女子水泳界でしかも中学生と言えば、あのバルセロナ五輪で金メダルを獲った岩崎恭子さんが真っ先に思い浮かびます。
少し前でも、渡部香生子選手が全日本デビュー戦で、100m平泳ぎで2位、200m平泳ぎでも3位に入る衝撃的なデビューを果たしたことが記憶にあたらしいところです。
このように、日本女子水泳界では中学生での台頭が当たり前になっていて、日本の水泳レベルの高さが伺い知れます。
そして昨年、その渡部選手のデビュー当時と同じような衝撃を与える選手がまた出てきました。
それが、今回ご紹介する「今井月(るな)選手」です。
今井月🌙(1年生)
リオから送ってくれました‼︎日本チームのスタッフさん、同年代の池江璃花子選手との写真も🇯🇵
胸を張って堂々と💪月らしく頑張ってほしいです😊#リオデジャネイロオリンピック開幕まであと3日 pic.twitter.com/ffESZfIGA4— 松原 空彩虹 (@soyope) 2016年8月1日
今年、高校1年になったばかりという彼女は入学後すぐの日本選手権で200m個人メドレーで2位となりリオ五輪代表の座を決めました。
残念ながらリオ五輪では全体の15位というタイムで準決勝敗退。
悔しい思いを味わうことに…。
しかし、落ち込むことなく東京五輪でのリベンジに向け再スタートしたところです。
今井選手は先輩たちの中学記録をことごとく塗り替えているため、4年後はエース格に成長している可能性は十二分にありえます。
そんな彼女に目を付けた日本コカ・コーラ社がいち早くパートナーシップ契約を結ぶのも分かる気がします。
1000日前を記念して、今井月選手が一日ストアマネジャーに!15時まで在店予定です!#Tokyo2020 #1000DaystoGo #アシックス #アシックス原宿フラッグシップ pic.twitter.com/QHNjPPjcM7
— ASICS Japan (@ASICS_JP) 2017年10月28日
彼女は「コカ・コーラ スポーツクラブ」の第1号選手に選ばれました。
で、その今井選手なのですが、その容姿や「るな」というキラキラネーム感もあって
という噂が飛び交っているんです。
野球でいうと、オコエ選手、先日のオリンピックで話題になったケンブリッジ飛鳥選手、オリンピックには出れませんでしたが同じく陸上のサニブラウン選手など、今やハーフのスポーツ選手の動向は特に注目が集まっていますよね。
ということで、この記事では、今井月選手の気になるハーフ説についてや驚きの足の大きさに絡んだ課題についてまとめてみました。
今井月選手はやっぱりハーフ?実は兄も凄い!
今井月!誕生日おめでとー(^O^)/ pic.twitter.com/KiMHq6nhsB
— 野田 瑛太 (@eita24789) 2015年8月14日
16歳になったばかりの今井選手には目鼻口の各パーツの彫が深く、きちんと整っていて、まるでお人形さん?のような可愛い顔立ちもあって「ハーフ説」が噂されています。
確かに言われてみると他のハーフ・アスリート達と同じ単純な日焼けだけではない浅黒さを感じます。
だって、普通に考えると水泳はほとんど屋内になるのに、ここまで日焼けするのは有り得なくないですか?
ということで、個人的には…特に東南アジア系(フィリピン系)のハーフ、またはクォーターだと思います。
ちなみに月さんのお父さんはこんな人です。
お父さんは博美さんとおっしゃいますし、普通に日本人ですね。
よって、月さんがハーフだとすれば「お母さんが外国人」ということになりますが…
調べると、お母さんの名前は「リサ」さんであることがわかりました。
う〜ん…
どっちでも取れる名前で確証に至りません。
では、月さんのご兄弟は?
と思い情報を集めてみると…月さんには2歳上のお兄さんがいました。
名前はこちらもキラキラネーム風で流星(ひかる)さん。
月さんもそうですが、最近の名前って読み方難しすぎです!
