オスマン帝国外伝シーズン3第50話のあらすじと感想/ハティジェ追放

オスマン帝国外伝_シーズン3第50話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第50話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

イブラヒムの喪明けの儀式のため、アフィフェらが宮殿を離れているタイミングで、入浴中のヒュッレムのところに暗殺指令を受けたファーリエが向かい、見張りの宦官や側女を殺害。

そのままヒュッレムを亡きものに…だったはずが、何故かファーリエは、

自分が殺害した側女が暗殺犯で、自分はそれを救った

と主張します。

 

果たして、ファーリエの狙いは何なのでしょうか…?

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第50話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「イチジクの木」

 

セリム皇子とバヤジット皇子の剣術練習を見ながら、エスマハンはメフメト皇子と話をしていた。

エスマハンは、

「帝都に来て、いとこたちと一緒に過ごせて嬉しい。」

と皇子に話す。

 

マルコチョールはミフリマーフに

「月日の経つのは早いもの。ご成長に目を見張ります。」

と話かける。

ミフリマーフは、

「でしょうね…私の事も忘れていたし。私はあの頃のことを覚えている。」

と言って遠くを見つめる。

マルコチョールが故郷に帰ることになった時、幼かったミフリマーフは涙を浮かべて別れを悲しんだ。

その時言った、

「いつか戻る日が来るかも…」

という言葉を思い出したマルコチョールは、

「あの時はご無礼しました。」

と謝罪するが、ミフリマーフは、

「いいの。忘れて当然だわ…」

と笑顔を見せる。

ミフリマーフはエスマハンにもう帰ろうと声をかけるが、エスマハンは

「まだ来たばかりよ?」

と不満そうに答える。

しかし、ミフリマーフはエスマハンを強引に連れ帰る。

 

 

マヒデブランは帰ろうとしたタシュルジャルに声をかけ、

「落ち込むのは分かる。でも決めたことでしょ?」

とミフリマーフとの別れで気落ちしているタシュルジャルにしっかりするよう迫る。

更に、

「今考えるべきなのは皇子の将来と身の安全だけ。」

と、いつまでも別れを引きずっているタシュルジャルを叱責する。

タシュルジャルが去った後、マヒデブランはフィダンからイブラヒム追悼準備が整ったと報告を受ける。

 

 

ハティジェはヒュッレム暗殺計画が失敗したと知り、困惑していた。

ファーリエを呼び出して問い詰めようとするハティジェに、シャー皇女は、

「もういい!これからは私に任せるように!」

と諭す。

しかしハティジェは、

「あの女の呼吸は私への侮辱よ。」

と怒る。

それを聞いたシャー皇女は、

「この件には忍耐が必要。簡単に片が付くならイブラヒムは生きていた。」

と告げる。

その言葉に落ち込むハティジェを見たシャー皇女は、言いすぎたと謝罪する。

しかし、ハティジェは冷たい視線をシャー皇女に向ける。

シャー皇女は、

「でも、事実よ。ヒュッレムは【イチジクの木】のように根を張り周囲を破壊する危険な存在だ。」

と話す。

ハティジェは、

「だから命を奪おうとした。」

と言うが、シャー皇女は、

「それができるのは兄上だけ。私たちではイブラヒムのようにじわじわ追い込まれる。」

と洩らす。

それを聞いたハティジェは、

「では、どうやって?」

と聞く。

するとシャー皇女は、

「今回の件で、ファーリエはヒュッレムに気に入られるだろう。ファーリエが裏切ってなければそれは好都合よ。」

と答える。

それを聞いたギュルフェムは、

「ファーリエはマヒデブランの腹心なので大丈夫でしょう。」

と告げる。

シャー皇女は、

「それはいずれ分かるだろう。マヒデブランの名は出さないように…出せばムスタファにまで疑いがかかる。」

と警告する。

その後はどうするのか?と尋ねるハティジェにシャー皇女は、

「針で穴を掘るのよ。」

と答える。

一気に片をつけようとせず、スレイマンがイブラヒムのようにヒュッレムを処刑するまで少しずつ追い込んで行くと言うのだ。

 

 

