オスマン帝国外伝シーズン3第47話のあらすじと感想/マルコチョール再び!

オスマン帝国外伝_シーズン3第47話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第47話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

断食月明けの祭りはイブラヒムの喪中となり、宮殿での宴は中止になってしまいました。

ムスタファやマヒデブランは、宮殿に向かう前にハティジェのところに立ち寄り、イブラヒムを失った悲しみを共有します。

そこで、孫のスレイマン皇子の死もヒュッレムのせいだと思い込んでいるマヒデブランは、ヒュッレムに復讐する策をハティジェに持ち掛けていますが…。

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第47話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「ハゲワシの争い」

 

悲しみに暮れるハティジェのところにニギャールが訪ねてくる。

ハティジェは戸惑いながらもニギャールと面会する。

ニギャールは、

「断食明けの祝いがこんなことに…」

と声を震わせながらお悔やみの言葉を述べる。

ハティジェはニギャールから目をそらせ、

「どうやって帝都に?」

と尋ねる。

ニギャールは、

「夫と共に戻りました。リュステムが新しい任務を与えられたようで…」

と話す。

ハティジェは

「そうでしょうね…娘のことで来たのなら、私は居場所を知らないわ。」

と言う。

ニギャールは、

「大宰相の謀殺者やお墓さえ惜しむ者たちが、庇護の無い幼子を憐れむと?」

とハティジェを責める。

それを聞いたハティジェは、ハッとして庭の方に目をやる。

庭では男たちが彫像をどこかに持ち去ろうとしていた。

 

慌てて庭に飛び出していったハティジェは、

「どういうことか?」

と宦官に尋ねるが、彫像撤去は陛下の命令ですと答える。

それを聞いたハティジェは撤去の中止を命令し、従わなければ首を刎ねると怒鳴る。

困った宦官は「帝命ですので…」と言葉を濁すが、ハティジェは頑として譲らない。

ハティジェはベイハン皇女に、

「姉上、追い返して!」

と言い捨てて家の中に入っていく。

 

 

リュステムは宰相になったルトフィーに祝いの言葉を述べる。

ルトフィーは、

「陛下のご聖断である。まだ先は長いのでテケ県で経験を積めばチャンスはあるだろう。」

と余裕たっぷりに言葉をかけて帰っていく。

 

 

ヒュッレムはスレイマンの処に行き、断食明けの祭りを見物に行かないか?と外出に誘うが、スレイマンはヒュッレムと目も合わせず、

「後にしてくれ…」

と言って仕事に没頭していた。

ヒュッレムは、

「リュステムが帝都に?」

と白々しく尋ね、

「リュステムには子供たちも懐いているので、(宰相に)適任。」

と話すが、スレイマンは、

「確かに頼りになるが早すぎる。ルトフィーを宰相に任じた。」

と告げる。

それを聞いたヒュッレムは、顔をこわばらせてシャー皇女のところに行く。

 

 

ヒュッレムはシャー皇女に、

「祝福しに来ました。」

と言い、ひきつった笑顔でルトフィーの宰相就任を祝う。

シャー皇女は、

「兄上が相応とみなされたのなら光栄だわ。」

と白々しく言う。

ヒュッレムは、

「この職務は担うのが非常に困難。イブラヒム殿のことが頭をよぎる。」

と嫌味をいう。

それを聞いたシャー皇女は、

「夫はイブラヒムとは違う。」

と返し、ヒュッレムの顔を見ながら、

「私が妻だもの…私もハティジェとはちがう。」

と言い放つ。

 

 

騎乗の男たちが森の中の道を走る。

それはマルコチョールと供の者たちだった。

休憩していた彼らを伏兵が囲み、一緒に来なければ殺すと命じる。

するとマルコチョールは、

「お前たちに私が殺せるかな?」

と、一緒に行くことを拒否すると、兵士たちは剣を抜いてマルコチョールに襲い掛かる。

 

 

バチカンにイブラヒムが処刑されたという一報が入る。

驚いた法王は処刑理由を枢機卿に尋ねるが、枢機卿は、

「わからない。傲慢さが皇帝の逆鱗に触れたのではないか?」

と述べる。

すると法王は、

「吉報だ。スレイマンが有能なイブラヒムを自らの手で葬ったことは自分たちに有利だ。」

と喜ぶ。

そこに、

「ヴェネチア兵を装ったモルダヴィア兵にマルコチョールに奇襲させた。」

という報告が入る。

マルコチョールを襲わせたのは法王だった。

法王はヴェネチアが、対オスマン帝国で自分たちに足並みをそろえるよう画策していたのだ。

 

