オスマン帝国外伝シーズン3第39話のあらすじと感想/2人の子の病気

オスマン帝国外伝_シーズン3第39話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第39話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

皇子は「ヒュッレムの間諜」ギュリザールをイブラヒムの元に送り、その処遇を託しました。

イブラヒムはムスタファ皇子暗殺未遂犯としてギュリザールをスレイマンの元に連れて行きヒュッレムを告発するつもりでしたが、リュステムが裏で手を回して、ギュリザールは、

ペルシャの間諜から命じられた

と嘘の証言を残し命を断ってしまう。

この失態にスレイマンは激怒し、ヒュッレムはリュステムの手腕に関心するのだった。

 

吉報を待つマニサに、イブラヒムはどう報告するのでしょうか…

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第39話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「コーランの贈り物」

 

マヒデブランは孫のスレイマン皇子が高熱を出しているのに気づき、慌てて女医を呼びに行かせる。

その頃、ファトマはフィダンと間諜のギュリザールの話をしていた。

ファトマは、

「この件でヒュッレムは自滅する。神は私たちの味方よ。」

とほくそ笑んでいた。

そこにスレイマン皇子の体調不良の知らせが来て、ファトマは慌てて皇子のところに向かう。

 

医師の見立てでは、スレイマン皇子は体が弱っていて、経過を見守る必要があるとのことだった。

マヒデブランは慌てて戻ってきたファトマに、

「皇子から離れてどこに行っていたのか?」

と詰め寄る。

「離れたときは元気でした。」

と弁明するファトマにマヒデブランは、

「お前に世話ができないなら、他の者に任せる!」

と言ってその場を立ち去る。

 

 

ヒュッレムはリュステムにギュリザールの件で感謝を伝える。

リュステムは

「務めを果たしたまで…」

と謙虚に答えるが、ヒュッレムは

「そなたは命の恩人。この借りは返しきれない。」

とリュステムへの信頼を厚くする。

しかしヒュッレムは、

「イブラヒムがこのまま引き下がるはずはない。」

と不安を口にする。

リュステムは、

「奥の手が必要です。大宰相が陛下の寵愛を失えば、敵の多い大宰相は失脚するはず…。」

と返すが、ヒュッレムは、

「今までもいろいろ試したが、なかなかうまくいかないのだ。」

と漏らすのだった。

 

 

スレイマンは御前会議に出席し、断食月に際し、エブッスードに商人たちが食品の公正な取引をするよう監視することを指示する。

それを聞いたイブラヒムは、

「私も目を光らせるので心配ありません。法官殿の対策で充分かと存じますが…」

と付け加える。

スレイマンはパンの見本を見て確認し、材料をごまかさないようパン職人の組合長に厳命する。

また、スレイマンは食中毒防止のため、食器や鍋の洗い方までも指示し、それを聞いたエブッスードは、

「陛下がそのようなことまで指示なさっては、我々の出番がありません。」

と苦笑する。

しかしスレイマンは、

「これは私の責任である。民が詐欺師のせいで苦しむことがないようにしなければならぬ。」

と告げる。

 

スレイマンが退出した後、エブッスードが退席しようとすると、

「明日は私も検査に立ち会う。」

とイブラヒムが声を掛ける。

エブッスードがこれを了承すると、イブラヒムは、

「ご子息の近況は?」

と重臣たちの前で尋ね、

「ご子息も断食月の行動には注意された方がいい。」

と嫌味を言う。

するとエブッスードは、

「それは万人に言えること。誰もが気を付けるべきだ。」

と返す。

 

 

イブラヒムの家に招かれたスレイマンとヒュッレムたちは祈りのあと食事を始める。

スレイマンは、イブラヒムのムスタファ皇子暗殺未遂事件の報告を思い出し、ヒュッレムの事をちらりと見る。

また、ギュリザールの「イブラヒムにそう言わされた」という発言も思い出して、今度はイブラヒムを見る。

スレイマンはハティジェに、

「シャー皇女はいつ来るのだ?」

と尋ねる。

ハティジェは1~2週間で来るハズと答える。

ヒュッレムはシャー皇女が来ると聞いて、

「喜ばしいわ。宮殿に部屋を準備させる。」

と話すが、ハティジェは

「私たちの屋敷に泊まるので必要ない。」

と返す。

 

