オスマン帝国外伝シーズン3第48話のあらすじと感想/動き出す計略

オスマン帝国外伝_シーズン3第48話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第48話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

手駒であるリュステムを宰相にしようと画策していたヒュッレムでしたが、シャー皇女の横やりもあり、結局スレイマンはシャー皇女の夫ルトフィーを宰相に任命しました。

シャー皇女が自分に敵対する【悪の同盟】に加わったと悟ったヒュッレムは、イブラヒムが亡くなったことに配慮して禁止していた「断食明けの宴」を決行しますが…。

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第48話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「報復の誓い」

 

宮殿に到着したハティジェは、アフィフェに、

「なぜこんな侮辱を許したのか?」

と詰め寄る。

アフィフェは慌てて、

「ご説明します…」

と言うが、ハティジェは

「何を説明すると言うの!」

と声を荒げ、アフィフェを押しのけて大広間に入っていく。

中に入ったハティジェは、

「やめなさい!」

と怒鳴る。

その声に側女たちは踊るのをやめ、音曲も止まる。

するとヒュッレムは、

「皇女様、いらっしゃっているとは…」

と、ハティジェに声をかける。

ハティジェは、

「皇帝の婿が亡くなったと言うのに、喪も明けないうちに誰が宴を開いたの?」

と声を荒げる。

ヒュッレムはハティジェに近づき、

「よろしければこの話は私の部屋で…」

と話すが、ハティジェは、

「下劣な女と話すことなどない!」

と吐き捨てるように言い放ち、場を凍らせる。

それを聞いたミフリマーフは、

「お言葉にご注意を…」

と声を上げる。

ハティジェはミフリマーフの方を向き、

「何て?」

と驚いた顔をし、一同は皆ミフリマーフの方を見る。

ミフリマーフは、

「母上を侮辱しないで!」

と言ってハティジェの方をじっと見つめる。

 

ヒュッレムはミフリマーフに部屋に戻るよう命じ、ミフリマーフは大広間を出ていく。

出たところでミフリマーフはスレイマンとばったり出くわす。

ミフリマーフは顔を曇らせ、スレイマンにすがり付く。

 

大広間の中からはハティジェの

「まだ足りないの?イブラヒムを私から奪っておいて!」

という声が聞こえる。

それを聞いたスレイマンは戸惑う。

 

ハティジェはアフィフェに宴をやめるよう命じる。

そこにスレイマンがシャー皇女と共に入ってくる。

スレイマンはハティジェに近づき、

「屋敷に帰れ。」

と告げる。

するとハティジェは、

「イブラヒムの喪中なのに、ヒュッレムが宴を開いている。」

と抗議。

それを聞いたスレイマンは、

私が許可した

と伝える。

驚いてスレイマンの方を見るハティジェとマヒデブラン。

ヒュッレムはその様子を見てほくそ笑む。

スレイマンはハティジェに再度、

「屋敷に帰れ。」

と言ってから、ヒュッレムの方をちらりと見た後、踵を返して部屋に帰っていく。

それを見て、シャー皇女はあぜんとする。

 

 

自室に戻ったミフリマーフにズルムトが声をかける。

ミフリマーフは、

「今はハティジェ叔母さまに会いたくない。」

と言って、タシュルジャルとの密会場所をハティジェの家から宮殿の中庭に変更する。

 

 

ハティジェたちはシャー皇女の部屋に集まっていた。

ハティジェはシャー皇女に、

「なぜ宴を開くのを止めなかったの?」

と迫るが、シャー皇女は、

「私も今知ったばかり。」

と弁明し、

「兄上がなぜ現れたと?兄上に宴を止めさせようと思ったけど、まさか許可されるとは思わなかった…」

と答える。

マヒデブランは、

「ヒュッレムは完全に陛下を凋落してる…」

とため息をつく。

それを聞いたシャー皇女は、

誰のせい?