 

マルコチョールは

「ヴェネチア兵を装ったモルダヴィア兵」

をなで斬りにし、逃げようとする一人を追いかけ、短剣を投げて仕留める。

 

 

ギュルフェムはアフィフェに、

「女官を一人連れてきた。後宮で使えさせる。」

と言って「ファーリエ」を紹介する。

それは…名前を変えたディアナであった。

 

 

ヒュッレムは自分の思い通りにならなかったことにイラ立っていた。

シャー皇女が、ハティジェのところに行ったとスンビュルから聞いたヒュッレムは、

「敵対する【悪の同盟】にシャー皇女も加わった…」

とつぶやく。

スンビュルは、

「姉妹として訪問しただけでは?」

と言うが、ヒュッレムは、

「なら、なぜ夫を御前会議の一員に?」

と言い、シャー皇女が

「私はハティジェとは違う!」

と言った話をする。

スンビュルは、

「シャー皇女は分からないが、ハティジェ様は復讐の機会を狙っているはず…」

と述べる。

しかし、ヒュッレムは、

「(ハティジェは)大した敵ではない。シャー皇女の方に注意するように!」

と命じる。

 

 

ムスタファはイブラヒムの執務室であったところでアヤスに面会する。

皇子はアヤスに、大宰相就任の祝いを述べ、

「誰があなたを御前会議に推薦したのだ?」

と尋ねる。

アヤスは自分を推薦したのはイブラヒムだと答える。

皇子は、イブラヒムが数々の偉業を成し遂げたことを挙げ、

「イブラヒムほどの人材はもう現れないだろう…」

と話す。

それを聞いたアヤスは、

「私は(イブラヒムの)指揮下で勝利を経験しました。」

と答える。

すると皇子は、

「あれほどの功績があったにも関わらず、今はいない。イブラヒムの処刑は皆への警告だ。特に彼の足元にも及ばぬ者たちへのな。」

とアヤスの顔を見る。

そして皇子はアヤスに、

「もっとも大事なのは王朝だ。王朝と我が一族のために仕えてくれ。」

と頼む。

 

 

彫像が取り除かれた庭を見つめるハティジェ。

そんなハティジェをマヒデブランは、

「これでよかったのです。彫像を見れば思い出して、辛くなるだけです。」

と慰めるが、ハティジェは、

「兄上が彫像撤去を命じた。兄上はイブラヒムの痕跡を消し去ろうとしているのよ。」

と嘆く。

ハティジェは、

「そんなことをしても、あの人の帝国への貢献や功績は、この世が続く限り語り継がれていく。」

とつぶやく。

 

ギュルフェムと共にシャー皇女がハティジェの家に向かっている。

ギュルフェムから、ニギャールがハティジェを訪ねてきたと聞かされたシャー皇女は、

「よく顔が出せたものだ。」

とあきれるが、

「娘の行先を探しているのでしょう。」

と聞かされる。

 

ハティジェはマヒデブランから、ディアナを「ファーリエ」として後宮に入れたと聞かされる。

外を覗っていたベイハン皇女が、シャー皇女が来たことを告げる。

マヒデブランは、夫が宰相になったシャー皇女を味方につけるべきだと伝えるが、ハティジェは、

「みなハゲワシね…」

イブラヒムの死を利用しているのだとつぶやく。

それでもマヒデブランは、ルトフィーを味方につけるためにもシャー皇女を仲間に引き入れるべきだと説く。

 

そこにシャー皇女が入ってくる。

マヒデブランはルトフィーの昇進を祝うが、ベイハン皇女は、

「念願かなったわね…」

と嫌味を言って部屋から出ていく。

 

 