その夜、アフィフェを呼んだヒュッレムは、事件の調査について報告を受ける。

アフィフェは、

「お妃様を狙った側女は、2年以上後宮にいて失態もなく、評判も良いものでした。全員の調査をしているが、情報は全くありません。」

と答える。

それを聞いたヒュッレムは、

「私が入浴中に居場所を尋ねていたというメルジャンには話を聞いたのか?」

と尋ねる。

アフィフェは、

「メルジャン本人はシャー皇女の使いで追悼行事に誘うために探していたと言っています。」

と報告する。

しかしヒュッレムはその話に疑念を抱く。

ヒュッレムは、

「事件の背後に誰がいるかわかってるでしょ?」

とアフィフェに問う。

その言葉に不安になったアフィフェが何か言おうとするが、ヒュッレムはそれを遮り、

報復はしない。神の審判に委ねる。命を預けているのだから、もっと細心の注意を払うように。」

と厳命する。

そしてヒュッレムは、命の恩人であるファーリエを呼ぶように指示するが、アフィフェはファーリエについて疑念を抱いていた。

 

 

シャー皇女とギュルフェムはファーリエに会い、事情を聴く。

ファーリエは、

「やむを得ぬ状況でした。私が捕まれば、ギュルフェム様に疑いが掛かると思ったのです。」

と答える。

それを聞いたギュルフェムは、

「誰かに疑われた?」

と尋ねる。

ファーリエは、

「アフィフェ様が私の事を疑っているようです。」

と答える。

するとシャー皇女は、

「ヒュッレムはどうなのだ?」

と尋ねると、ファーリエは、

「恐怖のあまり震えていて、目には何も映っていないようでした。」

と報告する。

それを聞いたシャー皇女は、

「お前は勇敢で強いだけでなく頭も切れる。今後は私の配下になるように。」

と命じる。

 

 

アフィフェはヒュッレムに、

「ファーリエを信用するのはまだ早いかと。今回の事件の証人はファーリエ一人です。」

と言う。

するとヒュッレムは、

「私もこの目で見た。あの状況なら、もう私を殺せたはずなのに、そうしなかった。」

と述べる。

アフィフェは、

「それでも用心するに越したことはありません。ファーリエを旧宮殿に送り返すべきです。」

と進言する。

それを聞いたヒュッレムは、

「何か疑いがあるのか?」

と尋ねるが、アフィフェは

「いいえ。しかし調査しています。」

と答える。

しかしヒュッレムは、それでもファーリエを呼ぶようアフィフェに命令する。

 

 

スレイマンはイブラヒムが使っていた部屋に人影を見て思わず中を覗き込む。

そっと部屋に入っていくスレイマンは、その人物の後姿にイブラヒムを重ね合わせていた。

しかし、気配に気づいたその人物が振り返ると、それはマルコチョールだった。

驚いたスレイマンはマルコチョールに、

「なぜここにいるのか?」

と尋ねる。

マルコチョールは、

「ヒュッレム妃の暗殺未遂事件を知り、私が調査に乗り出すつもりで来ました。」

と答える。

しかしスレイマンは、

「私が調査するので必要ない。」

と言って立去る。

 

 

ヒュッレムはファーリエを呼び出し、話を聞く。

ファーリエは、

「旧宮殿からアフィフェ様に呼ばれました。」

と答える。

ヒュッレムが出身地を尋ねると、ハンガリーのヴァラディンと答える。

スンビュルが、

「家族はどこに?」

と聞くと、

「わかりません。幼いころ帝都に連れてこられたので母の記憶もあいまいです。」

と返す。

ヒュッレムは、

「今日、私の宦官1人と側女2人が死んだ。その内1人はお前が殺した…私を守るためよね?」

と尋ねる。

ファーリエは、

「もちろんです。」

と答える。

するとヒュッレムは、

「私に仕えるのは危険よ。でも忘れるな…逆らった方がもっと危険だ。」

と警告する。

ヒュッレムはファーリエに近づき、助けてくれたことに感謝を告げ、望みはあるかと聞くが、ファーリエは、

「ご奉仕は我が職務。お言葉をいただくだけで見に余る光栄です。」

と殊勝な言葉を述べる。

ヒュッレムは多額の謝礼をファーリエに渡して下がらせる。

 

ファーリエを下がらせた後、ヒュッレムはスンビュルに、

「あの女信用できる?」

と尋ねる。

スンビュルは、

「アフィフェは難癖をつけて、保身を図っているのでは?私はファーリエを気に入っています。」

と答えるが、ヒュッレムの方を向き直り、

「何が最善かはお妃さまがご存じです。」

とへりくだると、ヒュッレムはファーリエを自分の女官にする。

 

