オスマン帝国外伝_シーズン2第11話あらすじ

オスマン帝国外伝シーズン2の第11話あらすじと感想/暴走するヒュッレムの勘違い

オスマン帝国外伝_シーズン2第11話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン2/第11話」のあらすじと感想について書いています。

 

イブラヒムとの確執を深めるヒュッレムはイブラヒムの筆記帳に毒を仕込みました。

そんな折、アナトリアへの遠征にイブラヒムを指名したスレイマン。

更にハティジェとイブラヒムの息子メフメトの容態が急変してしまいます。

 

これらイブラヒムに降りかかる数々の困難の行く末は・・・?

 

気になる第11話のあらすじをさっそく確認していきましょう。

 

オスマン帝国外伝シーズン2/第11話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「招かれざる客」

 

スレイマンは母后から

「父である先帝を思い出して行く末を心配する…」

と言われたことが気になっていた。

一方母后は、スレイマンが変わってしまったと嘆く。

 

ダイエは母后に

「陛下は子供のころから残酷ではないし将来もそうはならない」

と慰める。

しかし、母后は

「もう私の手には届かぬ」

と悲しむのだった。

 

そこへマヒデブランがやってくるが母后は疲れていると言って追い返す。

 

 

イブラヒムに呼び出されたヒュッレムは狩猟の館で女を囲っているのをバラした事で、脅して来ると思っていた。

ところが、イブラヒムは

「その女性は陛下のとても大切な客人」

だと伝える。

その言葉にヒュッレムは動揺する。

 

その時スンビュルが現れ、イブラヒムの息子メフメトの容体が急変したことを知らせる。

イブラヒムは慌てて屋敷に戻る。

 

 

一方でスレイマンのところへ向かったヒュッレムは、スレイマンの機嫌が悪いのを見て

「何か悩みがあるの?」

と尋ねるが、スレイマンは

「一人にしてくれ」

とヒュッレムを追い返す。

そこでヒュッレムは、真実を知るためハティジェのところに向かうことにする。

 

 

イブラヒムの屋敷では、具合が一向に良くならないメフメトに、ハティジェは焦ってパニックになっていた。

ニギャールと女医の薦めで野生梨の煮出した汁で沐浴をさせる。

イブラヒムはそれを見て医者を変えるように指示。

 

そこへヒュッレムが訪ねてくる。

 

 

その頃、イザベラ王女を救出しようと、狩猟の館に近付くフリードリヒだったが、トルコ語に苦戦し、衛兵に怪しまれる。

焦ったフリードリヒ王子は警護を強引に突破しようとして揉み合いになってしまう。

騒ぎを聞いたイザベラ王女は窓から顔を出して下を見る。

それに気付いたフリードリヒは思わずイザベラの名を叫ぶ。

慌てたイザベラはメレクを呼び、衛兵にフリードリヒを殺させないように伝えさせる。

 

 

スレイマンはマルコチョールを連れて狩猟の館に向かう。

イブラヒム留守中のイザベラ警護を任せるためだ。

館へ向かう途中、

館の方から目隠しされ手を縛られたフリードリヒが衛兵に連れられ歩かされて来た。

マルコチョールはイタリア語でフリードリヒに尋問。

フリードリヒの正体を知ったマルコチョールは目隠しをとり、スレイマンの前にひざまづかせる。

 

 

スレイマンはフリードリヒの軽挙妄動に呆れ、「政治的ミスだ」と言い放つ。

フリードリヒは

「使節を送ったのはフェルディナンド大公で自分ではない。海軍にも要請している。」

と嘘ぶく。

それを聞いたスレイマンは

「勇敢さも度が過ぎれば愚かだ」

と伝え、刀を手に取る。

フリードリヒは自分と王女を交換するように願い出るが、スレイマンはフリードリヒを投獄することにする。

 

 

イブラヒムの屋敷に来たヒュッレムは、イブラヒムの筆記帳が無造作に置かれているのを見て不安になる。

持ち直したメフメトをニギャールに渡したイブラヒムが席を外すと、ヒュッレムはハティジェに

「子供をあまり触らせない方が良い」

と諭すが、

「皆気を付けている」

と返される。

 

 