 

マヒデブランはムスタファと食事をしながら帝都からの知らせを待っていた。

「タシュルジャルが吉報を持ち帰るだろう…」

と楽観的なマヒデブランだったが、ムスタファは

「そうは思いません。父上がヒュッレム妃を罰するはずがない。」

とあきらめ顔で答える。

しかしマヒデブランは、

「ギュリザールの証言を聞けば嫌疑はかかるだろう。」

と前向きに話す。

そこに女官長になったディアナが慌てて入ってくる。

ディアナはスレイマン皇子の容体が急変したと知らせに来たのだった。

 

慌ててマヒデブランとムスタファがスレイマン皇子のところに駆けつける。

ムスタファはスレイマン皇子が病気になったことを知らされていなかったため、

「どうしてこうなったのだ?」

とマヒデブランに尋ねる。

マヒデブランは熱も下がったので回復に向かっていると思ったというが、女医は

「スレイマン皇子は天然痘(てんねんとう)です。」

と告げる。

それを聞いた一同はショックを受ける。

女医は感染を防ぐため部屋の外に出るよう指示する。

ファトマは愛息が死の病にかかったと知って泣き崩れる。

 

 

スレイマンはハティジェと庭に出る。

庭で彫像を見たスレイマンは、以前イブラヒムが

「帝都の海を抱く7つの丘、3つの大陸で臣民は我が彫像の前にひざまずく。」

とつぶやいていたのを思い出す。

ハティジェはスレイマンに

「大事な話がある。」

と切り出す。

ハティジェは

「最近不穏な事件が続いていて不安で眠れない。帝国に暗雲が立ち込めている。」

と嘆く。

スレイマンは、

「暗雲は消え去る。」

と慰めるが、ハティジェは、

「そうは思えない。母上の突然の死以来、不幸なことが続いている。帝国の未来が心配…」

と話す。

 

ヒュッレムたちは屋敷内にいた。

ヒュッレムは、窓からハティジェたち二人の様子を伺っていたイブラヒムのところに近づき、

「心ここにあらずね。」

と声をかける。

イブラヒムは、

「お前は間違った道を急いでいる。いつか足がもつれるぞ!」

と余裕たっぷりに言うが、ヒュッレムは

「そうは思わない。もつれるのはお前の足かも…」

と真顔で言い返す。

 

ミフリマーフはメフメトに、

「ヌルハバルの事をどうするの?」

と尋ねる。

皇子は、

「お前は黙っていればいい。」

と返すが、ミフリマーフは、

「永遠には黙っていられない。」

と決断を促す。

すると皇子は、

「もう決めた。」

とヒュッレムの方に目をやる。

 

ヒュッレムはイブラヒムに、お互いにこの辺で手を引くことを提案し、

「こんな争いを続けても無益だ。」

と言う。

しかしイブラヒムはニヤリと笑い、

「嘘は聞き飽きた。」

と答える。

 

メフメトは、

「ギュルハバルの腹が目立たないうちに地方へ赴任する。このまま黙っていることにする。」

と話す。

それを聞いたミフリマーフは

「間違っているわ。」

と諭すが、皇子は聞く耳を持たない。

 

 

ファトマはスレイマン皇子の部屋に一人残り、泣きながら皇子を見守っていた。

ムスタファとマヒデブランは、宮殿内で天然痘の者はいないのに外に出たこともないスレイマン皇子が突然天然痘になったことに疑問を感じていた。

つい最近までヒュッレムの間諜ギュリザールが身近にいたことから、ムスタファは

「陰謀では?」

と言い出す。

マヒデブランはフィダンにヤクップ医師に連絡するよう命じていた。ヤクップは明日到着すると言う。

それを聞いたマヒデブランは安堵する。

 