 

スレイマンはテラスでぼんやりしていた。

そこにシャー皇女があらわれる。

シャー皇女は、

「ハティジェは何日も食事もとらず眠れないようです。立ち直るには時間が掛かりそう…」

と話す。

するとスレイマンは、

「そのために、そなたを呼んだ。」

と言う。

おどろくシャー皇女にスレイマンはある決定を通達する。

 

 

ローマではオスマン軍の襲来を恐れる法王たちが方策を練っていた。

「バルバロス」ことフズルの艦隊がローマ近海に迫っていたのだ。

枢機卿らは、

「進軍を止めるにはスレイマンを暗殺するしかない。」

と話す。

しかし、

「守りの固い宮殿に、刺客を送ることは難しいのではないか?」

と法王は懸念する。

すると枢機卿は、

「オトラントの騎士『アントニオ・プリマルド』という刺客を帝都に送り込みました。」

と告げる。

プリマルドの祖父は、メフメト帝からオトラントを守り抜いた英雄とたたえられていた。

 

帝都に潜入していたプリマルドは商人に変装して手引きする男に会う。

男はプリマルドに、

「モルダヴィアの使者がスレイマンに謁見するので、それに従者として同行できる。」

と伝える。

プリマルドはその機会にスレイマンを暗殺できると思ったが、武装して宮殿内に入ることはできないと言われる。

そして、

「大使について行き、スレイマンの顔を見ておくように。狙うならスレイマンがお忍びで市場に来る時が良い。」

と助言を受ける。

 

 

スレイマンは謁見の間にむかうところでマトラークチュと目が合い、恨めしそうな表情のマトラークチュの顔を見て思わず目をそらせる。

スレイマンはアヤスから遠征準備について報告を受ける。

アヤスは、

「2か月後に遠征へ出発できます。」

と報告する。

ルトフィーは、

「ベネチアをどうするのか?」

と尋ねる。

アヤスは、

「戦線は広げない方がいい。」

と答える。

ルトフィーは、

「ベネチアは友好国ではなく、己の利益のためにそれを装っている。」

と発言する。

それを聞いたアヤスは、それでもベネチアとは戦わない方がいいと強く主張する。

するとスレイマンは、

「長年敵対関係ではなくとも、先祖は幾度も戦火を交えた。」

といい、ルトフィーの意見を採用する。

ルトフィーは、

「ベネチアへの経路も確保しておく必要があります。」

と進言すると、スレイマンはそれに同意し、アヤスにそのようにするよう命じる。

 

 

ミフリマーフはズルムトを呼ぼうとするが、ズルムトはヒュッレムに追放されていた。

それを聞いたミフリマーフはショックを受ける。

 

 

ハティジェは子供たちとイブラヒムの話をしていた。

フーリジハンは父上が生前エディルネに一緒に行こうと言っていたと話す。

それを聞いたハティジェは、自分が連れて行くと言ってフーリジハンをなでるが、オスマンは「いやだ」と反抗する。

そこにシャー皇女が訪ねてくる。

子供たちを下がらせたハティジェにシャー皇女は、

「私のハティジェ…」

と優しく声をかけるが、ハティジェは、

「お姉さまがそう言う時はいつも悪い話が続く…」

と返す。

シャー皇女は、

「お前の事を心配しているのだ。立ち直るためにこの屋敷を離れたらどうか?」

と持ち掛ける。

それを聞いたハティジェは、

「急に何なの?」

と怪訝な表情でシャー皇女を見る。

シャー皇女は、

「兄上はヒュッレム暗殺未遂の裏にお前が居ると考えている。お前をマニサへ追放する決定をされた。」

と伝える。

 

 

ヒュッレムはファーリエを側に置き、

「命は預けたわよ。」

と告げる。

それを聞いたファーリエは複雑な気持ちになる。

そこにミフリマーフが現れ、

「なぜ勝手に私の宦官を追放したの?!」

と詰め寄る。

ヒュッレムはそんなミフリマーフに、

「理由はよくわかっているはず。」

と話す。

するとミフリマーフは、

「私に忠実なのが罪なの?」

と言うが、ヒュッレムは、

「お前に忠実である前に、私に忠実である必要があるの。あちこちに手紙を運ぶような宦官はいらない。」

と小声で言う。

 

