化粧品の使用期限はなぜ非表示?未開封と開封後で期限は違う?

  • 2017年4月12日
  • 2020年3月15日
  • 美容

化粧品の使用期限

 

先日、嫁と一緒に衣替えをしていたときに、タンスの奥から旅行用に買った未使用の化粧水が出てきました。

果たしていつ買ったのか…?

の記憶が全くないものの、嫁曰く確実に1年以上前のものなのは確か。

 

そこでふと思ったのは、、、

「コレってまだ使えるかな?」

ということ。

 

一般的に化粧品などは食品と違い、使用期限の認知は低いものですよね。

食品は消費期限というものを意識しながら買い物をしますが、化粧品を買うときは中々そこまで意識が届きません。

私も以前であれば全く気にしなかったところですが、お正月に嫁の実家に帰省した際のあるエピソードの影響で、凄く気になるようになってしまいました。

 

というのも…嫁の母はTVショッピングで白髪染めシャンプーを大量に買い溜めしています。

セット料金の方がお得なので、買い溜めしてしまう気持ちは凄くわかるんですが、問題なのは消化し切れないところ。

で、嫁の実家から家に帰るときに、もらって帰れそうなものを、嫁とお義母さんと2人で整理していたところに、案の定その未使用シャンプーが大量に出てきたんです。

 

そこで驚いたのは、封を切ってないのに、そのシャンプーの樹脂製の容器が凹んでいたこと

それはもう、商品の一部の成分が何らかの影響で化学反応のようなものを起こし無くなったとしか思えない状態でした。

 

そして今まで、あまり考えたことがありませんでしたが、

化粧品の使用期限ってどうなっているの?

とつい考え込んでしまいました。

 

どんな化粧品にも中身が腐らないように、少なからず保存するための成分などは入っているでしょう。

当然消費するものなので、化粧品にも期限は存在するのでしょうが、そもそも化粧品に使用期限の表示って書いてないことが多いと感じるのは私だけででょうか?

 

たまたま我が家にあった化粧水を代表とする化粧品に表記がないだけかもしれませんが…

そんな折にタンスの奥からでてきた未開封の化粧水。

嫁の実家での白髪染めシャンプーの件と同じようなことが、我が家でも起きたわけなんです。

 

ということで、そんな疑問を解消するちょうど良い機会だと思い、化粧品の期限について調べてみました。

未開封のものと、開封後のもので比べながらまとめてみましたので、判断の目安が知りたい方は読み進めてみてくだい。

 

未開封化粧品の使用期限は?

未開封の化粧品

 

冒頭で書いたように、化粧品にも使用期限はあります

 

全く知らなかったのですが、実は化粧品の使用期限については、厚生省が1980年に薬事法で規定しているんです。

 

その規定によれば、

化粧品に関しても食品同様に期限を過ぎると、身体への何らかの悪影響を及ぼす可能性がある

と、その危険性に言及されています。

 

でもここで、

じゃあどうして化粧品には使用期限が明記されていないの?

という疑問が沸きますよね?

 

その理由ですが、この薬事法で同時に次のように認められているからなんです。

3年の品質保持が出来る場合は表示の義務はない

 

つまり、化粧品は、そのほとんどが使用期限の表記がない方が多いと思われるので、

使用期限は3年

であることになります。

 

もちろん保存状況にもよりますが、この事実がある限り、お義母さんの白髪染めシャンプーも、嫁の化粧水も、まだ使用できそうということがわかりました。

 

しかし裏返せば、義務付けられていないので、

メーカー側はいくらでも誤魔化せるのでは?

とも言えますよね…。

 

ただそうやって根本から疑ってしまうと、全てが怪しく感じるので、やはり化粧品はちゃんと信頼できるメーカーのものを使った方が安心ということになります♪

 

 

開封後の使用期限は?

開封後の化粧品

 

さて、未開封の化粧品の使用期限は、おおよそ3年であることがわかりました。

しかし化粧品は毎日使う物。

封を切らないままということは滅多にないので、

開封後はどれ位使用できるのか?

がやはり気になりますよね。

 

で、この開封後の使用制限については、アイテムによってかなり違います。

以下に主な化粧品の目安となる期限をまとめてみたのでご覧ください。

 

開封後化粧品の使用期限

  • リキッドライナー 3ヶ月
  • スキンケア製品(化粧水、洗顔、クレンジング剤など): 6ヶ月
  • リップ、グロスなど : 6ヶ月
  • 日焼け止め 6ヶ月
  • ファンデーション類 : 6ヶ月

 

いかがですか?

 

この情報をうちの嫁に教えたところ、

えっ〜!短すぎっ!!

と思わず悲鳴を挙げていました。

もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。

 

私の嫁は、日焼け止めなんか今まで1年で使い切ることはなく、平気で翌年も使ったりしていたそうです。

それが、本来は半年だけの使用期限だったなんて…

やばいですよね!

 

しかし全体的にイメージ通りというか、やはり未開封のものに比べ使用期限は圧倒的に短いです。

これはやはり、空気に触れて酸化してしまう影響が大きいのでしょう。

 

 

まあ、あくまでも目安なので、使用期限など、あまり気にしない方もいらっしゃるかもしれません。

でもこの酸化してしまうという事は、菌が増殖しやすい状態であることは認識しておきましょう!

場合によっては肌のトラブルの他にも炎症などを引き起こす事もあり得るのです。

化粧品による肌トラブル

 

ですから、

勿体ないから…ちょっと位期限が過ぎても使おう!

という考えは非常にリスクが高いことなのです。

 

スキンケアという観点からすれば、

開封したら速やかに使用する!

が原則となります。

 

上でお伝えしたように、おおよそ半年程で期限を迎えるものが大部分。

そんな中、リキッドライナーのように3ヵ月と短い場合もあるので、使用上の注意などには必ずよく目を通しておきましょう!

 

 

使用期限が切れた化粧品ってみんなどうしてる?

開封後の化粧品

 

化粧品を計画的に使っていたとしても、どうしても使い切らないケースがありますよね。

そんな時に使用期限が切れたその余った化粧品はどのように扱ったら良いのでしょう?

 

と言っても、前述したように使用期限が切れたものはスキンケアの面ではよくないので、

原則は処分(捨てる)

です。

 

ネット上の口コミを見てみると、中には化粧水を入浴剤として使っているという方がいらっしゃいました。

だけどこれは、使用期限前であれば良いのですが、期限切れであれば、お肌には逆効果なので気をつけましょう!

 

 

また、リップに関しては新製品が出る頻度が多いのですが、

  • 買い替えのために目安の期間を過ぎたら迷いなく捨てる
  • 期限が過ぎても使い切ろうとする

という、ほぼ真っ二つの意見がありました。

 

ただ言うまでもなく、美のためには前者になるべきです。

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「化粧品の使用期限」まとめ

化粧品の使用期限

 

化粧品には、使用期限が明記されていないので、特に未開封品に関しては、一見、永遠に使えそうと勘違いしやすいです。

ところが、実際は3年という期限が決められていました。

法律上でも期限が切れた場合の危険性を訴えているので、今すぐ現在使用している化粧品の変色や匂いなどを確認してみると良いかもしれません。

 

 

また目安があるからと、管理を雑にしてしまうと化粧品とは上手く付き合って行けません。

保管する場合も、直射日光などを避けるなど十分気を付けて行きましょう♪

 

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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