とマヒデブランに嫌味を言う。

マヒデブランは、

「今度は私が悪いと?母后様のお許しがあれば(ヒュッレムを)始末してました。」

と悔しそうにつぶやく。

しかし、シャー皇女は、

「言い訳は結構!ヒュッレムはマヒデブランだけでなくイブラヒムやハティジェも潰した。」

とつぶやく。

するとベイハン皇女が、

「だから立ち向かわないの?」

とシャー皇女を挑発する。

それを聞いたシャー皇女は、

「私は誰も恐れない!」

とベイハン皇女の方を睨み、

「よく知っているはず…」

と話す。

するとベイハン皇女は、

「じゃあ何をしているの?一族が滅ぼされるわよ。」

と続けるが、シャー皇女は、

「感情的にふるまって何かいいことがあった?そんなことをしていたらヒュッレムが力を増すだけ。」

と持論を展開する。

ハティジェは、

「やり方は任せる。でも、二度とイブラヒムをあの女に侮辱させないで!」

と言い捨てて部屋を出ていく。

 

 

ヒュッレムはスレイマンに、

「王女様には今まで長年侮辱されてきた。イブラヒムの死まで私のせいだと言われている。」

と泣きつく。

さらに、

「これはあなたのご意思への不敬よ。」

と話す。

スレイマンは、

「ハティジェが私への怒りを、そなたに向けているのだ。このことで思い悩まなくていい。」

と諭す。

するとヒュッレムは、

「王女様の苦しみは分かるが、宮殿が喪に服していたら、あなたの決定を否定することになる。」

と続ける。

スレイマンは、

「だから宴を許可した。」

と答える。

そしてヒュッレムは涙を浮かべて苦しそうな顔をする。

その涙を手で拭ったスレイマンは、

「私が暗闇にいるときはその輝く美貌が私を照らす。お前が私の理解者であるのは分かっている。」

と慰める。

 

 

翌朝、中庭でミフリマーフを待つタシュルジャル。

そこに現れたミフリマーフは会えたことを喜び、

「もっと自由に会えたらいいのに…」

と話す。

タシュルジャルは近々マニサに戻らなければならないことを伝える。

ミフリマーフは、

「もっと一緒に居たいけれど、そうなるには時間が必要だとわかってる。」

と言う。

タシュルジャルはミフリマーフの顔をじっと見つめ、マヒデブランに言われたことを思い出し、

「もう二度とお会いしません。」

と別れを告げる。

それを聞いたミフリマーフはショックを受ける。

 

 

ハティジェはミフリマーフが自分に反抗したことにショックを受けていた。

マヒデブランは、

「(ミフリマーフは)母親同様、辛辣だわ…」

と嘆く。

そこにファーリエがやってくる。

「誰にも見られていないか?」

と問うマヒデブランにファーリエは、

「ギュルフェム様の手配のおかげで。」

と答える。

ハティジェから、

「任務についてわかっているか?」

と尋ねられたファーリエは黙ってうなずく。

 

 

タシュルジャルから別れを告げられたミフリマーフは、

「なぜ急に心変わりしたの?」

と責める。

タシュルジャルは、

「これからは恐らく何年も会えません。先の希望もないのに、この状態では恋愛関係を続けられません。」

と答える。

それを聞いたミフリマーフは涙を浮かべながら立ち去っていく。

 

 

ファーリエはスンビュルに取り入ったことを話す。

ハティジェはファーリエに、イブラヒムの喪が明ける前にヒュッレムの命を奪え!と命じ、成功したら何でも望みは叶えると告げる。

 

 

ミフリマーフは怒って部屋にもどり、ズルムトに当たり散らし、部屋に閉じこもる。

部屋で一人になったミフリマーフは失恋の悲しみに号泣するのだった。

 

 

ニギャールはイブラヒムの墓所を一人で尋ねてきていた。

イブラヒムの墓に話しかけるニギャールは、

「私を捨てたあなたを本当は恨むべきなのに、悲しくて仕方ありません。」

と涙を流す。

そんなニギャールに声をかけたのはシャー皇女だった。

そして驚くニギャールに、

「メルジャンにお前を尾行させていた。ここがイブラヒムの埋葬地なのか?」

と尋ねる。

 

 