そこにギュルフェムが現れ、

「あなたほど残酷な人はいない。心は痛まないの?」

とヒュッレムに詰め寄る。

「どういうことか?」

と尋ねるヒュッレム。

ギュルフェムは、

皇女様がマニサに追放になったのは、あなたが陛下に中傷を吹き込んだからでしょう?」

と責め立てる。

しかしヒュッレムは、

「その決定は今初めて聞いた。でも同情はしない。代償は払うべき。」

と涼しい顔で言い放つ。

しかしギュルフェムは激高して、

「皇女様は無実よ!何の代償だと?」

と詰め寄る。

ヒュッレムは、

「どこが無実なの!」

と声を荒げ、

「命を奪おうとしたのに、何が無実なのか!」

と恫喝する。

それを聞いたミフリマーフは、

「どういうこと?」

と尋ね、ヒュッレムが殺されかけたことを初めて知らされる。

 

その様子を見たヒュッレムは、

「ほら、子供たちさえ事件は知らない。私は皇女様に配慮して事件を伏せていたのだ。」

と告げる。

しかしギュルフェムは、

「神に祈ってますわ。お子様方があなたの真の姿を見ますように…」

と言ってヒュッレムを睨む。

ヒュッレムはそんなギュルフェムを睨み返し、

「出ていけ!二度と顔を見せるな!」

と恫喝する。

 

 

シャー皇女はハティジェに、

「悲しまないで。いつか戻れるわ。」

と慰めるが、ハティジェは、

「どこにも行かない。誰も私をこのイブラヒムと私の家から追い出せない。」

と怒る。

しかしシャー皇女は、

「この家に居たら立ち直れない。」

と諭す。

それでもハティジェは、

「私がここを出るのは命が尽きたときだと兄上に伝えて。」

と言って自室に戻っていく。

 

 

その夜ヒュッレムはスレイマンに会い、ギュルフェムからハティジェの追放を聞いたと話す。

スレイマンは、

「それが適切だ。」

と言うが、ヒュッレムは

「考え直せない?」

と願い出る。

驚くスレイマンにヒュッレムは、

「皇女様の暴挙は悲しみの故。このままでは、また私のせいにされる。」

とこぼす。

しかしスレイマンは、

「これが適切なのだ。」

とヒュッレムを慰める。

そこにシャー皇女が現れる。

ヒュッレムは下がろうとするが、スレイマンはヒュッレムに足止めし、シャー皇女から話を聞く。

 

シャー皇女は、

「ハティジェは絶対に行かないと言っている。」

と報告する。

 

 

ハティジェはイブラヒムの残したバイオリンを弾いていた。

 

そこにスレイマンが来てハティジェを無言で見ていた。

気配に気づいたハティジェはスレイマンの方を見て、

「ヒュッレム暗殺未遂は私がやった。」

と自白する。

スレイマンはハティジェに近づき、凝視する。

ハティジェは、

「兄上は私の命を奪った。私も兄上に同じようにしたかった…」

とつぶやく。

 

 

ヒュッレムはシャー皇女に

「陛下に、ハティジェ皇女の追放を考え直すように言いました。」

と告げる。

それを聞いたシャー皇女は、

「兄上もお前の言うことなら聞く。」

と笑顔を見せる。

ヒュッレムは、

「この件は私たちの問題になさらないで。あなたとの関係を悪くしたくありません。」

と話す。

 

 

スレイマンはハティジェにマニサに行くよう説得していた。

過去と決別して立ち直るよう諭すスレイマンに、ハティジェは、

「立ち直りたくない。イブラヒムを忘れることはできない。」

と訴える。

そして、

「こんな侮辱を忘れることはできない。忘れるようなら人間ではない。」

と言い放つ。

スレイマンはそんなハティジェに苦笑するが、ハティジェは、

「私を追放するのは、自分がつらいからね?兄上がイブラヒムを処刑したことを後悔して思い出したくないから、私を遠ざけるのよ。」

とスレイマンの心をえぐる。

するとスレイマンは険しい顔になり、

「明日迎えをよこす。マニサに行かなければ、子供たちを取り上げる。」

と脅すのだった。

 

