どんな職場にもいる、どうしても苦手な人や嫌いな人。
でも仕事をスムーズに進めたいし、人間関係が悪くなるのも困りますよね。
こうした人間関係で日々悩んでいると、ストレスがどんどん溜まってしまいます。
しかし、そんな職場のストレスは考え方を少し変えるだけで減るかもしれませんよ。
この記事を読めば、その考え方の変え方・・・つまりは苦手な人との接し方、嫌いな人となるべく関わらない方法について考え直す良い機会となるでしょう。
どうしても苦手な人との接し方
まず、どうしてその人が苦手なのかを考えてみましょう。
- 周囲の空気を読まない
- すぐに態度が変わる
- プライベートなことを聞き出そうとする
- 他人の悪口や不満が多い
など、思い当たる項目が多いのではないでしょうか。
とにかく、このような最初に苦手だと感じている理由を見つけることが重要です。
ここで例に挙げた原因は、相手が変わらない限り自分ではどうしようもないことです。
では、そんな相手とどう接すればいいのでしょうか。
対応策としては、
- 相手と一定の距離を保つ
- 仕事に集中する
- 相手の良いところを見つける
ことです。
まず相手と距離を置きます。
もちろん日常の挨拶や仕事上で必要なコミュニケーションはとりますが、それ以上は深入りしないことです。自分の中で「ここまで」というラインを決めておきましょう。
例えば、相手がプライベートなことを聞いてきたら、
「そんな特別なことなんてないですよ」
といった相手に不快感を与えない当たり障りのない返事を用意しておくのが有効です。
あくまでも「仕事上のつきあい」と割り切ってしまいましょう。
次に、自分の仕事に集中します。
職場はあくまでも仕事をする場所なので、苦手な人を気にしすぎるのは自分にとってメリットはありません。
例えば、空気を読まない人や不満が多い人などがいれば、その人を反面教師と思ってはどうでしょうか?
そういう人のことは、自分が仕事をスムーズに進めるために、周囲の人への配慮をするように!と教えてくれてるんだと考えるようにしましょう。
そして、相手の良いところを見つけてみることです。
簡単なことではありませんが、これってカップルや夫婦にとっても、凄く大事なことだと思います。
無理に見つけようとする必要はないのですが、どんなに苦手と思っている人にも良いところはあるはずです。
相手を完全否定するのではなく、相手の良い部分を発見したら、その良い部分に目を向けるようにしてはどうでしょうか?
そうしているうちに、相手への苦手意識がなくなるかもしれませんよ。
嫌いな人となるべく関わらない方法
苦手な人には何とか対応できても、嫌いな人とはできるだけ関わりたくないものです。
では、そんな嫌いな人となるべく関わらないためにはどうすればいいのでしょうか。
まずは苦手な人への対応と同じで、相手を嫌いと思う理由を考えましょう。
- いつも余計な一言を付け加える
- 仕事上のミスを他の人に押し付ける
- 高圧的な態度をとる
- 自慢話ばかりする
このような人は、自己主張が強かったりプライドが高かったりする場合が多く、人間関係がこじれると元に戻すのは難しいので、人間関係がこじれないようにするのが得策です。
そのためには、
- 「仕事のみの接点にする」
- 「できるだけ自然に接する」
以上2点が重要になります。
「仕事のみの接点にする」
「仕事のみの接点にする」というのは、苦手な人との接し方で紹介した「仕事に集中する」ことと要は同じです。
例えば、嫌いな上司と仕事の話をしているときに、上司の嫌いな部分ばかりを気にしていると仕事に集中できなくなりますよね。
仕事に集中できなくてミスをしてしまい、そのせいで上司に目を付けられたら元も子もありません。
上司の嫌な部分が気になったら、それを仕事に集中するための一種の雑音と考えて頭から追い出してしまいましょう。
これは何かの勉強をするときに、図書館のような静かな場所ではなくカフェなどで、ある程度の雑音があるほうが集中できるのと同じです。
「できるだけ自然に接する」
そして特に気を付けなければいけないのが、相手に対して攻撃的な態度や言葉遣いにならないようにすることです。
嫌いな相手に対しては態度や話し方が無意識にぶっきらぼうになりがちです。
そうなると相手も同じような態度になって、お互いの関係が悪化してしまいます。
その結果、何かにつけて仕事を押し付けられる、何をしても嫌味を言われるという状況になるかもしれません。
相手も同じ人間です。褒められれば嬉しいし、感じの悪い態度をとられれば気分が悪くなります。
だからあくまでも、自然に淡々と接するのが一番いいと思います。
嫌いだと思っている相手を無理に好きになる必要はありません。
無理に好きになろうとすると余計にストレスになってしまうという危険があります。
ストレスを減らして心に余裕ができてこそ、嫌いな相手にも自然な態度がとれるようになることを忘れないでおきましょう。
不思議なことに、自分が苦手だ、嫌いだと思っていると、相手も自分のことを同じように思っていることが多いものです。
同じ職場で長い時間を一緒に過ごすなら、できれば気持ちよく過ごしたいものですよね。
自分の考え方や態度を変えることで、もしかしたら相手の態度も変わるかもしれません。
なので私の場合は「答えは自分の中にある」と思うようにしています。
以上、この記事の内容が少しでもお役に立てたら幸いです。