構造や、特に高温地域などで、ただの扇風機じゃやっぱり暑い!という方もいると思います。
そんな方にオススメなのは、冷風機や冷風扇(れいふうせん)と呼ばれる涼しい風が出て来る扇風機です。
一部ではクーラー並みに涼しいと評判です。
この2つは結構間違われやすいので、先にそれぞれの構造・機能上の違いを簡単に説明しますね。
冷風機とは?
吸い込んだ空気を本体の中で冷却して出す機械のことを指します。
どちらこというとエアコンの発想に近いですね。
スポットクーラーとも呼ばれているのでそれなりに冷却能力が高くなります。
冷風扇(れいふうせん)とは?
空気を冷却するわけでなく、本体に入れた水がフィルターに行き渡り、気化熱によりフィルターの温度が下がる。
その温度の下がったフィルターを風が通過することにより冷たい風を送風できる仕組みになってます。
使うものが、水なので環境にやさしいし、冷えすぎるという心配もありません。
しかも、電気代が、物によっては扇風機とほとんど変わりません。
でも、この冷風機と冷風扇…当然ながらデメリットもあるんです。
冷風機のデメリット
値段がそんなに安くない。もちろんエアコンよりは安いですが、値段が3万円前後と冷却効果がある分高くなってます。
そして、少し本体が重いです。10kg前後あるので、女性の方だと気軽に動かせる重さじゃないですよね。
電気代は、エアコンより安いですが扇風機よりはるかに高いです。(24時間回し続けて月に5000円程度→扇風機の約10倍)
冷風扇のデメリット
湿度が上がります。
水の染み込んだフィルターを風が通ってるので、エアコンとは違う湿気のある風が出てくるからです。
なので、湿度の高い地方だとより湿度が高くなってジメジメする可能性があります。
気化熱を使った扇風機なので、冷却効果はありません。
どんなものにもメリット・デメリットはありますよね。
あとは、あなたの住んでる地方や予算などで判断していただければと思います。
ちなみに、うちの会社の工場でも、エアコンが効かない生産現場に冷風機が置いてありますが、まあ広い範囲を冷やすので、とにかくデカいし音が少しうるさいですね。
そういうデメリットもあって、ショッピングモールの入り口や駅など、街中でよく見かけるのは冷風機の方が多かったりします。
近くを通ると、ほんとエアコン並に涼しいですよね。
なので、
です。
家庭用だと、ピンポイントで冷やせば良いなら、以下のように小型の安いもので十分かもしれません。
もう少し、冷房性能とオシャレ感が欲しい場合はこちらとか…ですかね。
1万円は超えますが、数万するエアコンに比べたら安いです。
上でも触れましたが、引っ越しの時のコスパ等も重視すれば、冷風扇という選択肢は検討の余地は大いにあると思います。
「エアコンがつけられない部屋の冷房方法」まとめ
この記事では事情があってエアコンがつけられない部屋の冷房歩法についてご紹介してきました。
エアコンなしでも、工夫次第でまだまだ涼しくできることが少しでも伝わっていたら幸いです。
ただ、それでも暑い!!ジェルマットも扇風機も複数台使ってるのに寝ているだけで汗をかくようなら、それは危険ですので、無理は禁物!!
ある程度の予算を出してエアコンの導入を最優先した方がいいでしょう。
クーラー病による頭痛って本当に辛いですよね? 夏場はどこもクーラーが効いていて屋外から帰ってきた時などはとても気持ちいいのですが、長く室内に居るとやはり冷えを感じたりして…いわゆるクーラー病で頭痛がしたりし[…]
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。