 

翌朝、ハティジェはイブラヒムと暮らした屋敷を感慨深げに見て回り、傷心のまま屋敷を後にする。

見送りにきたギュルフェムは涙をこらえながらハティジェとの別れを惜しむ。

ヒュッレムは廊下でシャー皇女と出くわし、

「ハティジェ皇女がマニサで元気になることを祈っています。」

と話し掛ける。

しかしシャー皇女は、

「ハティジェは病気ではないので、休養したら戻ってくる。」

と返す。

そしてヒュッレムは、

「イェニバフチェの屋敷を割り当てました。」

と告げる。

シャー皇女は

「割り当てた?」

とその言葉にかみつく。

ヒュッレムは、

「陛下に屋敷の手配を任されました。少し遠いですが、立派なお屋敷です。」

と話す。

 

 

モルダヴィアの大使がスレイマンに面会にやってくる。

応対に出たマルコチョールを、大使についてきたプリマルドは鋭い視線で見つめていた。

 

 

法王の処にも、モルダヴィアの大使と共に、プリマルドが宮殿に向かったと言う報告が来る。

法王は【作戦成功】を祈る。

 

 

スレイマンが謁見の間から出てくるとき、プリマルドはスレイマンの顔を確認する。

 

 

マニサに到着したハティジェはマヒデブランの出迎えを受ける。

マヒデブランは、ハティジェが追放になったのはヒュッレムの仕業だと決めつけていた。

 

ムスタファはタシュルジャルと遠征の作戦を考えていた。

皇子は、イタリア遠征はイブラヒムの悲願だったと述べ、もしもイブラヒムが生きていたならこの遠征は簡単だった…とため息をつく。

タシュルジャルも、イブラヒムはベネチア大使と親しかったと言い、ベネチアとの協力関係も盤石だったのに…とイブラヒムの死を嘆く。

そこにハティジェが現れる。

ムスタファはハティジェを温かく迎える。

そんな皇子にハティジェは、

「わかったでしょう?これが兄上の仕打ちよ。」

と話す。

皇子は、

「(私が)生きているうちは、叔母さまも子供たちも悲しませません。」

とハティジェを慰めるのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第50話の感想

 

スレイマンはハティジェをマニサに行かせました。

事実上の追放です。

でも、これってどうなんでしょう?

マニサにはマヒデブランが居ますよね。

イブラヒムを忘れるどころか、マヒデブランに焚きつけられて、ますます復讐心を燃やすようになるのでは…。

 

どうせならベイハン皇女のところの方がよかったんじゃないかと思うんだけどなぁ…。

同じ境遇のベイハン皇女のところに送ることで、「婿を処刑された皇女」が結束するのを恐れたのかもしれませんが。

 

 

今回のハティジェ追放は、スレイマンの独断で決められたようですが、その前にヒュッレムから、

「誰が首謀者かわかっている」

と名指しこそ避けたものの、暗にハティジェの仕業だと言われていて、

「誰であろうとそれ相応の代償を払わせる。」

と約束していましたからね。

 

 

ギュルフェムが怒って抗議しに来ても仕方ないでしょう。

でも今回の事件は、ヒュッレムに大きなダメージを与えたように思えます。

 

そして味方を結束しようと、シャー皇女にも親切にして見せていますよね…まさかシャー皇女が自分を排除しようとしているとも知らずに…。

私はヒュッレムが、シャー皇女が自分と敵対しようとしている事に気づいていると思っていたんですが、どうやらそうではなさそうです。

きっと、それに気付いた頃には、絶体絶命のピンチを迎えているのではないでしょうか。

 

 

シャー皇女は、ヒュッレムを「イチジクの木」だと言いました。

調べてみると、イチジクの木は根がとても強力で庭に植えると隣の塀を壊してしまうこともあり、定期的に根切りをしなければならないとありました。

もしも根切りを怠ると、最後には家屋すら倒壊させてしまうほどだと言うのですからすごいですね。

 