ヒュッレムは「悪の同盟」を何とかしなければいけないと考えていたが、スンビュルは、

「余計な行動をして、立場が悪くならないようにすべです。」

と諭す。

するとヒュッレムは、

「今夜宴を開く。」

と言い出し、スンビュルに宴の準備をするよう命じる。

スンビュルは、

「イブラヒム殿の喪中ですし、皇女様方の手前もあります。」

と難色を示すが、ヒュッレムは、

「後宮の支配者は皇女たちではなく私。誰にも邪魔はさせない!」

と豪語する。

しかしスンビュルは、

「陛下がご気分を悪くされるのでは?」

と意見する。

 

 

マヒデブランはシャー皇女に、

「シャー皇女が帝都に残ればヒュッレムが悔しがるだろう…」

と話すが、シャー皇女は、

「そんなことはどうでもいい… 」

と答える。

それを聞いたハティジェは、

「重要なことよ。」

とつぶやき、

「ヒュッレムが私と同じように苦しめばいい。」

と述べる。

マヒデブランは、

「いずれそうなるでしょう…」

とハティジェを慰める。

そのやり取りを聞いていたシャー皇女は、

「何のこと?」

と尋ねるが、マヒデブランは、

「神が近く(ヒュッレムに)罰をお与えになりましょう。」

と答える。

それを聞いたシャー皇女は、

「そうね、罪には代償が伴う。」

と言う。

 

シャー皇女が子供たちのところに行った後、マヒデブランは、

「私たちの「策略」をシャー皇女にも話した方がいいのでは?」

と切り出すが、ハティジェは、

「事情を知る者は少ない方がいい。姉の心は気まぐれなので、いつ寝返るかわからない。」

といって、シャー皇女を味方にすることを拒む。

 

 

後宮では新しく女官になったファーリエが側女たちにてきぱきと指示していた。

しかし、指示を無視するものもいる。

すると、言うことを聞かない側女をファーリエはビンタし、

「私をなめないで。規則を守らない者は容赦しない!」

と警告する。

そこにスンビュルが通り掛かると、ファーリエは

「私は旧宮殿から来ました。」

と嘘を言う。

スンビュルが、

「何の騒ぎか?」

と尋ねると、ビンタされた側女が、

「罪もないのに叩かれました。」

とスンビュルに抗議する。

しかしファーリエは

「不服従は大罪。」

と返す。

それに抗議する側女をスンビュルはしかりつける。

 

そこにアフィフェが登場する。

スンビュルは今夜断食明けの宴を行うと伝える。

それを聞いたアフィフェは驚くが、スンビュルは【ヒュッレム妃の命令】であることを伝える。

 

 

ムスタファはイタリア遠征の事についてスレイマンと話をしていた。

スレイマンは、

「敵が結ぶ同盟を見て遠征の日を決める。」

と話す。

ムスタファは、

「フランスはいずれ法王やカールの圧力に屈してしまうでしょう。」

と述べる。

それを聞いたスレイマンは、

「お前ならどうする?」

と皇子の意見を聞く。

皇子は、

「私なら今すぐ遠征に発ち、同盟を結ばせません。」

と答える。

二人が話しているところにメフメトがやってくる。

 

 

リュステムは大宰相アヤスを呼び留める。

リュステムは、アヤスが推薦してくれたのになぜ自分ではなく、ルトフィーが宰相になったのか?と尋ねる。

しかし、アヤスは、

「陛下の聖断に不服か?」

とリュステムを睨む。

リュステムは、

「めっそうもない。なぜ、あなた様のような重要なお方のご提案が却下されたのです?」

と尋ね、もしかしたら推挙していないのではないかと勘繰る。

それを聞いたアヤスは真顔になり、

「陛下はお前では力不足だとお考えだった。」

と答える。

「あなたの考えは?」

と聞くリュステムに、アヤスは

「重要なのは陛下のご意向だ。」

と笑う。

 

 

スレイマンが、

「ムスタファがそなたも遠征に連れて行こうと提案している。」

と伝えると、メフメトは喜ぶ。

そしてメフメトはスレイマンに、

「もう春になったのに、まだ赴任地が未定なのはなぜですか?」

と尋ねる。

スレイマンは遠征の後で決めると答える。

それを聞いたメフメトは

「話が違います。」

と抗議するが、スレイマンは、

「それが適切だ。」

と言って取り合わない。

ショックを受けるメフメトにムスタファは、

「落胆するな。遠征に出るのだ。」

と言って慰めるのだった。

 

 