 

翌朝ヒュッレムのもとにエブッスードの妻ゼイネプと友人のサビハが現れる。

サビハは高名なシェムセッディン師の妻であった。

サビハはヒュッレムに挨拶をし、夫からの贈り物として特別に作らせたコーランを持参していた。

 

 

メフメトはヌルハバルに、

「赴任地で出産するのだ。それまで妊娠を隠すように…」

と言い聞かせる。

そこにミフリマーフが現れる。

ギュルハバルが退出した後、ミフリマーフは、

「考え直した?」

と尋ねるが、メフメトは

「その必要はない!」

と言って取り合わない。

しかし、ミフリマーフは、

「赴任が中止になったら?あらゆる可能性を考えておくべきよ。」

と、中絶させるよう説得するが、メフメト皇子はこれを拒否する。

それでもミフリマーフは、

「もしも母上に知られたら、中絶の上、宮殿も追放になる。」

と忠告する。

 

 

ヒュッレムはサビハに礼を言い、

「シェムセッディン師にもよろしく伝えて欲しい。」

と話す。

そのサビハから、明日シェムセッディン師がイブラヒムに会うと聞いたヒュッレムは顔を曇らせ、

「それならば、これを大宰相殿に贈ればいい。」

と告げる。

するとサビハは、

「それはお妃様のために作ったものです。」

と答え、ヒュッレムは

「ワクフへの貢献で十分よ。」

と改めて感謝を述べる。

 

 

御前会議でイブラヒムはイタリア遠征の準備についてスレイマンに報告する。

フランスの動きを尋ねるスレイマンにイブラヒムは、

「念のため使者をフランスに送ります。」

と述べる。

スレイマンはフランスが新法王を恐れて裏切るのでは?と勘繰っていた。

イブラヒムは、

「我らこそ恐怖の存在である。誰もオスマン帝国のローマ攻略を止められません。」

と言い放つ。

イブラヒムはメフメト帝のイスタンブール攻略になぞらえ、サン・ピエトロ大聖堂をモスクに変えることを提案するが、フズルは

「イスタンブール攻略は長期戦だった。海戦では長期戦は不可能。」

と述べる。

するとイブラヒムは、

「ベオクラードやロードス島もそうだった。難攻不落の城壁もオスマン軍には不可能はない。ローマの次はスペインを攻略する。」

と豪語する。

 

 

リュステムは変装して市場に行き、オメルと言う男に声をかける。

リュステムはある危険な仕事をそのオメルに依頼し、多額の報酬を払う。

 

 

イブラヒムは

「スペインを攻略し、迫害されているユダヤ教徒やイスラム教徒を保護する。」

と発言する。

それを聞いたアヤスは、

「さすが、広い視野をお持ちで…」

とイブラヒムを持ち上げるが、同時に、

「ローマ遠征が知られたら十字軍が組織されるでしょう。」

と懸念を示す。

するとチョバンは、

「そうなれば相手側はドリア提督が指揮を執るはずです。」

と言うが、イブラヒムは

「我らにはフズル提督がいることを忘れるな!」

と述べる。

それを聞いたスレイマンはフズルの考えを聞く。

フズルは、

「我が司令官たちは実現のために奮闘しております。」

と答える。

イブラヒムは、

「ローマとスペインを陥落させれば、全キリスト教世界が陛下に跪きましょう。」

と進言する。

イブラヒムは全世界をオスマン帝国の傘下に置く事を夢見ていた。

イブラヒムの大きな野望に重臣たちは戸惑いを見せる。

 

 

市場では、リュステムから依頼を受けたオメルが、商人たちの間に、

「イブラヒムがフランスに商業特権を与えるらしい。」

と噂を広め、商人たちの不満をあおっていた。

自分たちは生活を切り詰めているのにイブラヒムは大富豪だ、イスケンデルの財産も横領したのでは?