ヒュッレムはアヤスを呼びつけ、

「就任早々約束を破ったわね。」

と切り出す。

しかしアヤスは、

「手は尽くしましたが、宰相になるにはリュステムは経験不足です。」

と弁明する。

それを聞いたヒュッレムは、

「イブラヒムもそうだった。大宰相になる前は小姓頭で、宰相の経験すらなかった。」

と話すが、アヤスは

「陛下のご意思には逆らえません。」

と答えるのが精一杯。

それでもヒュッレムは再び、リュステムを御前会議の一員にする事をアヤスに厳命する。

しかしアヤスは、

「まず州軍政官にならなければなりません。」

と答える。

ヒュッレムは、

「それなら州軍政官に任じればいい。次はもう言い訳は聞かない。」

とくぎを刺す。

 

 

シャー皇女は、

「他にイブラヒムの墓所を知っているものは誰?」

とニギャールに尋ねる。

ニギャールは、

「埋葬したのはマトラークチュ殿で、私はマトラークチュ殿から教えてもらいました。」

と答える。

それを聞いたシャー皇女は、

「あの人…愛されていたのね。」

と呟く。

シャー皇女は、

「イブラヒムとお前のいきさつはヒュッレムから聞いた。イブラヒムの死は二人の女と子供たちを苦しませている…」

とため息をつく。

そしてニギャールに、

「娘の居所は知らないのか?」

と尋ねる。

ニギャールは、

「知っていたらとっくに引き取っています。」

と答える。

そんなニギャールにシャー皇女は、

「苦しみの元凶は誰か…わかっているわね?苦しませた相手に復讐したくない?」

と尋ねるが、ニギャールは、

「夫の赴任地に帰らなければならないので、私の手で復讐するのは無理です。」

と答える。

それを聞いたシャー皇女は、

「状況は変わるかも。復讐は時間が掛かるので忍耐が必要だ。私の指示に従っていればいい。協力しなさい。」

と持ち掛ける。

ニギャールがそれに同意すると、

「今後はメルジャンを通じて指示をする。」

と告げてニギャールとメルジャンを先に帰らせる。

 

 

一人になったシャー皇女はイブラヒムの墓に声をかけ、

「私がヒュッレムに報復する。」

と誓いを立てる。

 

 

ムスタファはスレイマンに、

「赴任地が決まらなくて腐っていたメフメトを説得しました。」

と報告する。

それを聞いたスレイマンは喜び、

「これからも兄弟で仲良くするように。」

と言葉をかける。

ムスタファは、

「私は明日帰りますが、ハティジェ叔母さまが心配です。」

と話す。

そこにアヤスが、マルコチョールをつれてやってくる。

 

 

ヒュッレムはメフメトを訪ね、初遠征を祝う。

メフメトは、

「赴任地決定が延期になりました。ご存じですよね?」

と皮肉る。

それを聞いたヒュッレムは、

「がっかりするのはわかる。でも遠征の方が重要よ。」

と諭す。

しかしメフメトは、

「私が統治できるということを証明したいのです。遠征はいつになるかもわからない…赴任延期の口実では?」

といぶかる。

ヒュッレムはそんなメフメトに、

「陛下は最良の時をお待ちなの。今は私が中傷されているので、側にいて欲しい。」

と伝える。

 

 

マルコチョールは、

「モルダヴィア領主は、私に朝貢を約束したものの、裏ではカールやオーストリア大公と繋がっているのは明らか。ここに向かう途中『ベネチア人』に襲われました。」

と報告する。

それを聞いたアヤスは、

「あり得ない…」

と驚くが、マルコチョールは、

「ローマ遠征を阻止したいローマ法王の陰謀です。ただベネチアとローマは険悪で、オスマン軍遠征には中立を保つと約束しているので、そんな陰謀は無駄でしょう。」

と告げる。

そして、

「今回帝都に来たのは陛下暗殺を狙っている者がいることを知らせに来たのです。」

と続ける。

ムスタファは、メフメト2世がイタリア遠征中に暗殺されたことを思い出し、

「ローマが遠征をやめさせるために暗殺を計画しているのかもしれない…」

と口にするが、スレイマンは

「我らの寿命は神のみぞ知る。私がいつ死んでも、ムスタファやメフメトがいるので帝国は安泰だ。」

と話す。

 

 