タシュルジャルは宦官に何かを指示していた。

そこにミフリマーフの宦官ズルムトが手紙を持ってやってくる。

ズルムトは、

「ヒュッレム妃の絶対命令があります。王女様のためにも会わない方がいい。」

と告げるが、タシュルジャルは、

「口を出すな!」

としかりつける。

 

その様子を窓からマヒデブランが見てしまう。

マヒデブランはタシュルジャルから手紙を取り上げ、ミフリマーフとタシュルジャルが明日密会することを知り、激怒する。

しかし、タシュルジャルは、

「王女様への想いは断ち切れません。」

と言い放つ。

それを聞いたマヒデブランは、

「お前は皇子の同志であり護衛でもある。このままではヒュッレムに利用されてしまう。」

と危惧し、

「私たちとマニサに戻るか?ここに残るか決断しなさい!」

と厳命する。

 

 

ヒュッレムはリュステムから、アヤスがルトフィーの方を支持しているようだと聞かされる。

しかしヒュッレムは、

「シャー皇女がお前の事を知り、横やりを入れたのだ。」

と答える。

リュステムは、自分がルトフィーに口走ったことでシャー皇女の耳に入ったのだと気づく。

リュステムはアヤスに注意するようヒュッレムに警告するが、ヒュッレムは、

「どこまで信用すべきかわかっている。」

と答える。

またリュステムは、

「アヤス殿は弱く、ルトフィー殿は強い。シャー皇女の横やりがあればメフメト殿下の将来にも影響するでしょう。」

と告げる。

しかしヒュッレムは、

「焦らなくても良い。」

とリュステムをなだめ、

「いずれ私が望む通りになる。」

と豪語する。

 

 

その夜、後宮では宴が催される。

賑やかな音楽が流れる中、ヒュッレムはミフリマーフとエスマハンをしたがえて大広間にやってくる。

ミフリマーフはズルムトに目配せするが、その様子をヒュッレムに見られてしまう。

ヒュッレムはミフリマーフに、

「タシュルジャルに会っていないわよね?」

と尋ねる。

ミフリマーフは会っていないと嘘をつくが、ヒュッレムは、

「あの者に次はない!」

と脅しをかける。

 

 

タシュルジャルはマトラークチュと酒場にいた。

二人は酒を飲みながらそれぞれの悩みで落ち込んでいた。

その時、マトラークチュの肩をたたく者がいる。

それは、帝都に来ていたマルコチョールだった。

驚いたマトラークチュは再会を喜ぶ。

 

 

ハティジェは一人イブラヒムの部屋のソファーで眠り込んでいた。

心配して探しに来たギュルフェムに起こされたハティジェは

「何を心配するの?どうせ私は生ける屍。」

とつぶやく。

ハティジェは何日も食事をとっていない。

それでは体がもたないと心配するギュルフェムにハティジェは、

「今や呼吸するのも面倒。思い出に浸って安らぎたいの。」

と述べる。

それを聞いたマヒデブランは、

「ヒュッレムに罰が下るまでは安らげない。後宮では宴が催されている。」

と告げる。

ギュルフェムはマヒデブランを遮ろうとするが、ハティジェは、

「何の宴?」

と尋ねる。

宴が催されている広間に様子を伺いに来たメルジャンは、スンビュルに

「なぜ宴が開かれているのだ?」

と尋ねる。

その時ヒュッレムと目が合ったメルジャンは、そっとその場を立ち去る。

 

エスマハンは、

「帝都に残れて嬉しい。」

と話す。

それを聞いたヒュッレムは、

「ミフリマーフに才色兼備の妹ができて嬉しい。」

と伝える。

ミフリマーフは、

「エスマハンと部屋に下がりたい。」

と言い出すが、ヒュッレムはミフリマーフを引き止める。

 

マヒデブランは、

「ヒュッレムは王女様に苦痛を与えるために宴をしている。」

と答える。

ハティジェはギュルフェムに、

「どういうことか?」

と尋ねる。

ギュルフェムは、

「宮殿ではハティジェ様に配慮して断食明けの祝いをしないことになっていた。それがなぜか方針転換されたのです。」

と答える。

それを聞いたハティジェは、居ても立ってもいられなくなる。

 

 