と噂する。

さらに、

「イブラヒムが実は十字架を身に付ける異教徒だから、異教徒のフランスに肩入れしているのだ。」

と話し商人たちの不安をあおる。

 

 

イブラヒムはスレイマンに、

「メフメト殿下が早く地方赴任したいとおっしゃっています。」

と告げ、

「行先としてアマスヤかコンヤが妥当でしょう。」

と進言する。

スレイマンはペルシャ遠征の褒賞として、俸給を200万から300万に引き上げると告げる。

イブラヒムは感謝を述べながらもメフメト帝の例を挙げ、

「メフメト帝は大宰相マフムトに400万の俸給を与えていました。」

不遜にもケチをつける。

それを聞いたスレイマンは、

「お前は誰と比べている?マフムトはイスタンブールを征服したのだ。」

と格の違いを指摘し、気分を害したスレイマンはその場を立ち去る。

 

 

ミフリマーフはまた、庭でタシュルジャルと密会する。

タシュルジャルはマニサに立つ前にミフリマーフに別れを告げに来たのだ。

ミフリマーフはタシュルジャルの身を案じ、お守りを渡す。

タシュルジャルは、

「皇女様の愛があれば、神のご加護で厄を遠ざけられます。」

と伝える。

しかし、この二人の密会はメフメトに見られてしまうのだった。

 

 

イブラヒムはシェムセッディン師と面会する。

シェムセッディンは土地の問題のことで以前イブラヒムと会ったことがある人物だった。

シェムセッディンは、金で装丁したコーランをイブラヒムに贈るが、イブラヒムは

「なぜ私に贈り物をするのだ?」

と言って激怒する。

イブラヒムはシェムセッディンが自らを有利に導こうとして贈り物をしたと思い、シェムセッディンを追い立てる。

 

 

タシュルジャルが立ち去った後、メフメトはミフリマーフに声をかけ、密会をなじる。

皇子は、

「父上が知れば、(タシュルジャル)は斬首刑だ!」

と脅すが、ミフリマーフは

「ならもう一人も斬首刑ね。」

と笑う。

「誰の事か?」

と尋ねるメフメトにミフリマーフは、

「ヌルハバルのことよ。」

と話し、それを聞いたメフメトは唖然とするのだった。

 

 

エブッスードは市場を見回っていた。

市場でパン屋に声をかけたエブッスードはパンを割って中を確認する。

その後も歩き回って市場を視察したエブッスードは、肉屋が品薄なのを見とがめる。

肉屋は、

「羊が足りない。」

と答える。

驚いたエブッスードは、

「1日4千頭の羊を用意するよう言われたはずだ!」

と肉屋を詰問する。

 

 

イブラヒムはリュステムを呼び、

「なぜまだテケ県に出発していないのだ?」

と詰め寄る。

リュステムは、

「やり残した仕事がある。」

と答えるが、イブラヒムは、

「どんな仕事か察しはつく。早く出発せよ。」

と厳命する。

そこに部下がやって来て、エブッスードが単独で視察に行ったと告げられ慌てる。

 

 

肉屋の組合長を呼んだエブッスードは、組合長から、

「毎年調達しているところから羊が届かない。」

と陳情される。

それを聞いたエブッスードは、

「なぜそのことを報告しないのだ?」

と激怒し、組合長を足打ちの刑に処する。

 

 

ヤクップはマニサに到着するが、スレイマン皇子には軟膏を塗ることしかできないと言う。

マヒデブランは憔悴しきったファトマを休ませようとするが、ファトマは息子の側にいたいと聞く耳を持たない。

ムスタファたちはスレイマン皇子の回復を神に祈る。

 

 

セリムは、自分がコンヤに赴任すると豪語するが、バヤジットに

「無理に決まってる!」

と言われ、喧嘩になる。

そんな皇子たちはスレイマンと一緒に礼拝に向かう。

 

 

イブラヒムのところにマトラークチュが訪ねてくる。

マトラークチュは事件後どうなったのか心配していた。

イブラヒムは

「(状況は)良くない。陛下の考えが読めない。」

と答える。

そこに、エスマヌルが病気だという知らせが届き、イブラヒムは一人でエスマヌルのところに向かう。

 