何でも、月さんの名前は、このお兄さんの名前にちなんで付けられたそうです。
きっとご両親はロマンチックなんでしょうね〜
と…名前の話は置いておいて、今井月選手の中学時代の写真をごらんください。
続けて「every」では地元のヒロイン長崎宏子さん以来32年ぶりの平泳ぎ3年連続2冠を達成した今井月選手がメイン。宮坂倖乃選手も名前出てた。
そのあと池江璃花子選手のインタビューテロップで「早智」のところに(持田)と入れて欲しかった。 pic.twitter.com/zYFV2Alw7A— 🏎️🏸🥌hopeme🏐🤺⛸️ (@hopeme0726) 2015年8月19日
どうですか?
今よりもかなりハーフ色の強いお顔立ちですよね?
ってことでやはり、
と思います。
ところで、この兄・流星さん。(月さんの隣に座っているのがお兄さん)
本日、リオ五輪に出場した今井月選手と全国高等学校総合体育大会競泳でアベック優勝を果たした豊川高等学校水泳部が、豊川市長へ結果報告を行いました。
「東京五輪出場を目標にがんばりたい」と語ったみなさんの今後の活躍が楽しみですね! pic.twitter.com/dm6U1Z8MHH— 豊川市役所 (@toyokawa_city) 2016年9月13日
実は彼も中学時代に、同じ平泳ぎで日本チャンピオンになっていたんです。
そして月さんが水泳を始めのはそのお兄さんの影響だったとか。
恐ろしい兄妹ですね。
お兄さんは現在、水泳の強豪校で愛知県の豊川高校で主将を務めています。
実は昨年、月さんはどこに進学するんだろう?と話題になっていたんですが、大方の予想通り、兄がいる豊川高校への進学を選びました。
お兄さんも実力者で、代表の座を狙っているそうですから、
も夢ではないかもしれませんね。
課題は蹴り足と体の変化への対応?
さて、ここからは今井月選手の凄さに迫っていきたいと思います。
彼女の凄さと言えば、何と言っても
関係者の間で、岩崎恭子さんを越える逸材であると評判になるのも無理はありません。
岩崎選手が200m平泳ぎで金メダルを獲ったときのタイムが
だったのに対し、
2015年4月(14歳8ヶ月)に日本選手権の決勝で出した今井選手のタイムは
既に1秒以上も上回っているんです。
まあ水泳業界全体の技術の向上と、岩崎さんのタイムは「14歳6日」という時点という違いはありますが、単純に凄いことだと思います。
では、今井選手の凄さの秘密は一体どこにあるのでしょうか?
それは大きく分けて下記の2つが考えられます。
- 足の大きさ
- 膝の柔らかさ
では、順番に見てまいりましょう。
まずは「足の大きさ」について。
驚くなかれ、、、
彼女の足の大きさは何と
もあるんです。
しかもこれは、まだ中学生だった昨年の数値です。
恥ずかしながら私と同じ^^;
水泳選手は手足の発達がすごく、水かき部分もすごいと聞いたことがありますが、中学生の段階でここまでとは…
末恐ろしい16歳ですね。
一体何を食べればそんなに大きくなるのか?
と気になって調べたところ、大好物は唐揚げとのこと。
唐揚げって高カロリーで太るイメージしか私にはないのですが、横ではなく、縦にも伸びるんですかね〜
ちなみに…逆に野菜は苦手だそうです。
こんな食生活だけ聞いていると、いかにも今時の若い子で、アスリートとしては良くない気がするのですが…^^;
今は伸び盛りということで、食事制限とかは、きっとこれからなのでしょう。
足が大きいってことは、当然身長も…ってことで調べてみると、身長は現在「164cm」のようです。
実は昨年の段階で163cmという情報があるので、あまり伸びてません。
でも、この年頃って半年もすれば見違えますから、驚愕の足のデカさからして、身長は恐らく、まだまだ伸びていくのは間違いないでしょうね!
