オスマン帝国外伝シーズン3第56話のあらすじと感想/ヒュッレム記憶喪失

オスマン帝国外伝_シーズン3第56話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第56話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

ヒュッレムは帰還したスレイマンに

「ムスタファ皇子がスレイマンの不在中に帝都に進軍した」

とだけ報告し、シャー皇女の策略のことは伏せました。

 

チョバンに確認を取ったスレイマンは、シャー皇女を呼び出し、説明を求めます。

自身の策略でムスタファに疑いをかけてしまったと知ったシャー皇女は、必死になってムスタファの無実を訴えましたが…。

果たしてスレイマンはどこまで信じるでしょうか?

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第56話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「呪術」

 

スレイマンはムスタファが自分の不在中に進軍したと聞き、不安に駆られるが、一方で讒言を信じてイブラヒムを処刑したことを後悔していた。

そこにエブッスードとルトフィーが面会に訪れる。

スレイマンはエブッスードに対し、イスタンブールの法官を解任し、ルメリの軍法官に任じる。

 

 

ヒュッレムのもとに報告があると言ってニギャールが現れる。

ニギャールは、

「中庭でミフリマーフとマルコチョールが密会していました。二人は離宮に向かうようです。」

と伝える。

 

 

シャー皇女はハティジェを訪ねるがハティジェは不在だった。

側女に行先を訪ねても分からない。

そこでシャー皇女はギュルフェムを呼びに行かせる。

 

 

ヒュッレムは慌てて離宮に向かう。

途中で出会ったスンビュルに、離宮にいるミフリマーフの処に行くと伝え、皇子たちのことを頼む。

 

 

シャー皇女はギュルフェムに、

「ハティジェがサーリハと出かけたらしいが、どこに行ったのか?」

と尋ねる。

ギュルフェムは知らないと答えるが、シャー皇女はハティジェがどこで何をしているのか?問い詰める。

 

 

ヒュッレムは離宮の中に入って行くが、そこに居たのはハティジェだった。

ミフリマーフが宮殿に戻ってきたが、スンビュルから、ヒュッレムが自分に会うために離宮へ向かったと聞かされる。

ミフリマーフが離宮に行っていないと知ったスンビュルは、ヒュッレムが罠にハマったことに気づく。

 

 

ヒュッレムはハティジェを見て、緊張が走る。

ハティジェは、

「怖がらないで 少し話をしたかったの。」

と切り出す。

ハティジェは、

「私はイブラヒムの事が頭から離れない。周りの者は時間が経てば苦しみは薄れると言うが、私の気持ちは誰にも分らない。」

と話す。

ヒュッレムは黙っていたが、ハティジェはヒュッレムの周りを歩きまわり、

「お前は知りたい?どれだけ私の人生を崩壊させたと思う?」

とヒュッレムの顔を見ながら言う。

そこでヒュッレムは何か言おうとするが、ハティジェは、

「燃え盛る内なる炎や わが身を焼く寝台や 眠れぬ夜の事を聞きたい?」

と話し続ける。

そしてハティジェは、

「私の周りで炎は燃え続けている。言ったわよね?お前は死を懇願すると…その日が来たわ。」

とほくそ笑む。

ハティジェが自分に復讐しようとしていると気付いたヒュッレムはハッと息をのむ。

その時、何か布のようなものを手にしたサーリハが後ろから近づき、それでヒュッレムの口をふさぐ。

ヒュッレムは抵抗するが、次第に意識が薄れて倒れ込んでしまう…。

意識の薄れる中でヒュッレムの目に映ったのは、自分に冷たい視線を送るハティジェの顔だった。

 

 

目を覚ましたヒュッレムは、スンビュルとファーリエの心配そうな顔を見て飛び起きる。

見るとそこは自分の部屋で、ベッドに寝かされていた。

ヒュッレムはスンビュルに説明を求める。

スンビュルは、

「私が離宮に行ったときにはもうすでに、お妃様は倒れていました。意識が戻らなかったのでここに運んだのです。」

と報告する。

ヒュッレムの記憶はあいまいで、倒れたとき自分はどこにいたのか?とスンビュルに尋ねる。

スンビュルは、

「お妃様が離宮へ皇女様を探しに行った後、その皇女様が離宮に行っていないと聞いたので、罠に掛けられたと気づき急いで離宮に向かったのです。」

と答える。

それを聞いたヒュッレムは起き上がり、どこかへ向かう。

 