マルコチョールは、イブラヒム処刑はヨーロッパでも噂になっていると話し、嘆くマトラークチュを慰める。

マトラークチュは、

「どうか皆が幸せに…」

とつぶやく。

マトラークチュは、

「ルトフィーが宰相になった。ルトフィー殿でよかった でなければリュステムが宰相になっていた。」

と話す。

タシュルジャルは、

「アヤス殿がリュステムを推挙していたようだが、うまくいかなかった。」

と述べる。

それを聞いたマトラークチュは、

「あの男は地獄に落ちろ!」

と吐き捨てるように言う。

しかし、マルコチョールはリュステムのことを知らなかった。

マトラークチュは、

「今はその話はしたくない。久しぶりの再会を喜びたい。」

と話を逸らす。

しかし、マルコチョールは、イブラヒムの処刑理由を知りたいと言って場を凍らせる。

 

 

シャー皇女は、夫ルトフィーと共にスレイマンの処に行き、昇進の礼をいう。

スレイマンはルトフィーのこれまでの働きを褒め、

「帝都に留まるための屋敷を用意する。」

と伝える。

シャー皇女は、

「兄上と妹の近くならどこでもいいわ。」

と返事する。

シャー皇女は夫を残し、一人部屋に戻っていく。

 

シャー皇女を待っていたメルジャンからヒュッレムの命で宴が行われていると知らされる。

シャー皇女はヒュッレムが「喪中」を理由に宴を禁止したくせに、なぜ宴を開いたのかと疑念をもち、それは自分に対して喧嘩を売っているのだと悟る。

 

 

スレイマンのところに残ったルトフィーは、自分の後任のアナトリア軍政官としてディヤルバクルのメフメトを推薦する。

スレイマンはアヤスと相談すると言ってルトフィーを下がらせる。

そこに部屋に戻ったはずのシャー皇女が現れ、ジハンギル皇子のところに一緒に行こうとスレイマンを誘う。

 

 

メフメトはムスタファに、自分も地方に赴任したいと愚痴を言うが、ムスタファは、

「お前は父上の信頼も厚い。遠征を経験して成長することをお望みだ。」

と慰める。

しかしメフメトは、

「兄上は僕の地方赴任を邪魔した。」

と言い出す。

驚くムスタファにメフメトは、

「兄上が来てから、父上の気持ちが変わったのだ。父上に地方赴任を反対したのだろう?」

とムスタファをなじる。

ムスタファ皇子はそんな弟を慰め、

「私たち兄弟は、骨肉の帝位争いに利用されない!」

と誓うのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第47話の感想

 

ヒュッレムから宰相にすると言われて喜んで帝都に戻ったリュステムでしたが、スレイマンはシャー皇女の夫ルトフィーを宰相に任命したため、

アヤスが自分を推薦しなかったのではないか?

とアヤスに詰め寄りました。

もともとリュステムを推薦することに乗り気でなかったアヤスは、「陛下の聖断」だと追い払います。

それに腹を立てたリュステムはヒュッレムに、

「アヤスは信用できない。」

と讒言しますが、ヒュッレムは焦らなくてもいいとリュステムをなだめました。

 

アヤスに対しては、余裕たっぷりな素振りを見せているヒュッレムですが、シャー皇女には疑いの目を向けています。

シャー皇女の真意はいったいどこにあるのか…気になります。

 

しかし実際、実務経験のないものが上に立てば、重臣たちの反感を買うでしょうから、事なかれ主義のアヤスにしたらスレイマンが断ってくれて助かったと思っているでしょう。

ただ、すでにアヤスがリュステムを推したということはマトラークチュの耳にも入っているのですから、リュステムを推したアヤスにも反ヒュッレムの敵意が向く可能性があります。

 

ムスタファはそんなアヤスに面会し、アヤスに、

「大事なのは王朝である。」

とくぎを刺しました。

つまり、ヒュッレムに振り回されて国が傾くような事態は避けるべきだと遠回しに言っているんだと思います。

恐らくアヤス自身も、ヒュッレムの駒になりたくないし、ムスタファとも敵対したくないので、これからものらりくらりとヒュッレムの命令を交わしていくのではないでしょうか…。

 

ムスタファはヒュッレムがイブラヒムを処刑させたと敵視していますが、腹違いの兄弟たちには愛情を持っていて、メフメトに自分たちは外野の権力争いに巻き込まれないと約束しました。

しかし、皇子たちの気持ちとは裏腹に、これから彼らは否応なしに権力争いに巻き込まれて行きます。

メフメトはあまりにも素直なので、まさか自分の存在がムスタファを圧迫しているとは全く気付いていないのが、個人的にはもどかしいです。

 

 

ニギャールはハティジェのところに行き、ここでもエスマヌルの行方を尋ねましたが、ハティジェは行先を知りません。

娘の居所を必死に探すニギャールは、ハティジェに庇護者を失った娘の身を案じていると訴えました。

イブラヒムを巡って憎み合っていたハティジェとニギャールは今、どういう気持ちで対面したのでしょうか?