席を外したイブラヒムは訪ねてきたマトラークチュからマルコチョールの伝言を伝え聞く。

そしてボアズケセン牢にフリードリヒが投獄されることになる。

 

 

ハティジェはヒュッレムを追い返そうとするが、ヒュッレムは狩猟の館の女のことを尋ねる。

ハティジェはそれがスレイマンの客人であることを教える。

 

続けて

「それは誰か?」

と尋ねるヒュッレムに

「誰でもいい。(皇帝である)兄上は何時でも誰とでも会える」

と言い放つ。

それを聞いたヒュッレムはショックを受け、宮殿に戻っていく。

 

 

部屋に戻ったイブラヒムはヒュッレムの様子を見て、ハティジェに何かあったのかと尋ねる。

ハティジェは

「ヒュッレムがまた「あの女」の話をしようとした。」

ことを報告。

「ヒュッレムに話したのか?」

と尋ねるイブラヒムにハティジェは、

「今度はあの人が苦しむ番だ」

と言い捨てる。

 

 

宮殿に戻ったヒュッレムはギュルに対し、情報が間違っていたことを詰め寄る。

 

 

イザベラ王女はスレイマンと話をしたいとメレクを通して伝えるがスレイマンはそのまま行ってしまう。

イザベラ王女はスンビュルに

「フリードリヒ王子はどうなるのか?」

と尋ねると、スンビュルは

「首を切られて海に捨てられる」

と答える。

驚いたイザベラはスンビュルに自分の首飾りを渡してスレイマンに会わせてくれるよう頼み込むのだった。

 

 

フリードリヒに面会したイブラヒムにフリードリヒは

「漁師の子」

と蔑み、

「皇族と話をさせろ」

と言い放つ。

それを聞いたイブラヒムは突然フリードリヒの首を締め上げる。

その様子にマルコチョールは慌ててて割って入りイブラヒムを制止。

 

 

イブラヒムは

「誰がお前を手引きした!」

と詰め寄るが、フリードリヒは

「お前には答えない」

と拒否。

それを聞いたイブラヒムはアルヴィーゼを呼びにいかせる。

 

 

その夜、母后はハティジェを訪ねてイブラヒムの館にやって来る。

ハティジェはイブラヒムがイスタンブールに残れる事を期待するが、母后は「決定は変わらない」と伝える。

そして母后はハティジェに

「家臣の前で皇帝を非難してはいけない」

と諭すのだった。

 

 

宮殿で一人になったスレイマンは母后の言葉をまだ気にしていた。

そしてスレイマンはスンビュルを呼び、母后が帰ってきたら知らせるようにと指示する。

このときスンビュルはイザベラ王女からの伝言を伝えるが、スレイマンは苛立ちスンビュルを下がらせる。

 

スレイマンの部屋を出て戻ってきたスンビュルにギュルはヒュッレムのところへ行くように伝える。

ヒュッレムは部屋に来たスンビュルからイザベラ王女の事を聞き出そうとするが、スンビュルは

「話すと首をはねられる」

と言って部屋を退散。

その言葉にヒュッレムはそれがスレイマンの命令である事を悟る。

 

 

アルヴィーゼの屋敷に来たマルコチョールは強引にアルヴィーゼを連行する。

引き続き尋問を続けていたイブラヒムは

「カール5世は、イザベラ王女を見捨てたのか?」

と聞くと、フリードリヒは

「カール5世はオスマン帝国を滅ぼす」

とだけ言い放つ。

そこへアルヴィーゼが連行されて来る。

 

アルヴィーゼは

「フリードリヒがなぜここにいるのかは知らない」

ととぼけ、

「案内したのは自分ではない」

と言い訳する。

するとイブラヒムはアルヴィーゼに対し、オーストリアの使節にフリードリヒも捕虜にした事を伝えるように命令するのだった。

 

 

宮殿に戻った母后だったが、スレイマンからの面会要請を断る。

 

 

イブラヒムはニギャールに留守中のハティジェの事を頼む。

ハティジェは

「イブラヒムを行かせないようにスレイマンに頼む」

と言うが、それを聞いたイブラヒムは

「陛下に誤解されます」

と怒り出す。

それでもすがるハティジェにイブラヒムは「モハーチで勝利に導いた私は必ず戻る」と慰めるのだった。

 