 

シャー皇女は、自室に戻ったハティジェに

「どこに行っていたのか?」

と尋ね、後ろに控えるサーリハに目をやる。

シャー皇女は、

「問題を起こしてないわよね?」

と問うが、ハティジェは笑みを浮かべながら、

「中庭を散歩していたの。」

と答える。

それを聞いたシャー皇女は、

「散歩でごまかせると?ヒュッレムに何をしたのだ?」

と問い詰める。

ハティジェは一瞬ぎょっとして、

「話しただけよ。」

と答えるが、シャー皇女は、

「注意したわよね?一瞬の過ちが命取りになるのよ。」

と諭す。

しかしハティジェは、

「もう子ども扱いは止めて!私は何をすべきかわかっている!」

と怒り出す。

するとシャー皇女は、

「そう願うわ…」

と言い、またサーリハをちらりと見て部屋を出ていく。

シャー皇女が立ち去った後、ギュルフェムも

「何をしたのですか?」

と尋ねる。

 

 

ヒュッレムはミフリマーフの部屋を訪ね、

「部屋に戻る前はどこにいたの?」

と尋ねる。

ミフリマーフは、

「中庭に居ました。」

と答える。

それを聞いたヒュッレムは、

「離宮に行くと私に言ったか?」

と続けて尋ねるが、ヒュッレムの様子がおかしいのを見てミフリマーフは

「どうしたの?問題でも?」

とおびえる。

しかしヒュッレムは、

「私に離宮に居ると言ったか?」

と再度詰問する。

ミフリマーフは、離宮へは行ってもいないと答える。

それを聞いたヒュッレムは頭を抱える。

頭に手をやったヒュッレムの手首は赤くただれていた。

それに気づいたミフリマーフはヒュッレムにそれを教える。

ヒュッレムは、慌てて女医を呼ぶようスンビュルに言い、ミフリマーフに自分から離れるよう指示する。

 

 

シャー皇女はメルジャンに、

「ハティジェの様子がおかしい…ヒュッレムはどこにいる?」

と尋ねる。

その時、歩いているヒュッレムを見かけ、ヒュッレムが生きているのを知り安堵する。

そしてシャー皇女はメルジャンに、ハティジェが何かしていないか調査するよう命じるのだった。

 

 

自室に戻ったヒュッレムは、喜んで駆け寄ってきたジハンギルに

「近づかないで!」

と言って自分から遠ざけ、メフメトのところにジハンギルを連れて行くよう命じる。

ヒュッレムの剣幕にジハンギルは驚くが、

「怖がらないで。」

と皇子をなだめ、

「お兄様たちが待っているわ。」

と言ってジハンギルを連れて行かせる。

ジハンギルが出て行った後、ヒュッレムは鏡で自分の顔や首を確認する。

そこにミフリマーフが近づこうとするが、ヒュッレムは声を荒げ、

「近づくな!伝染病かもしれない。」

と部屋を出るよう命じる。

しかしミフリマーフは、ヒュッレムを一人にしたくないと部屋にとどまり、スレイマンに知らせを送る。

 

 

その頃スレイマンは乳兄弟ヤフヤの処に行っていた。

ヤフヤはスレイマンに、

「ご健勝ですか?」

と尋ねると、スレイマンは、

「嘘を聞きたくなければ尋ねるな。」

と答える。

 

 