 

 

シャー皇女は、まんまと夫ルトフィーを宰相にすることができましたが、そんなシャー皇女をベイハン皇女もハティジェも冷ややかな目で見ています。

しかし、ヒュッレムは、シャー皇女がハティジェ側についたと思い、嫌がらせのためか宮殿で宴を開きました。

でも、なぜ宴を開くことがシャー皇女に喧嘩を売っていることになるのか…

私なりに考えてみたんですが…

シャー皇女は宮殿に泊まっているので、宮殿で宴が開かれれば、それを知ったハティジェがシャー皇女も宴を開くことに同意したと思って怒鳴り込んで来そうですよね?

そうやって二人の結束を邪魔しようと思ったのではないか?

と想像します。

 

シャー皇女は自分への嫌がらせだと思い、スレイマンの処に行って一緒にジハンギル皇子のところに行こうと誘いました。

これは恐らく、スレイマンにさりげなくヒュッレムの宴を見せてヒュッレムを叱ってもらおうということなのでしょう。

果たしてその狙い通り…

「喪中に宴」を開いたヒュッレムにスレイマンの雷は落ちるのでしょうか?

 

 

ミフリマーフはタシュルジャルからの返事を待っていたので、ズルムトの姿を見て宴を抜けようとしましたが、気づいたヒュッレムがミフリマーフを引き止めました。

一方、ミフリマーフからの手紙を受け取っているところをマヒデブランに見つかったタシュルジャル…

マヒデブランから、

「自分たちとマニサに戻るかここに残るか決断するように!」

と迫られました。

つまり、

ミフリマーフをとるか、ムスタファ皇子を選ぶのかハッキリしろ!

ということですね。

そこまで言われたタシュルジャルは悩んでいるのか、マトラークチュと酒を飲みながら落ち込んでいます。

 

マトラークチュの方も、腐っていて、まるでお通夜のよう…。

そこにさっそうと登場したマルコチョール!

久しぶりに見ましたが、やっぱりかっこいい!!

 

マルコチョールはオスマン帝国を裏切ったモルダヴィアに警告するよう命じられていましたが、

「ヴェネチア兵を装ったモルダヴィア兵」

に襲われました。

もちろん手際よく敵を倒したマルコチョールは、スレイマンに報告するために帝都に戻ってきたのです。

奇しくもミフリマーフの好きな男性が二人、ここで顔を合わせました。

 

このマルコチョールの帰還はミフリマーフの気持ちに変化をもたらすかもしれません。

でも…アイビケとはその後どうなったの??

ストーリーより気になる…w

 

 

ハティジェはマヒデブランの連れてきたファーリエ(ディアナ)を宮廷に女官として送り込みました。

ファーリエは早速、言うことを聞かない側女を張り倒して空気を換えます。

これは、ヒュッレムに自分の存在を知らせるためなんでしょうね。

そして、これだけやり手ならすぐにヒュッレムの目に留まることでしょう。

ヒュッレムはファーリエがマヒデブランの送り込んだ刺客だと気づくでしょうか?

 

 

さて、イブラヒムの死を悼む者たちの気持ちは悲しみから憎しみへと変わりつつあります。

そんな中、反ヒュッレム派はヒュッレムの物理的排除のために動き出したようです。

後宮に女官として送り込まれたディアナ改めファーリエはヒュッレム暗殺を命じられています。

首尾よく後宮に潜り込んだファーリエはこれからヒュッレムに近づいていくことになるでしょう。

 

ヒュッレムがその魔の手からどうやって身を守って行くのか…注目です。

 

 

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン2まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン3」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては「hulu」の1択です!

 

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本ページの情報は、2024年09月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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