マトラークチュは宮殿に来ていた。

リュステムはマトラークチュに声をかけるが、マトラークチュは目も合わせない。

リュステムは、

「お悔やみが言いたくて…」

と嫌味を言うと、マトラークチュは、

「お前が一番得したな。だが、因果は巡る糸車だ。」

と警告する。

それを聞いたリュステムは、

「糸車を回しているのは俺だ。死んだイブラヒムは守ってくれない。」

とささやく。

カッとなったマトラークチュがリュステムに言い返そうとするが、そこに謁見から戻ったマルコチョールが現れ、マトラークチュを止める。

マルコチョールはリュステムに、

「何か問題でも?」

と尋ねるが、リュステムは、

「マルコチョール殿がいらしているとは知らず…なぜ戻ってきたのですか?」

と尋ねる。

しかしマルコチョールはそれには答えず、マトラークチュを連れて宮殿を後にする。

 

 

スレイマンはマルコチョールの報告を受けて、アヤスに警備を厳重にするよう命じ、特に皇子たちへの警備を怠らないよう指示する。

そしてスレイマンは、ルトフィーの後任としてディヤルバクルのメフメトをアナトリアの軍政官に任命する。

するとアヤスはムスタファの顔色を気にしながら、空席になったディヤルバクルの軍政官にリュステムを推薦する。

 

リュステムはスレイマンに呼ばれ、謁見の間に通される。

テケ県への出発のあいさつをするリュステムにスレイマンは、

「アヤスがお前をディヤルバクルの軍政官に推薦したが、お前の考えは?」

と尋ねる。

リュステムは、

「陛下の命にしたがいます。」

と答える。

するとスレイマンはリュステムを正式にディヤルバクルの軍政官に任命する。

 

 

ミフリマーフはまだ部屋で泣いていた。

そこにヒュッレムがやってくる。

ヒュッレムはミフリマーフが誰も部屋に入れずに居るのを心配し、

「なぜ泣いているのか?」

と尋ねる。

ミフリマーフは、

「よくご存じのはず。タシュルジャルに別れるように命じたのでしょう。」

となじるが、ヒュッレムは、

「私は知らないが、知っていたら邪魔しただろう。」

と答える。

それを聞いたミフリマーフは、

「なぜ『命もささげる』と言っていたタシュルジャルが心変わりしたのか…」

といぶかる。

ヒュッレムは、

「彼の立場ではそれは難しい。ムスタファの忠実な側近である以上、お前との関係を続けることは間違いだったのよ。」

と諭す。

 

 

ミフリマーフとの決別を報告するタシュルジャルに、マヒデブランは満足そうに

「忠誠心を証明したわね。」

と言葉をかける。

そこにムスタファが戻ってくる。

ムスタファはマヒデブランに、

「リュステムがディヤルバクルの軍政官に任命されました。」

と告げる。

それを聞いたマヒデブランは、

「ヒュッレムの差し金ね。」

と言うが、ムスタファは、

「推挙したのはアヤスです。」

と答える。

それを聞いたタシュルジャルは、

「つまり大宰相(アヤス)はヒュッレム妃の配下に…」

とつぶやく。

 

 

エブッスードは息子のアフメトと食事をとっていた。

居心地悪そうなアフメトは食事もそこそこに食卓を去ろうとするが、エブッスードはアフメトを引き止め、

「お前だけが私の言うことを聞かない。お前は学者か?ごろつきか?」

と嘆く。

 

そこにスレイマンが訪ねてくる。

スレイマンは二人が食事中なのを見て、

「邪魔してないといいが…」

と遠慮するが、エブッスードは、

「陛下が来てくれたことは喜ばしいことです。」

と言ってスレイマンを歓迎する。

エブッスードはアフメトを紹介し、アフメトはスレイマンに跪いて衣の裾にキスをする。

スレイマンは、

「噂は聞いている。アフメトは優秀な教授だ。偉大な父には立派な息子がいるものだ。」

と話す。

それを聞いたアフメトはいたたまれず、その場を立ち去る。

 

スレイマンの浮かない顔をみたエブッスードはスレイマンを心配する。

スレイマンはエブッスードに、

「今や睡眠は私の禁忌となった。」

と告げる。

それを聞いたエブッスードは、イブラヒムを処刑したことを後悔していると思い、

「為政者は、時に秩序のためにこのような決断を下されます。」

と慰める。

スレイマンはため息をつき、

「そなたの助言に従って眠っている間にイブラヒムを処刑した。ほんの一瞬うたた寝をしたその間に、イブラヒムはこの世を去っていた。私は苦しんでいるが、いくばくかの重荷は消えた。」