ヒュッレムは世話をしようと近づいたファーリエに、

「お前も近づくな。感染するかもしれない。」

と告げる。

その時スンビュルがアフィフェと女医を連れてやってくる。

アフィフェが具合を聞くと、ヒュッレムは

「息苦しくて熱もある。何をされたのか…」

と言って診察を受ける。

ヒュッレムの湿疹は両腕に広がっていた。

ヒュッレムはスンビュルに、皇子たちを自分の部屋に入れないよう指示する。

女医は、

「判断が難しいですが、毒には見えません。おそらく病気でしょう。」

と告げる。

ヒュッレムは伝染病か?と心配するが、女医は

「悲しみや心配事が皮膚に炎症を起こすこともあります。伝染病ではないでしょう。」

と診断する。

 

 

スレイマンはヤフヤに以前の夢の話をし、

「決定は下したが、ヤフヤの言ったように苦しみは残った。」

と話す。

「イブラヒムの処刑後、睡眠は禁忌になった。」

と告白する。

スレイマンは、

「毎晩悪夢にうなされている。この苦しみはいつ終わるのだ?」

と尋ねる。

するとヤフヤは、

「祈りましょう。今生と共に終わることを。」

と答える。

その答えに耳を疑うスレイマンにヤフヤは、

「痛みには消えぬものがあります。良心の痛みは墓場まで続くでしょう。」

と告げる。

その答えにスレイマンは愕然とするのだった。

 

 

女医はヒュッレムの湿疹に薬を塗る。

跡が残らないか?と心配するヒュッレムに、女医は、

「手は尽くしました。休息が必要です。」

と告げる。

するとヒュッレムは、このことは誰にも漏らさないよう女医に口止めする。

アフィフェは、

「どんな病も治ります。」

と休むよう勧める。

ヒュッレムはスレイマンの居場所を尋ねるが、アフィフェは知らなかった。

それを聞いたヒュッレムは、

「この件を秘密にするに。」

と命じ、噂が広まることを恐れる。

アフィフェはヒュッレムが倒れた前後の記憶がないことを心配するのだった。

 

 

シャー皇女はスンビュル教団から贈られたヒヤシンスの花を見ていた。

そこにニギャールが呼ばれて参上する。

シャー皇女は、

「ハティジェがヒュッレムと会って何かあったようだ。何か知っているか?」

と尋ねる。

するとニギャールは驚き、

「シャー皇女様もご存知だと思っていました。」

と答える。

 

 

アフィフェはヒュッレムのお付きの側女に事情を聴く。

側女たちは、

「離宮にはお妃様一人で入りました。スンビュル殿が来るまで、その前後に人の出入りはありませんでした。」

と答える。

スンビュルは側女たちがヒュッレムを一人で離宮に行かせたことを叱る。

 

次にファーリエにも、どこにいた?と尋ねると、ファーリエはジハンギル皇子の側に居たと答える。

ヒュッレムが外出する前に、誰かに会ったか?と聞かれた宦官は、

「ニギャールさんが訪ねてきて、その後お妃様が慌てて外出しました。」

と答える。

それを聞いたスンビュルは、

「それを早く言いなさいよ!」

と叱責する。

アフィフェはニギャールを連れてくるようスンビュルに命じる。

 

 

リュステムは書記官ジェラールザーデの処に行く。

リュステムはイブラヒムが没収された遺産について尋ねる。

ジェラールザーデは、

「遺族が相続できる分を除き、あらゆる資産が没収されたが、内訳は知りません。」

と答える。

するとリュステムは、内訳を調べるよう指示する。

 

 

横になって休んでいるヒュッレムを見舞ったミフリマーフは、誰の仕業なの?と尋ねる。

ヒュッレムは

「まだわからない。皇子たちには、この事を話さないように…」

と言い聞かせる。

「ジハンギルが寂しがっている。」

と言うミフリマーフ。

ヒュッレムは、

「私に何かあったら、皇子たちを守るのはあなたの役目よ。」

と伝える。

ミフリマーフは涙を流しながら、命をかけて皇子たちを守ると誓うのだった。

そこにアフィフェが現れ、ヒュッレムが離宮に行く前、ニギャールが訪ねてきていたことを話す。

それを聞いたヒュッレムは次第にそのことを思い出していく。

 

 

スンビュルはリュステムを見つけ、事件について話す。

 

 

