「マーマレード」と「ジャム」はそーっくりですが、その違いは何でしょうか?
我が家ではジャムは常備品ですが、マーマレードは持ち合わせていません。
料理のレシピに「マーマレード 小さじ2」なんて書いてあると「ジャムでいいよね?」と思ってしまいます。
これって間違い?
そこで改めて、マーマレードとジャムの違いについてまとめてみました!
マーマレードとジャムの違いを解りやすく解説
マーマレードとジャムの大きな違いは、一言で言うと
なんです。
と私は驚いてしまったんですが、あなたもそう思いませんか?
それでは、もう少し詳細をわかりやすく説明してみましょう!
2つとも作り方はほぼ同じです。
マーマレードもジャムも、砂糖や蜂蜜などと合わせ、ゼリー化するまで加熱したもので、果物に含まれるペクチンがゼリー化します。
原料が果物でも保存のきく状態にしているんですね。
では、その違いは…
■マーマレード
- かんきつ類の実と皮で出来ている。
- 皮が含まれることで味に苦みが出る。
■ジャム
- 皮は含まれていない。
- 甘酸っぱい味になる。
どちらも大きなカテゴリーでは同じ「ジャム類」になります。
そのジャム類の中で、
のです。
ジャムは、「いちご」や「ブルーベリー」が主流ですが、野菜や花弁も材料に含まれるんですよ!(JAS規格より)
ちなみに花弁は花びらのことです。
私は食べたことはありませんが「バラのジャム」のこと聞いたことがあります。
どんな味なのか気になりますね。
なんだかセレブなイメージですが…。
ところで、最近よく見かけるようになった「コンフィチュール」ですが、実はJAS規格の中にこの名称は出てきません。
「どうして?気になる~」と詳しく調べてみたところ・・・
■コンフィチュール
切らしてしまっていました旅するコンフィチュール @myy_97 さんの
すももとロゼワイン
りんごとシナモンとバニラ
桃とラズベリーを入荷しました。
秋の朝食やおやつタイムに、こんな可愛らしい色合いのコンフィチュールはいかがですか。#藤棚デパートメント #藤棚商店街 #コンフィチュール pic.twitter.com/564yyINxMh— 藤棚デパートメント (@fujidanadp) 2018年10月24日
フランス生まれ。
フランスの調理法「コンフィ」(砂糖や油に食材を浸し保存性を上げる)が名前の由来。
果物などを煮込んで作るジャムとは違い、砂糖漬けにして出た果汁を煮詰め、そこに果肉を漬け込んだもの。
果肉を一緒に煮込まないので、形や色がとてもきれいなんですね。
それで味もコンフィチュールはジャムよりもフルーティーになるんだとか。
以上、単純なことではあったけれど、「マーマレード」と「ジャム」の違いが解ってなんだかスッキリです!
マーマレードとジャムで料理によく使うのはどっち?レシピも紹介
料理という観点からマーマレードとジャムの違いを探ると、
「ジャム」でもいいのでは?と思いがちですが、料理に使う場合、実は味に大きく違いが出てしまいます。
それは…「マーマレード」の独特の苦みと甘み、そして柑橘系の香りは肉料理にとっても合うからです。
こってりとしているだけの味わいに爽やかさが出て食が進みます。
しかも甘みもあるので、料理の甘みを差し引きすれば
私もこれからは積極的にマーマレードを料理に使いたいと思います。
「おすすめのレシピ」
まずは、肉料理に合うソースをご紹介します。
ソースをマスターすると他の料理への応用も効きますね。
以下、レシピの一例です。
鶏肉に合う「さっぱり系のマーマレードソース」
材料
- マーマレード:大さじ3
- 醤油:大さじ3
- 酒:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
作り方
材料を先に合わせておき、鶏肉が焼けたらフライパンに入れる。
このソースがあると、鶏もも肉を塩・胡椒で焼いてソースを絡めるだけでメインの一品になります。
むね肉に使うとお弁当にもいいですよ。
豚肉に合う「濃い目のマーマレードソース」
材料
- マーマレード:カップ1/3強
- 白ワイン:1/2カップ
- 固形スープの素:1個
- 醤油:大さじ2
作り方
材料を入れ中火で10分煮て、最後に醤油大さじ2を入れる。
豚肉をソテーして、ソースを上にのせます。
豚肉との相性ばっちりです!
韓国風焼肉のタレ
材料
- 醤油:大さじ4
- 酒:大さじ2
- 白ごま:大さじ2
- 中引き粉とうがらし:大さじ2
- すりおろしにんにく:1かけ分
- マーマレード:大さじ1
- ネギ(みじん切り):10cm分
- すりおろししょうが:2かけ分
- ゴマ油:大さじ2
作り方
ゴマ油以外の材料をよく混ぜ、最後にゴマ油を加えて混ぜ合わせる。
冷蔵庫で1週間保存可能です。
私も大好きな「コウケンテツさんのレシピ」です。
余談ですが、この方の韓国家庭料理レシピ、間違いありません!
レシピを見ると味が想像できて、マーマレードの役割も解りやすいですよね。
お次は、スィーツレシピです!
ホットケーキミックスで作る「マーマレードのパウンドケーキ」
この前作っておいたマーマレードのパウンドケーキ
お茶します☕️ pic.twitter.com/Ne5hpGdOKc— さかまき (@sakamakimakimak) 2017年4月9日
材料
- ホットケーキミックス:100g
- 砂糖:10g
- 卵:2個
- サラダ油:50g
- マーマレード:60g
作り方
- ホットケーキと同じように生地を作り、マーマレードを混ぜます。
- 170℃のオーブンで30~35分焼く。
- 冷めたら型から出して、上にマーマレードを薄く塗る。
マーマレードは焼き菓子に合います。
甘いだけでなく味が落ち着くので、大人の味わいになりますよ。
一方で、ジャムを使ったレシピは、やっぱりスィーツが多いです。
「イチゴのレアチーズケーキ」
この間カフェでランチしたときのデザート🍰
イチゴのレアチーズケーキ☕️
おいしかったぁぁ💕
イチゴもっと食べたい🍓🍓🍓 pic.twitter.com/8NdwH9gygS— Luna (@Lunanan7) 2018年3月8日
材料A
- クリームチーズ:200g
- 生クリーム:200cc
- 卵:2個
- 砂糖:30g
- イチゴジャム:1瓶(240g)
- レモン汁:大さじ2
- 薄力粉:大さじ3
材料B
- クッキー:100g
- サラダ油:30g
作り方
- Bを崩して混ぜ、型に敷き詰める。
- Aを泡だて器で滑らかになるまで混ぜ、型に流す。
- クリームチーズはレンジで柔らかくしておくのがポイント
- 170℃のオーブンで40分。
- しっかり冷やす。
ピンク色のケーキがかわいいです。
個人的には、スコーンに生クリームと好みのジャムを乗せて食べるのが大好き。
って相当な甘党ですね…。
「マーマレードとジャムの違い」まとめ
見た目がそっくりな「マーマレード」と「ジャム」ですが、こうして比べてみると味や用途は様々です。
- 「マーマレード」と「ジャム」作り方は同じ。
- マーマレードは柑橘系のもので、皮が必ず入っている。
- 「ジャム」は甘酸っぱく、「マーマレード」には苦みや爽やかさが加わる。
- 料理には味の特徴から「マーマレード」が使いやすい。
特徴をきちんと知っていると、それぞれに使いこなせる気がしますよね。
ということで今晩のわが家は、「鶏肉のマーマレードソースかけ」に決定です!