と口にする。

エブッスードは、

「神は大きな山には雪をお与えになります。大きな山のように偉大な陛下には、時に冬も訪れます。」

と慰めるのだった。

 

 

シャー皇女はルトフィーと共にハティジェの屋敷を訪れ、ムスタファやマヒデブランとリュステムの昇進について話していた。

ルトフィーは、

「リュステムの昇進は良い兆候ではない。宰相にするために段階を踏ませているのだ。」

とため息をつく。

ムスタファは、

「それだけではない。アヤスもヒュッレム妃側にいる。」

と告げる。

マヒデブランは、

「ヒュッレム派が帝国を牛耳る。」

と危惧するが、シャー皇女は、

「兄上がお許しにならない。」

と言う。

しかしマヒデブランは、

「陛下がリュステムを昇進させたのだから、あらゆる可能性を考えておかなければなりません。」

と不安を口にする。

しかし、ルトフィーは、

「私が御前会議で目を光らせます。」

とその不安をかき消す。

そこでムスタファは、

「マルコチョールを帝都に残してはどうか?」

と提案する。

それを聞いたシャー皇女は、

「心配しなくてもいい。」

と皇子が民やイニチェリにも人気が高いことを褒め、マニサに帰るよう諭す。

マヒデブランはそんなシャー皇女に、

「救われた気分です。」

と感謝を述べる。

 

 

宮殿に戻ったスレイマンのところにヒュッレムが訪ねてくる。

ヒュッレムはスレイマンにひざまつき、

「世界をくれるより嬉しい。」

とメフメトの地方赴任を延期したことを喜ぶ。

スレイマンは、

「シャー皇女とルトフィーのために屋敷を用意しなければならぬ。」

と言う。

それを聞いたヒュッレムは、

「私が屋敷を手配します、」

とスレイマンに申し出て、スレイマンはこれを了承する。

 

 

ハティジェはイブラヒムと一緒に過ごした日々を思い出し、眠れずにいた。

シャー皇女はそんなハティジェを見舞うが、ハティジェは、

「私はどこにも居場所がない。」

と嘆く。

するとシャー皇女は、

「お前が苦しめば、ヒュッレムが喜ぶだけだ。そなたとの約束は必ず守る。」

とヒュッレムへの報復を約束し、

「勝手な行動は慎み、隠し事もしないように。」

と言うが、ハティジェは

「大丈夫よ。」

と言って、自分たちの計画(ヒュッレム暗殺計画)については口をつぐむのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第48話の感想

 

シャー皇女はスレイマンに宴を見せて、ヒュッレムを叱ってもらおうと思っていたものの、どうやらヒュッレムはスレイマンに許可を得ていたようです。

話を聞きつけて怒鳴り込んできたハティジェも、スレイマンに、

「私が許可した。」

と言われて黙るしかありませんでした。

マヒデブランたちは、スレイマンがヒュッレムの言いなりになっていると思い込んでいますが、スレイマンは宴を許可して、

イブラヒム処刑を自分が後悔していると思われないようにしたかった

のでしょう。

 

イブラヒム処刑についてスレイマンを責める者が居ないものの(ハティジェくらい)、それは逆にスレイマンを苦しめているように見えます。

苦しんだスレイマンはエブッスードに意見を求め、エブッスードは、

「為政者は時にそういう決断をしなければなりません。」

と慰めました。

今回のイブラヒム処刑に関わったのは自分以外ではエブッスードとアヤスだけです。

だから、スレイマンは彼らとイブラヒム処刑の正当性を分かち合いたかったのでしょうか?