ただ、仮にもっと身長が伸びて大きくなった時、
になります。
これは、冒頭で少し触れた渡部香生子選手と今の彼女の泳法が似ているためです。
上半身がまだ細くてどうしてもキック頼りになってしまう泳ぎ方は渡部選手がそうであったように、
んだとか。
専門家は、月さんにも必ずその時はくると断言しています。
その変化を乗り切った時こそ、月さんが五輪のメダルに最も近づくときと言えそうです。
お次は、膝の柔らかさについて。
実は今井選手は足の大きさの他に、膝の柔らかさも驚異的なんです。
どんだけ柔らかいのかというと、
って言葉の説明だけではピンと来ませんよね。
別な表現で解りやすく置き換えると、
ってことです。
で、先ほどと重複するんですけど、今井選手の今の泳ぎ方というのは、どちらかと言うと、この膝の柔らかさと足の大きさを活かした泳ぎ方なんだとか。
今はまだ身体が軽いからよいものの、このまま続ければ、段々と身体が大きくなるにつれ限界が来て、タイムも伸び悩んでしまう可能性があると専門家は指摘しています。
これは先輩である渡部さんをはじめ、水泳選手みんなが必ず通る道らしいです。
渡部選手は、その課題に対し上半身の使い方を進化させることでその壁を乗り越えつつありますが、いずれ今井選手にもその時が来たときに、
となります。
ちなみに、思い返せばあの岩崎選手も、最後まで結局バルセロナの金メダルを獲ったときのタイムを越えることなく現役生活を閉じました。
何でだろう?って思ったことがあるんですが、きっと体の変化についていけなかったんですね。
合点がいきました。
以上より、今回わかったことは、
ということ。
今井選手は、現時点で岩崎選手を上回っていますが、本当の勝負はこれから!
今がピークにならないよう、上手く調整しつつ順調に成長を続けていってほしいものです。
夢は東京五輪での金メダルとモデル??
競泳の今井月ちゃん?
あ、モデルさんやん。ミレニアル世代恐るべし!
ひと世代前のスポーツ選手のイメージを覆すような選手がいっぱい出てきて、スポーツウェアもファッション的にいけてるのが出てきて、ほんと進化してるなぁ。
(画像はELLE girl より) pic.twitter.com/VbpqbblXX8— SHINO (@SHINONIHSHINO) 2018年10月8日
中学生スイマーの頃から、その世代の最高のタイムを叩き出し圧倒的な存在感があった今井選手ですが、まだまだ上位の選手が世界にはたくさんいます。
日本だけでみても、一番得意とする平泳ぎで東京五輪での夢の金メダルを目指すなら、これから少なくとも渡部選手などを超えていかなければなりません。
そこにピークを持ってくるためにも、今夏のリオ五輪の経験をぜひ活かして行ってほしいですね。
また、今井選手にはもう1つ夢があって、それが何と
なんだとか^^;
コレに関しては可愛らしい容姿なので、十分可能だとは思います。
思うんですが、水泳選手って肩幅とかどうしても広くなっちゃいますから、活躍の場が限られそうな気が…
しかし、そっちの夢のためにも元オリンピック金メダリストの肩書は欲しいでしょうね〜
ぜひ見てみたいと思います。
そうそう、実はそんな今井選手を特別応援したくなる理由があります。
先ほど少し触れましたが、それが…月さんが8歳の時にお母さんを亡くされているということです。
しかも、月さんのお誕生日だったのだとか…。
今は落ち着いたでしょうが、幼かったころは、自分の誕生日がくるとお母さんを思い出したりして辛かったでしょうね。
今井兄妹が水泳を始めたのは、じつはお母さんのお陰らしいのですが、2人とも大変な悲しみを乗り越えたから、ここまで強くなったのかもしれません。
やはり、
でしょうから、妹の今井月選手のみならず、兄・流星選手もオリンピックで勝たせてやりたいですよね〜
そんな今井兄妹の活躍を、これからも見守っていきたいと思います。
がんばれ今井兄妹!