 

その頃スレイマン達はモスクに到着していた。

 

 

エスマヌルはイブラヒムに不安そうな声で「パパ」と呼びかける。

ニギャールが先に到着していた。

「リュステムが礼拝に向かった後、抜け出してきた。」

と話す。

 

 

スレイマン達がモスクに入ったが、イブラヒムが居ないのを見た男たちが、

「大宰相が来ていない。」

と騒ぎだす。

するとある男が、

「十字架を首に下げる男が来るわけない。大宰相はシェムセッディン師から贈られたコーランを突き返した。

と噂する。

礼拝を終えたスレイマン達がモスクから出てくると、

  • 「大宰相はなぜ来ない!」
  • 「異教徒は教会に通っている。」

という声を耳にする。

それを聞いたリュステムはほくそ笑むのだった。

 

 

翌朝ヒュッレムのところにスンビュルが現れ、シャー皇女がもうすぐ到着すると知らせる。

ヒュッレムは宮殿内にシャー皇女の部屋を用意するよう指示するが、スンビュルはもう手配済みだった。

ヒュッレムは、

「シャー皇女を呼んだのはアフィフェではなくハティジェだ。仲の悪いシャー皇女をなぜ招いたのか?」

と勘繰る。

スンビュルは、

「二人の間に特にいさかいがあったわけではなく、もともと気性が会わないのです。」

と教える。

するとヒュッレムは、【シャー皇女の為人(ひととなり)】をスンビュルに尋ねるのだった…。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第39話の感想

 

ヒュッレムが突き返した金装丁のコーランを、ヒュッレムの意見に従ってイブラヒムに献上したシェムセッディン師。

どうやら何かのトラブルをイブラヒムに相談していたようで、そのコーランを「賄賂」だと思ったイブラヒムは激怒してコーランを突き返しました。

ただでさえ「異教徒」だとして敬虔(けいけん)なイスラム教徒からは忌み嫌われているイブラヒム。

そんなイブラヒムが「コーラン」を突き返したものだから、騒ぎが大きくなりました。

しかも、日ごろの行いが悪いせいか?

 

大事なラマザーン中の礼拝に、エスマヌルが熱を出したせいで参加できなくなりました。

そんな絶妙なタイミングに合わせるかのように、リュステムが仕込んだ男たちが

「大宰相が来ていない!」

と騒ぎます。

この一連の流れはもしかしたら仕組まれていたかもしれませんが、イブラヒムがコーランを突き返したのは事実ですし、やはり疑われる下地があったと言えます。

 

更に、ヒュッレムの突き返したコーランを献上したシェムセッディン師を「賄賂を持ってきた」として追い返したイブラヒム。

それをも巧みに利用したリュステムは、人々に

「イブラヒムは異教徒だ!」

とたやすく騒ぎを起こさせることに成功しました。

この人々の声を聴いたスレイマンはどう感じたでしょうか?

 

 

そして、聖なる断食月だというのに不幸に見舞われているのはスレイマン皇子です。

まだ宮殿から出たこともない皇子が天然痘にかかっているというのです。

宮殿内に患者が出た形跡もありません。

当時、天然痘患者のかさぶたで相手に感染させるという暗殺方法があったようですから、ムスタファが危惧するように陰謀の可能性も捨てきれません。

ファトマは我が子の不幸に不安定になっているようです。

今までさんざん悪行を行っていたファトマですが、我が子のことになると気弱になってしまうのですね…。

ファトマはあまり好きじゃないですが、無辜の命は救われて欲しい…。

果たしてスレイマン皇子は回復するのでしょうか?

