日本の旧暦である「神無月」は、現在の10月のことだと思っていませんか?
でも現在の暦、太陽暦に当てはめると、実は違うんです…。
本当はいつなんでしょうね??
また、「神無月っていつ?」を探っていくと、出雲大社にまつわるおもしろい由来が出てきます。
出雲大社と言えば「縁結び」でも有名な、今流行りのパワースポットですよね!!
この「神無月」と「出雲大社」を結ぶナゾを知ると、「出雲大社の超絶パワー」の意味がよ~くわかるんです!
ということでこの記事では、そんな「神無月」の「いつ/意味/由来」について探ってみました。
神無月っていつのこと?
そんなの簡単!「10月」のことでしょ!?ってパッと浮かびますよね。
古~い記憶をたどると、学生時代に習った徒然草でも「神無月のころ」って、正解は「10月ごろ」だったはず…。
ところが、これは実は旧暦の10月のことで、現在の太陽暦に当てはめると
というのが正解になります。
「エッ!ひと月も違うの??」
そうなんです。
旧暦は月の満ち欠けが基準なので、太陽の周りを地球が1周している間に約11日足りなくなっちゃうんですよね。
それを知って思わず…旧暦で生きていたら、30数年で1年分多く年取っちゃう!なんて計算してしまいました^^;
さて、そんなことを踏まえながら、問題です!!
今年2020年の「神無月」はいつ?
その答えがわかるのが、出雲大社の「神在月(かみありづき)」です。
出ましたね~!パワースポット出雲大社!!
この神在月の日程は「旧暦」で見るので毎年変わるんですよ。
出雲大社の「神在月」は、今回のナゾ「神無月の意味や由来」と完全にリンクしています。
それについては後ほど詳しく説明することにして…、
2020年の「神在月」の日程でいくと、
が2020年の「神無月」となります。
「神在月」の意味を知ると「神無月」とリンクしている理由がよ~くわかります。
「在り」と「無し」、勘の鋭いあなたは何となくもうお分かりかもしれません。
「神無月」の由来については、もちろん諸説あるんですが、この由来はとっても興味深いので紹介しますね!
神無月の本当の意味や由来とは?
「神無月」の名前の由来は、
各地の神様がいない月
というところからきています。
さて、どうして神様がいなくなっちゃうんでしょう??
これだけでは、よく意味がわかりませんね。
そこでまずは、日本の神様についてお話ししましょう。
日本の神様は「自然の物」や「自然の恵みから造られた物」の中にいるとされています。
例えば…
- 木、川、山、海 などの自然の物
- 馬、うさぎ などの動物
- 台所、トイレ など造られた物
何と総勢800万もの神様がいるんだとか!
そう言えば…「トイレの神様♫」なんて歌ありましたね~。
このことを「八百万の神」と書いて「やおよろずのかみ」と読みます。
その神様達がなんと…!
と言われているんです。
800万、全員って!!
だから…出雲大社はホントにすごいパワースポットだったんですね。
ところでその会議の内容、気になりますよね~。
出雲の国では「来年の収穫」や「酒造り」「縁結び」などについて話されている、と伝えられています。
「縁結び」では、木の札に名前を書いて、話し合いでカップルが成立すると札を結びつけるっていう話です。なんとな~く、千と千尋の神隠し、の風景が浮かんできちゃいました。
話は戻りますが、そんな訳で
- 全国の神様が出雲大社へ行ってしまうので一般的には「神無月」
- 出雲の国だけは、神様たちが全員集合してくるので「神在月」
と呼ばれているのです。全てが結び付いてスッキリしましたね。
ちなみにこの時期、出雲大社やその周辺の各神社では「神迎祭」「縁結大祭」「神等去出祭」を始め、いくつかの神事を行っています。
とてもおごそかな雰囲気のものばかりで、神様の存在を間近に感じるのではないでしょうか。
その中で個人的に見てみたいのは「神等去出祭」です。
旧暦10月。全国の八百万の神々が出雲の国に集まる月。他の土地では神様が留守になるので神無月といいますが、出雲では神在月と呼びます。 神々が集う出雲の各神社では「神迎祭」に始まり、「神在祭」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭」が行われます。https://t.co/CmtQ6kXxbG pic.twitter.com/HMEm6vTgwd
— 出雲・玉造温泉 白石家【公式】 (@siraisiya_tama) 2017年12月1日
神等去出祭:八百万の神が「旅立ち」 出雲大社/神々を覆っているとされる絹の布と移動する神職=島根県出雲市の出雲大社で、山田英之撮影 https://t.co/Z3x5hEBJRX pic.twitter.com/rBJGMjCTpt
— 銀河系ニュース速報 (@NEWS333) 2016年11月17日
「神等去出祭」の様子はまるで平安時代へタイムスリップしたよう。神様がそれぞれの地へ帰っていく様子を肌で感じてみたいな~
ちなみに「縁結大祭」へ参列するには、出雲大社への事前申し込みが必要です。
これらの神事は一般公開されていないものもあるので、お出かけの際はチェックを忘れずに!
「神無月」まとめ
神無月について
- 「神無月」旧暦の10月のこと
- 現在の太陽暦に当てはめると、10月下旬~12月上旬にあたる
- 「神無月」の由来は各地の神様が出雲大社へお出かけし、いなくなることからきている
- 出雲大社では、集まった神様をお迎えし「神在月」と呼ぶ
- 「神在月」は旧暦で数え、太陽暦と数日ずれが生じるので、毎年日にちが変わる
- 出雲の「神在月」にはたくさんの神事が行われ「縁結び」もその一つ
「神無月」にまつわるこんなお話があったとは、私も全く知りませんでした!
パワースポットもいろいろ調べるとおもしろそうですね。
ところで、地域の神様ですが、「神無月」の間、出雲には行かず留守を守る神様もいるんですって。お近くの神社に神様がいなくなる訳ではないので「神無月」の期間を避けたりなどの心配はいらないそうですよ。
「灘」と聞いて私が真っ先に思い浮かべるのが、秀才軍団の灘中学・高校です。 特に灘高校は毎年信じられない数の生徒が東大や京大といった難関大学に進学し、高校生ウルトラクイズなどでも常連校となっています。 […]