シャー皇女はヒュッレムという木を倒すには根を切らなければならないと言いましたが、しっかり根を張ってしまったイチジクを枯らすのはとても難しそうです。

そのシャー皇女とギュルフェムは、ヒュッレム暗殺を実行しなかったファーリエを問い正しました。

ファーリエいわく、

「あの時、もしヒュッレムを暗殺できたとしても自分は捕まっていただろう。そうなれば自分を推薦したギュルフェムに疑いがかかると思った。」

と答えています。

なるほど…、合点がいく回答です。

それを聞いたシャー皇女は、頭の回転の速いファーリエを気に入り、今後は自分の配下になるよう命じました。

シャー皇女はどうやら全てを自分の支配下においてコントロールしたいようです。

 

 

またヒュッレムの方も、すべてを掌握したいようで、ミフリマーフの宦官ズルムトを勝手に追放してしまいました。

抗議するミフリマーフに、

「私に忠実なことが重要」

と、内緒でこそこそすることが許せないと言うのです。

確かに全てを掌握しなければ、不測の事態を生む可能性があるんですが、ミフリマーフにしたら納得できるわけはありません。

ところが、そこにギュルフェムがハティジェのことで抗議に現れて、ミフリマーフはこれ以上その話はできなくなってしまいました。

 

ヒュッレムはこの暗殺未遂事件を騒ぎにしたくないと言ってますが、アフィフェが側女たちに事情聴取しているのだから、いずれは子供たちの耳にも入っていたでしょうね。

そのアフィフェから話を聞いたヒュッレムは、反対するアフィフェを押し切って、ファーリエを自分の側に置く事を決めました。

でもファーリエは、今度は

「アフィフェが自分を宮殿に呼んだ」

と話を変えていましたよね。

個人的には、ヒュッレムがそれを不審に思わなかったのが解せません。

アフィフェはファーリエがギュルフェムの推薦で来たことを報告していなかったのでしょうか?

だとしたらアフィフェの失態ですね。

それを伝えていればファーリエの話のほころびを見つけられたでしょう。

結果的に、ヒュッレムの懐に飛び込んだファーリエはいつでもヒュッレムを狙える位置にいます。

 

しかし、シャー皇女の言うように忍耐が必要でしょうね。

 

 

ミフリマーフはマルコチョールが自分を忘れていたことにちょっとお冠です。

今はタシュルジャルとの別れで心が荒れているのでしょう。

トゲのあるミフリマーフにタジタジのマルコチョール…

ミフリマーフの事をまだ子ども扱いしているようです。

 

ところで、ミフリマーフと一緒に皇子たちのところに来たエスマハンは、どうやらメフメト皇子を気にしているようですが、メフメトの方はそれほど興味がなさそうですね。

エスマハンはミフリマーフよりも年下のようなので、メフメトから見れば妹みたいな感じなのでしょう。

 

 

そんな中、オスマン軍のイタリア遠征を恐れるローマ法王はオトラントの騎士アントニオ・プリマルドにスレイマン暗殺を命じて、帝都に送りました。

プリマルドの祖父は「オトラントの戦い」でオスマン軍に奪われたオトラントを取り返すのに功績があったということでその地で英雄と言われているようです。

オトラントはイタリア南端部の都市で、海に面しています。

 

以前、オスマン軍はここを足掛かりに、イタリア半島に上陸してローマを目指したのですが、その最中にメフメト2世が突然この世を去ったため、オトラントは取り返されてしまったのです。

その時もベネチアはオスマン帝国と同盟を結んでいてローマの法王の呼びかけに応じませんでした。

当時のイタリアは小さな都市国家が集まっているのでまとまりがありません。

特にベネチアはローマと仲が悪いのでいつも法王に逆らっているようです。

 

しかし、イブラヒム亡き今、そのベネチアがオスマン軍につくかどうかわからない…とムスタファは危惧しています。

今後のベネチアの動きも見逃せませんね。

 

 

さて、スレイマンはヒュッレム暗殺を謀ったハティジェをマニサに追放しました。

しかし、ヒュッレム暗殺の真の実行犯であるファーリエは、まんまとヒュッレム付の女官に収まっていて、シャー皇女もヒュッレム排除のために陰謀を巡らせています。

 

そして、ローマ法王が放った刺客プリマルドが帝都に潜入して、スレイマン暗殺の機会を狙っています。

 

遠征が迫る中、命を狙われているヒュッレムとスレイマンの命運はいかに?

 

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オスマン帝国外伝シーズン3の日本語字幕版最速配信は?

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン2まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン3」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては「hulu」の1択です!

 

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本ページの情報は、2024年09月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

 

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