エブッスードもアヤスも、イブラヒムが居なくなっても少しも苦しんでいません。

むしろ喜んでいると思います。

 

しかしスレイマンは自分の片腕をもがれたように苦しんでいるのです。

古今東西「秩序のために」寵臣を切り捨てることはよくあります。

有名なところだと三国志ですね。

諸葛孔明はかわいがっていた馬謖を「命令を守らなかった」として軍規違反で処刑しています。【泣いて馬謖を斬る】

それは、寵臣だからと言って特別扱いすれば他の者に悪影響を及ぼすからですが、スレイマンの場合は今更感がありますね…もうとっくに秩序は乱されていますから…。

もっと前にイブラヒムをたしなめていれば、処刑する必要はなかったかもしれません。

 

そもそもはスレイマンが、ただの小姓頭だったイブラヒムをいきなり大宰相に任命したことが始まりですからね…。

アヤスがリュステムを宰相に推すことに難色を示していたのも、

「経験がないのに宰相にすることに抵抗があるから」

なのですから。

宰相にするのさえ抵抗があるのに、いきなり大宰相ですからね…やっぱり原因はスレイマン自身にあるのです。

 

しかし、すべての敵意はスレイマンではなくヒュッレムに向かっています。

まあ、ヒュッレムもそれだけの事はしていますけど…。

今回もアヤスを使ってリュステムを大事なディヤルバクルの軍政官に任命させました。

 

そのことでムスタファはアヤスもヒュッレムの手先だと気づきます。

ハティジェはそんな増長するヒュッレムを暗殺するためにファーリエを後宮に送り、シャー皇女もニギャールを味方に引き入れました。

でも、反ヒュッレム派のちぐはぐ感は否めません。

ハティジェが暗殺計画を言わない辺り、やはりシャー皇女を信じていないようだし、シャー皇女もハティジェのためというよりは、自分の野望のために邪魔になるヒュッレムを排除したいだけのような気もします。

 

 

ニギャールはイブラヒムをまだ愛していて、毎日のように墓参りに行っているようですね。

全てを失ったニギャールはもう抜け殻のようですが、シャー皇女からヒュッレムへの復讐に手を貸すよう言われ、それを承諾しました。

シャー皇女は果たしてニギャールに何をさせようとしているのでしょうか?

 

 

マヒデブランから「どちらかを選べ」と言われていたタシュルジャルは、結局ムスタファ皇子を選び、ミフリマーフに別れを告げました。

ショックを受けたミフリマーフはヒュッレムを責めましたが、ヒュッレムは何のことかわかりません。

その様子を見たミフリマーフはヒュッレムが手を回したわけではないと知り、タシュルジャルが自分で「間違い」に気づいたのだと更にショックを受けています。

今まで、ほぼ全てが思い通りになっていたミフリマーフにとって、この失恋は初めての挫折でしょう。

 

しかし、このタイミングでマルコチョールが帝都に戻ってきています。

流れからして恐らく帝都に残ることになるでしょうから、そのうちミフリマーフとも再会することになるでしょう。

タシュルジャルを忘れるためということもあって、傷心のミフリマーフはマルコチョールに一気に近づくかもしれません。

まあ小さい頃からマルコチョールがお気に入りでしたからね~

 

 

ヒュッレムはメフメトの地方赴任が延期になったことを喜んでスレイマンのところに礼を言いに行きました。

そこでスレイマンからシャー皇女のために屋敷を用意する話を聞き、なぜか自分が屋敷を用意すると言い出しました。

なんだか嫌な予感がします。

反ヒュッレム派に嫌がらせをするとしたら…そう「あの屋敷」しかありません。

「皇族」が住むにふさわしい屋敷、宮殿の近くにあって近頃主人がいなくなったあの屋敷しか…。

 

 

マルコチョールの報告で刺客が狙っていると知ったスレイマンは警備の強化を命じました。

警戒が厳しくなる中、ヒュッレムを狙うことになるファーリエ。

ファーリエはスンビュルに気に入られていると言います。

「無口で従順な」ファーリエはすぐにヒュッレムの目に留まることでしょう。

ヒュッレムは有能な人物が大好きですからね。

ヒュッレム暗殺計画はすんなり遂行できるのでしょうか?

 

自分に敵対する者たちを排除して、ますます力をつけたヒュッレムを狙う反ヒュッレム派の面々はそれぞれにヒュッレム排除に動き出しました。

まだそのことを知らないヒュッレムですが、新たな手で仕返しを考えているようです。

 

果たして、熾烈な戦いの第二幕がどのような形で訪れるのか…乞うご期待!

 

 

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン2まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン3」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては「hulu」の1択です!

 

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本ページの情報は、2024年10月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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