その頃、エブッスード宅では家族で昇進の祝いの食卓を囲んでいた。

昇進を喜んだ妻ゼイネプは、エブッスードのカフタンを新調したと話すが、エブッスードは

「昨日と何も変わらない。」

とぜいたくをたしなめる。

息子のアフメトは、

「ルメリの軍政官は注目度が違います。」

と話す。

それを聞いたエブッスードは、

「例えイスラムの長老になれたとしても、息子が浅はかでは…」

と嘆く。

ゼイネプは、

「父親想いなだけよ。」

と息子をかばうが、エブッスードは

「こやつの頭の中は酒と賭博のことだけ。父親思いなら悪習を止めるるはずだ。」

と答える。

それを聞いたアフメトはいたたまれなくなり食卓を去る。

 

 

スンビュルはリュステムに、

「ニギャールがシャー皇女と結託している。お妃様に何かしたに違いない。」

と話す。

それを聞いたリュステムは顔色を変え、スンビュルにお妃様の側を離れないように指示し、ニギャールの事は任せろと伝え、その場を立ち去る。

 

 

その夜、スレイマンが宮殿に戻ってくる。

待ち構えていたミフリマーフはヒュッレムが原因不明の病気になったことを告げる。

それを聞いたスレイマンは慌ててヒュッレムのところに向かう。

 

アフィフェはヒュッレムの側にいた。

そこにスレイマンが現れ、眠っているヒュッレムを見て

「なぜ知らせなかった?」

とアフィフェを責める。

その声に目覚めたヒュッレムは、スレイマンに

「私から離れて。伝染病かもしれない。」

と話す。

スレイマンは、

「神の御加護がある。」

と言い、アフィフェにヤフヤを呼ぶよう命じる。

ヒュッレムは

「連中は私に何をしたの?」

とつぶやく。

それを聞いたスレイマンは驚くのだった。

 

 

家に帰ったニギャールは、リュステムが既に帰宅しているのを見て、慌てて食事の用意をするため部屋から出ようとするが、

「どこに行っていた?」

と聞かれる。

ニギャールは、シャー皇女に呼ばれたと答える。

リュステムは、

「聞いたよ。忠実なしもべになったんだって?」

とニギャールの反応を見る。

するとニギャールは、

「幸運にもシャー皇女の目に留まったのよ。頼れる皇女様が居た方がいいでしょ?」

と答える。

それを聞いたリュステムは、

「ヒュッレム妃のところにはなぜ行った?」

と尋ねる。

するとニギャールは顔色を変え、

「尋問なの?」

と慌てる。

リュステムはニギャールに近づき、

「答えろよ。お妃様に何を言った?」

と詰問する。

ニギャールは【私的な用事】と答える。

その内容の詳細を問うリュステムに、ニギャールは

「勝手に話すのはよくない。」

とごまかしてその場を立ち去ろうとする。

しかしリュステムはニギャールを引き止め、

「よいか悪いかをお前が判断するのか?」

と睨みつける。

ニギャールは、

「そんなに聞きたいのなら…ミフリマーフ皇女とマルコチョールが密会していたと報告したのよ。」

と答える。

それを聞いたリュステムは、

「何が問題なのだ?近侍と話くらいするだろう。」

と言うが、ニギャールは、

「でも人目を避けて秘密裏に話すものかしら?」

と述べる。

そこでリュステムは、ミフリマーフがマルコチョールに手紙を送っていたことを思い出す。

 

 

スレイマンは女医を呼び、

「薬はまだ効かぬのか?」

と尋ねるが、女医は、

「朝まで様子を見ないとわかりません。」

と答える。

駆けつけたメフメトも心配するが、ヒュッレムは

「何も覚えていない…」

と答える。

そこにヤフヤがやってくる。

ヒュッレムを診たヤフヤは、食事や飲み物は調べたか?と尋ねる。

アフィフェは全て調べたが問題なかったと答え、皇子たちも一緒に食事をとっていたと話す。

ヤフヤは

「他に心当たりがありますか?」

と尋ねるが、ヒュッレムは覚えていないと答える。

それを聞いたヤフヤは、

「何か体に塗りましたか?」

と続けて尋ねるが、ヒュッレムは答えられない。

ヤフヤは、

「必ず治療法を見つけます。」

と言って薬草を用意させる。

 