 

それにしても、ディアナは大抜擢で女官長になりました。

フィダンは面白くないでしょうね…でも、ギュリザールを信じて暴挙を許したため、マヒデブランの信頼を失っても仕方ないです。

ただ、マヒデブラン自身が人を見る目がないと思うので、ディアナの抜擢も不安しか感じないんですけどね…。

 

 

スレイマンはヒュッレムとイブラヒムを見比べて、どちらを信じたらいいか悩んでいます。

しかし、スレイマンの脳裏に思い浮かぶのは、イブラヒムの今までの問題行動の方が多そうですね。

それも、皇帝を差し置いて自分を大きく見せようとするイブラヒムの権勢欲が特に…。

イブラヒムはまだ権勢を誇っています。

そして、その不遜な態度は次第に鼻につくようになってきてますます嫌な感じです。

特に俸給の額に不満を言うあたりはあまりにも傲慢!!

さすがにスレイマンも、

「お前は誰と比べている?」

とイブラヒムをたしなめました。

 

本当に何様のつもりなのでしょう?

自分は皇帝も意のままに操れると思っているイブラヒムは、スレイマンが自分を高く買っていると思っているのでしょうが、今までの悪行が徐々に表面化してきていますし、何よりもスレイマンの中にイブラヒムへの不審が生まれています。

今後は、今までの様にはいかないでしょうね!

 

 

ところで、エブッスードはイブラヒムに知らせずに市場を見回りに行きました。

イブラヒムが一緒に行くと目立ってしまうからなのか、それともイブラヒムのことを疑っているのか…。

エブッスードに置いてけぼりを食らったイブラヒムは怒っていましたが、私はイブラヒムがなぜ一緒に行きたがるのか解せません。

やはり何か企んでいるのかも…。

そして、見回りの結果、なぜか羊が足りないことが発覚します。

例年、羊を調達しているところから何故か羊が届かないと言うのです。

そのことを何故すぐに言わなかったのか!とエブッスードは肉屋の組合長を罰しました。

本当に、なぜもっと前に報告しなかったのでしょう?

断食月は普段以上に食材が必要なのは毎年のことで分かっているはずなのに…不思議です。

これには、やはり何か裏がありそうですね。

 

 

ヒュッレムはハティジェが、仲が悪いはずのシャー皇女を招待したことに違和感を覚えているようです。

久しぶりに会っても口も利かないほど仲が悪い姉をなぜ呼んだのか…

絶対なにか企んでいますよね?

何のためにシャー皇女を呼んだのか、私も気になります。

少なくても「相談相手」ではないハズです。

口もききたくないわけなんですから。

そして、シャー皇女がどんな人物なのか、何しにやって来るのか?

早く知りたいです。

 

 

ミフリマーフはメフメトに、ヌルハバルの秘密裡での堕胎を迫りましたが、皇子は拒否しました。

愛する女性に苦しみを与える堕胎や自分の子供を殺すことは、やさしい皇子にはなかなか承諾できないでしょう。

そんなミフリマーフはタシュルジャルとの密会をメフメトにも見られてしまい、皇子は

「父上に知られたら、あの男は斬首」

と言いましたが、ミフリマーフは涼しい顔で、

「なら、もう一人も斬首ね」

と返してうやむやにしてしまいました。

素直で純粋なメフメトが、口でミフリマーフにかなうはずがありません…

何せ、ミフリマーフは子供のころから口先と嘘涙で大人を翻弄してるんですから。

 

それにしても、もう大分いろいろな人にばれてしまっているミフリマーフとタシュルジャルの密会…

このままでは、いずれ本当にスレイマンに知られてしまうでしょう。

いい加減、タシュルジャルも辞めればいいのに…。

 

しかも、タシュルジャルは「大事な用事」があったはず。

「ヒュッレム告発」が不振に終わったことをムスタファ皇子に早く知らせなければいけないと思うのですが…

こんなところで油を売っている場合ではないですよね?

やっぱりタシュルジャルは重臣には向いていないと感じます。

聖なる断食月でも後宮には安らぎはなさそうです。

 

 

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オスマン帝国外伝シーズン3の日本語字幕版最速配信は?

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いつになるかは分かりませんが、シーズン2まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン3」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

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