 

翌朝イブラヒムはアナトリアへ向かう前の挨拶のため宮殿に立ち寄る。

フリードリヒを手引きしたのがアルヴィーゼであるというマルコチョールの意見を遮り、イブラヒムは証拠がないとたしなめる。

 

スレイマンもアルヴィーゼの利用価値を認め、目が届く間は構わないと気にしてない様子。

 

 

イブラヒムは遠征に出発しようと部屋を後にするが、スレイマンがマルコチョールを重用していることに不安を抱く。

 

 

部屋を出たところでイブラヒムはヒュッレムと鉢合わせする。

ヒュッレムは

「庭の偶像が守ってくれる」

と嫌みを言う。

それを聞いたイブラヒムは

「陛下は最近特別に忙しいのでお前の相手はできない」

と言って逆に挑発する。

 

 

イブラヒムが出掛けた後、ハティジェは

「庭の彫像が不吉だ」

と言い出す。

ニギャールが

「大宰相が悪いものを置くはずありません」

とフォローするが、ハティジェは

「口を出すな!」

と怒り、

「メフメトを一人にするな!」

とニギャールを家の中に戻らせる。

 

 

その頃、イザベラ王女は

「スレイマンが来るまで食事をしない!」

と言い出していた。

「早く会わないとフリードリヒ王子が殺される」

と嘆くが、メレクは

「皇帝の意見は絶対であり、例え王女さまでも変えられない。」

と伝える。

 

 

そしてオーストリアの使節たちがアルヴィーゼと共に宮殿にやってくる。

スレイマンはオーストリアの使節と面会するが、使節が

二人を救出するために身代金を用意している

という事を聞いて失笑するのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝シーズン2/第11話の感想

 

フリードリヒは見事に(?)捕まってしまいました。

いくらドラマとは言え、一人で乗り込むとは浅はか過ぎますよね。

この行動を見る限り、フリードリヒは余り賢くないことが露見しましたが、そのせいでオーストリアの使節は随分と慌てたことでしょうね。

 

結果的にイザベラ王女を返してもらうために来たのに人質がもう一人増えてしまったわけで、当然交渉の条件も変わってきてしまいます。

現代のように電話があれば別ですが、オーストリア本国との連絡にも時間が掛かるし、交渉は長引くことになるでしょう。

それにしても上官がバカだと下々は尻拭いに苦労しますね。

オーストリアの家臣たちには同情します。

 

 

スレイマンの前に引き出されたフリードリヒは

「自分を捕虜にする代わりにイザベラを解放するように」

と頼みましたが、スレイマンは、フリードリヒが物事の分別がなく取るに足らない相手と見限り、オーストリアの使節にイザベラとフリードリヒを捕虜にしていると伝えるわけですが、スレイマンはオーストリアに一体何を期待しているのでしょう?

話の流れから「金」でないのは明らかです。

 

では何でしょう?

  • 領地でしょうか?
  • それとも…?

 

何れにしても、きっとオーストリア大公も頭が痛いのではないでしょうか?

フリードリヒは大公の従弟ということなものの、そこにどのくらいの政治的価値があるのか・・・?

果たして領地と引き換えにするほどの価値があるかは正直疑問です。

スレイマンの真の狙いがどこなのか?今後の展開に注目しましょう。

 

 

ところでフリードリヒはボアズケセンの牢に入れられました。

ボアズケセンという名前はイスタンブールの地図でみるとBoğazkesen Cd.(ボアズケセン通り)というのがあります。

 

 

はっきりした牢獄跡などが無いようですが、きっとその辺りに牢獄があったのでしょう。

わざわざ牢獄名が出てきたので、そんなに有名なのか?と調べてみましたが、おおよその場所の見当以外は特に情報はありませんでした。

 

 

それにしてもマルコチョールは、ここぞとばかりにアルヴィーゼを悪く言ってますね。

まあ、確かにアルヴィーゼが手引きしたわけですが、イブラヒムもスレイマンもアルヴィーゼの利用価値を知っているので、その事実が明白だったとしても彼を問い詰めません。

マルコチョールも今後出世していくためには、その辺の知識も必要でしょうね。

イケメンなんで頑張ってほしいですw

 

 

ところでイブラヒムは、

  • スレイマンがマルコチョールを重用するようになったことに嫉妬しているのか?
  • それとも、取って代わられることを恐れているのか?

