昔の歌手はテレビに出ない事がステイタスとなっていた時期がありました。
古くは吉田拓郎さんや井上陽水さんなどテレビで見かける事はほとんどなく、それが「ミステリアスな魅力」に拍車をかけていましたよね。
しかし最近では、メディアを使った自己プロデュースがうまいアーティストが増えた気がします。
「ユーチューブで話題になってから歌手デビュー」な〜んてパターンはその最たるものと言えるでしょう。
そんな中、今までほとんどテレビ出演のしないアーティストとして有名だった「BUMP OF CHICKEN(バンプ)」の紅白初出演が大きな話題になりました。
その時、披露した曲がコレ。
バンプを昔から知っている人たちの間では、今回の紅白出演に対して
- テレビで観れるのは単純に嬉しい
- 今さら何でだろう?
とほぼこの2分する感想がほとんどだったのではないでしょうか?
私は後者寄りの意見なので、
逆に、
が気になりました。
この記事では、そんなバンプの気になる事情についてまとめてみたいと思います。
ファンもビックリ!まさかの紅白出演!
「BUMP OF CHICKEN」の【急な方向転換】の理由を検証する前に、簡単にバンドの経歴を振り返ってみたいと思います。
BUMP OF CHICKEN(以下バンプ)は1994年に
- 藤原基夫さん(Vo)
- 増川弘明さん(G)
- 直井由文さん(B)
- 升秀文さ(Dr)
の4人のメンバーで結成されました。
なんと実は
というのが有名な話です。
初めは違うメンバーもいたのですが、よくあるバンドの方向性とのズレによる入れ替わりなどを経て現在のメンバーに落ち着きます。
1999年にはアルバム「The living dead」をリリース。
そして…続く2000年に出したアルバム「Jupiter」に収録された
一躍注目を集めます。
もしかしたらあなたも、カラオケで1度は歌ったことがあるのではないでしょうか?
その後も独特の音楽観と哲学的な歌詞が人気を集め、コアな人気を誇り、あるアンケートでは
にもなっています。
そんな、これまでメディアでの露出が極端に少なく、ライブでの活動が中心のこのバンドが、何と2015年の紅白に初出場しました。
これはファンにとっても衝撃級のニュースでしたが、これには何か深い理由があったのでしょうか…
今までバンプが紅白出場を辞退していた理由とは?
バンプは前述通り、メディアでの露出が少なく、ライブでの活動やCD発売によってファンを開拓してきました。
なぜメディアへの出演を拒否していたのかというと
というのが大きな理由だったようです。
さらには
という想いもあったのだとか。
そんな気持ちがバンド内にはあったとのこと。
昔からのファンにとっては何よりも嬉しい言葉ですよね。
私にも好きなバンドはたくさんいますが、何と言っても
更にバンドの成長していく姿を間近に見てきた自負があって
ってなってしまう気持ちは痛いほどわかります。
しかし、そんなコアなファンの中にも、
と思う人も多いハズです。
バンドのそういう姿勢は確かにありがたいけど、本音では
というファンの方がきっと多かったのではないか?と個人的には思います。
しかし今回の紅白出場は、どうやら
- 昨年秋のミュージックステーションへの出演でメディアへのハードルが低くなった。
- NHK側の出演交渉が、今回は早い段階から説得したことによって熱意が伝わった。
この2点が大きかったようです。
しかし、NHK側に前回の出演交渉の失敗を教訓にする柔軟なところがあったとは正直驚きです。
お堅いイメージしかありませんので…
さて、そこで次に気になるのが…
今後もバンプのメディア露出はあるのか?
今回のNHK紅白への出演により、
というのが、ファンとしては気になるところ。
ただ、現時点では残念ながらその答えは分かりません。
それは実際、紅白では中継であり、会場での生出演ではなかったという事もあるからです。
また一部の噂では、人気が落ち目になり金銭的な問題で出演したとの見方もあり、今後の露出が増えるかどうかは断定できません。
今年は【バンド結成20周年】という節目もあり、いろいろ特集は組まれることが予想されます。
その中で、生のライブが放送されるかどうかは…
と個人的には思いますね。
楽曲に対して強い思いがあるバンプだからこそ、答えは想像でしかありえませんが、
これはもう確かでしょう。
なので、首を長~くしながら今後のバンプの動向に注目して行こうではありませんか。
「バンプの紅白辞退理由」まとめ
バンドが方向を転換する時は、あまりいい評判が聞こえてこないイメージがあります。
特に普段TVに出ていないバンドが出演することで、人気が落ち目とか、金に苦労しているのでは…という心配する声が聞こえてきますよね。
しかし、これは一つの真実であると共に間違いでもあると言えます。
確かにそのような一面もあるかもしれませんが、
と思うからです。
また、歌を通して世間にメッセージを発信している以上、その根底には
と思う気持ちが必ずあると思います。
ですので、急な方向転換したバンドを短絡的に見るのではなく、ファンとしては前向きに捉えてあげる事が大事ではないでしょうか。
そうすれば、もっといい音楽がドンドン生み出されるかもしれませんよ。
偉そうなこと書きましたが、中学時代から洋楽を中心にまだ無名なバンドを発掘しまくって、CDを2,000万枚以上集めた…いち音楽ファンの意見としてご了承ください。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。