この記事では、オリーブの日(3月15日)が何の日なのか?に関する情報をまとめています。
具体的には、
- なぜ3月15日がオリーブの日なのか?その由来は?
- オリーブの日はいつから制定された?
についてです。
この記事を読めば、あなたの雑学知識が1つ増えること間違いなしですよ。
オリーブの日って何の日?由来は?
その由来は…
1950年(昭和25年)3月15日に昭和天皇が香川県・小豆島の巡幸の際にオリーブの種を撒かれたこと
を記念したことから来ています。
その後、小豆島のオリーブを守る会によって1972年に制定されました。
「オリーブの日」を制定したその裏には
多くの人にオリーブを知ってほしいという願いがあった
とのこと。
今では、小豆島といえば真っ先に「オリーブの名産地」というイメージがすっかり定着した感があります。
そんな小豆島のオリーブの歴史にとって3月15日は大切な日だったんですね。
オリーブの歴史や種類は?
オリーブの歴史
そもそもオリーブの歴史ですが、紀元前3000年頃には、すでに風車を使ってオリーブオイルを絞っていたという記録が残されていて、化石調査などでは、数万〜数十万年前までその存在が確認できています。
地中海沿岸には樹齢3000~4000年の大きな樹もあるんだとか。
樹齢何百年って聞くだけで「うわぁ~」と思わず声が出ますが、何か1桁違う世界ですよね。
どんだけ生命力あるんだよ~
オリーブの樹は「生命の樹」とも呼ばれる由縁ですね。
原産は中近東ではないか?という説が一番有力です。
今ではギリシャ・スペイン・イタリアなどを中心に地中海が中心ですが、世界中で栽培されています。
日本に伝わったのは安土桃山時代。
キリスト教を伝えにやってきたポルトガル人によって持ち込まれました。
現在、日本で入手しやすい海外のオリーブもギリシャ・スペイン・イタリア産が多いとのこと。
日本に伝わってきて約400年経つわけですが、世界のオリーブ史に比べたらヒヨッコだったんですね。
ちなみに日本では当初、薬用として使われてたそうです。
しかも江戸時代の鎖国政策のせいで、入手困難な時期もあったとか。
そして、オリーブの栽培化についてもひと苦労があったようです。
最初に栽培に成功したのは1862年。
当時徳川将軍の侍医であった林洞海さんが、薬用に育てたのが初の成功例と伝わっています。
どうやらフランスから持ち込んだものだったらしいです。
ちなみに小豆島のオリーブの代表格はアメリカ、スペイン産。
オリーブはその昔、相当貴重なものであったことがわかりますね。
オリーブの花言葉
オリーブの花言葉は
- 「平和」
- 「知恵」
の2つ。
それぞれの由来を見ていきましょう。
ます「平和」。
これは旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」の物語に登場することが由来です。
洪水を生き延びたノアたちが、ハトを放ったところ、そのハトがオリーブの若葉をくわえて戻ってきました。
それを見たノアは、洪水が鎮静化し、地上に平和が戻ったことを確信した。
というところから、「ハト」と共に平和の象徴とされたのです。
ギリシャなどの国旗や、国連の国花として用いられているのはこの由来のためだったんですね。
そしてもう1つの「知恵」。
こちらも実は物語が由来で、ギリシャ神話から来ています。
ギリシャの神であるアテナとポセイドンは、ある都市の支配権を争いて、その間にゼウスが割って入り、
としたのです。
ポセイドンが与えたのは「馬」だったのに対し、アテナは「オリーブ」でした。
結局、さまざまな用途に使えるオリーブが勝り、アテナは知恵で勝利したのです。
いつも思うんですが、ギリシャ神話に出てくる神って、神様のくせに争ったり、人を懲らしめたりと、酷い面が目立ちますよね。
私はいつもツッコミ入れたくなるんですが、このアテナが知恵で勝利したのは素直に美しい話だなぁ~と思いました。
「オリーブの日は何の日」まとめ
今回のまとめです。
「オリーブの日」の概要
- 1950年(昭和25年)3月15日に昭和天皇が香川県・小豆島の巡幸の際にオリーブの種を撒かれたことを記念して制定された。
- オリーブの日を制定したのは小豆島のオリーブを守る会。
- 1972年に制定された。
普段何気に使っているオリーブオイル。
オリーブの歴史を見ると、とても貴重なものだったと実感します。
「オリーブの日」はそんな万能選手・オリーブに感謝する日と言って良いのではないでしょうか…。