すごくナーバスになっている感じです。

 

 

スレイマンはスレイマンで、母后に言われたことが引っ掛かっています。

先帝セリム1世は非情で残忍だと言われてきました。

その父に似てきたと言われたスレイマンは戦慄します。

なぜなら

スレイマンにとってはそれが一番恐れていることだから

です。

先帝である父を反面教師にし、寛大で公平な帝王であろうと心に誓っているスレイマンですから…。

 

 

今スレイマンはアナトリアの反乱、イザベラとフリードリヒの処遇という政治的問題を抱えています。

それだけでも大変なのに、そこへ大局がわかっていない癖に口出して来る女たち。

スレイマンが相当イラつくのも無理ありません。

 

しかし、母后はさすがに年の功と言うか、スレイマンの様子から、

「これ以上、口出ししてはいけない」

と悟り、ハティジェにもそう伝えましたが、ハティジェは納得できてません。

直接スレイマンに頼みに行く!と言い出したものだから、イブラヒムはスレイマンに誤解を与えると怒り出す始末。

 

そして不安がるハティジェを諭すように「モハーチでの功績」を持ち出し、自分には能力があるので勝って帰ってくると言います。

この他にも

イブラヒムは、だんだん自分の能力を鼻にかけるようになってきました。

 

前にも「私の彫像に民はひざまづく」と言ってましたし…。

スレイマンに見られて慌ててましたから聞かれたくなかったのでしょうね。

シーズン1の中盤まで、あれほど謙虚だったイブラヒムはどこに行ってしまったのやら。

 

 

そしてこの第10話の展開でも

「母后やハティジェを使ってアナトリアに行かなくて済むようにしている」とスレイマンに思われるのではないか?

とビクビクしている様子。

その一方で、スレイマン以外の人間から下に見られるのは許せなくなりつつあります。

 

フリードリヒから「漁師の子」と言われたときには、思わず我を忘れて王子の首を締めてしまいました。

イブラヒムはキレやすい性格です。

家庭でもずっとハティジェを立て続けているイブラヒムは、出自を卑下して卑屈になっている部分と、自分の実力で這い上がったというプライドがせめぎあってるような気がします。

 

大帝国を切り盛りしている自分と、身内に対しては「奴隷」である自分を認識させられるという…何かバランスが取れなくなってきているのかもしれませんね。

スレイマンとも微妙に溝が埋まれてますし、このまま行けばヒュッレムに簡単にやられてしまうのではないでしょうか。

 

 

そのヒュッレムは狩猟の館に囲われているのがイブラヒムのではなくスレイマンの「客人」だと知り、ショックを受けてます。

ただ、この時点ではイザベラは「客人」という名の人質。

でも…

ヒュッレムはスレイマンの「女」だと完全に勘違い

していますよね。

 

もっとも、スレイマンも何となくイザベラを気にしています。

興味があるのは明らか。

これからどんな三角関係に発展していくか興味深いですね。

 

 

さて、冷静になってみると、スレイマンもイブラヒムも女たちが政務に口を出したことに辟易しています。

しかし、女たちはこれからますます存在感を増していくことになっていくのです。

なぜならこの

スレイマン1世の時代は「女人の統治時代」

と言われているからです。

この時代以降、女性が政治に干渉するようになるんです。

そんな女人の統治時代はスレイマン1世以降もしばらく続きます

 

 

ネタバレになりますが、スレイマン1世の跡を継ぐセリムの妻、ヌルバーヌはヒュッレムに劣らず夫を翻弄して…いや、むしろヒュッレム以上に夫を操って政務に関わってきます。

そうやって

オスマン帝国の皇帝が政治から切り離されて官僚による政治が始まっていく

のです。

絶対君主が力を失っていくのは近代化の宿命ですけどね。

 

とにかく、このドラマでオスマン帝国随一の賢帝であるはずのスレイマンが、どのように女たちに翻弄されていくかもこれからの見所になりますよ。

 

 

しかしまずは、オーストリアとオスマン帝国のやり取りがどう進むか、次回を楽しみにしていきましょう。

 

 

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