ピラフとチャーハンの違いは何だろう?と疑問に思ったことありませんか?
私も今までは、チャーハンは中華風の味付けでピラフは西洋風の味付けでしょう!と大雑把に認識していました。
でも、ピラフもチャーハンも確かに同じ米を使った料理ですが、実は
があるんです。
この記事ではその違いを、味付けや基本的な作り方と合わせてご紹介します。
ピラフとチャーハンの違いを解りやすく!
ピラフとチャーハンの決定的な違いはその
です。
ピラフ
生米を炒めてから仕上げに炊き上げる
チャーハン
炊いたご飯を炒めて仕上げる
順番が真逆なんですね。
チャーハンを漢字で書くと「炒飯」で、まさに漢字の通りの調理方法と言えます。
しかし、ピラフもチャーハンもその起源を辿れば、同じ「プラーカ」というインド料理だと言われています。
正解は
チャーハン(炒飯)でした!
チャーハン(炒飯)の原形になったのは
インドの「プラーカ」という料理です。 pic.twitter.com/cuL8bIb6bF— 岡村浩一郎(RN ちょかむら) (@tyokamura) 2016年9月20日
プラーカ
米をスープで炊いてから炒めたもの。
それがシルクロードを通して西へ渡ってトルコに伝えられて「ピラウ」となり、トルコからフランスに伝えられて「ピラフ」になりました。
さらにトルコからイタリアに伝わって「リゾット」が、スペインに伝わって「パエリア」が誕生しました。
一方、東に伝えられた「プラーカ」は、中国で「チャーハン」になり、中国から日本に伝えられて「焼き飯」になりました。
ちなみに台湾のチャーハンは「プラーカ」と同じように炊いたご飯を炒めるそうです。
今日は台湾チャーハン pic.twitter.com/OPQXMZR6yt
— Kenny zrx-s & zzr1400 (@Kenny82890913) 2018年10月30日
個人的には中国4千年の歴史と同様に、「チャーハン」は中華料理として独自で誕生したと思い込んでいたので、起源は「インド料理」ということがすごく意外な感じがします。
「チャーハン」と「焼き飯」の違いは?
哀愁漂う焼き飯 pic.twitter.com/uwucwicp4H
— はちゃ🍠🌰🍁 (@hachikyabe) 2018年11月2日
さて、ピラフとチャーハンの違いは調理方法であるとわかりました。
では中国のチャーハンと、そのチャーハンが伝わってきてできた日本での焼き飯は何が違うのでしょうか。
実はこれについても
がポイント。
チャーハン
ご飯と卵や野菜、肉類を油で炒めたもの
焼き飯
ご飯と野菜や肉類を油で炒めた後、仕上げに卵を加えて炒める
つまり、チャーハンと焼き飯の違いは、
ということです。
見た目的には似通っていても、調理の順番に明確な違いがあったのでした。
「ピラフとチャーハン」それぞれの基本的な作り方
ピラフとチャーハンの違いが分かったところで、基本の作り方を比べてみましょう。
ピラフの基本的な作り方
ずっとピラフが食べたくて初めて作ってみた
水多すぎてほぼリゾット・・・
美味しい作り方教えて下さい(-_-;) pic.twitter.com/FirzoQpk11— 市岡元気@元気先生@イチオーカ博士 (@genkiichioka) 2017年10月30日
- 具材であるエビなどの魚介類、肉類、野菜類は軽く炒めておく。
- 熱したフライパンにバターを溶かし、米を透き通るまで炒める。
- 米と一緒に米と同量の味付けしたスープ(ブイヨンなど)を入れ、具材をのせて通常通りに炊く。
チャーハンの基本的な作り方
- ご飯をあらかじめ炊いて粗熱を取っておく。
- 長ネギをみじん切りにする。
- よく熱した中華鍋かフライパンに油を熱してから卵を鍋に一気に流し入れ、半熟程度になったらご飯を加える。
- ご飯がぱらぱらになったら長ネギを加えて塩・コショウで味付けする。
どちらの場合も、しっとりもっちりしている国産米よりは、インディカ米のような水分の少ない物のほうが合います。
ピラフは本来はフライパンで作りますが、炊飯器を使うと簡単に作れるので、お店ではなく家で作るという人も多いのではないでしょうか。
家で作る場合、エビやあさり、シーフードミックスなどの魚介類を使ったものが人気です。
他にもカレーやガーリックを加えてアレンジしたものもたくさんあります。
チャーハンもピラフと同様にアレンジメニューが豊富で、レタスチャーハン、あんかけチャーハン、キムチチャーハンなど様々ですが、やはり、具材が長ネギ、卵、玉ねぎ、ハムなどシンプルな具材を組み合わせたものが人気です。
チャーハンを家で作るときには、ご飯がべちゃっとならずにパラパラに仕上がるかどうかがポイントですね。
「ピラフとチャーハンの違い」まとめ
日本では明確な区別がないまま、ピラフやチャーハンという言葉が使われることがありますが、ピラフとチャーハンの違いをたどっていくと、
ことがわかりました。
これまでの内容を簡単にまとめると…
ピラフ
- 生米を炒めてから具材と一緒に炊き上げるもの
- 味付けはバターとブイヨンなどのスープストック
チャーハン
- 炊いたご飯を卵や具材と炒めて仕上げるもの
- 味付けは塩・コショウが基本
焼き飯
- 炊いたご飯を具材と炒めた後、最後に卵を加えて仕上げるもの
- 基本的な味付けは醤油
しかし、チャーハンとして作っていても、最後に醤油をほんの少し加えるという人もいると思います。
実際のところはピラフもチャーハンも、作る人によって味付けは色々です。
簡単にアレンジしやすいのがピラフやチャーハンのいいところなので、お気に入りの具材や調味料でアレンジしてみてくださいね。
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