 

ファーリエはハティジェのところに報告に行く。

「ヤフヤ殿が診察をしていますが、ヒュッレム妃には記憶がないようです。」

と報告する。

それを聞いたハティジェは安堵し、これからも逐一報告するようファーリエに指示する。

そして、サーリハと顔を見合わせてニヤリとする。

それを見ていたファーリエは、

「お妃さまに何をなさったのです?」

と尋ねる。

しかしハティジェは、

「お前は命令に従えばいい!」

と下がらせる。

 

 

ヤフヤは女医の見立て通り、

「精神的なものが原因です。神は苦痛と共に解決法をお与えになります。」

とスレイマンに話す。

 

 

ミフリマーフは落ち着かない様子で、マルコチョールのところに来ていた。

マルコチョールはヤフヤがきっと治してくれると慰める。

 

 

スレイマンはヤフヤを自室に呼び、

「本当の事を言え。」

と詰問する。

するとヤフヤは、

「毒とは思えませんが、調べた方がいいでしょう。」

と告げる。

スレイマンは何としても治療法を見つけるよう命じるが、ヤフヤは「待ちましょう。」と答えるのだった。

 

 

シャー皇女は寝室で寝る準備をしていた。

そこにルトフィーが入ってくる。

ルトフィーはアヤスが遠征の失態を恥じ、皆がルトフィーを称賛するのを見て悔しそうだったと話す。

シャー皇女は

「アヤスはあなたに嫉妬している。嫉妬は人間の最大の敵。特にしもべにはね。

と付け加える。

それを聞いたルトフィーは顔色を変える。

それに気づかないのか…シャー皇女は、

「うぬぼれや虚栄心も破滅を招く。」

と話し続ける。

それを聞いたルトフィーは鼻で嗤いながら、

「まさにおっしゃる通り。イブラヒム殿もそれで去った。」

と述べる。

それを聞いたシャー皇女は顔色を変えるが、ルトフィーは、

「これだけの財産も陛下のご寵愛もあり、ハティジェ皇女様の夫でありながら…です。彼の件は私への教訓となりましょう。」

と言いながらシャー皇女の髪をなでる。

するとシャー皇女はルトフィーから離れ、

「自室でゆっくり休んで。」

と追い払う。

ルトフィーはぶぜんとした表情で部屋を後にするのだった。

 

 

スレイマンは自室にヒュッレムを運ばせ、一晩中見守っていた。

翌朝、目を覚ましたヒュッレムはスレイマンに気づき笑顔を見せる。

ヤフヤの薬が効いたのか、湿疹は跡形もなく消えていた。

スレイマンは喜んで神とヤフヤに感謝する。

 

 

スンビュルは宮殿に来たニギャールをヒュッレムの部屋に呼ぶ。

ニギャールは白々しくヒュッレムの容体を聞くが、スンビュルは、

「また私の顔を潰したね。リュステムの妻になれば、お妃様を裏切らないと思ったのに!」

と詰め寄る。

それでもシラを切るニギャールにスンビュルは、

「ヒュッレム妃を騙せると思っているの?誰の手先なのかお見通しよ!」

と声を荒げる。

 

 

シャー皇女はハティジェを呼びつける。

シャー皇女は、

「納得したと思っていた。」

とため息をつく。

何の事?ととぼけるハティジェに、シャー皇女は

「ヒュッレムの事よ。お前は約束を守っていない!」

と責め立てる。

それでもとぼけるハティジェにシャー皇女は、ニギャールに全てを聞いたと告げる。

 

 

ニギャールは、

「今回の事件に私は関係ない。」

と言い張るが、スンビュルは

「お妃様に説明しなさい!」

と告げ、そこにヒュッレムが現れる。

ヒュッレムは、

「ヤフヤ先生が助けてくれたの。」

と言って長椅子に座る。

ニギャールは、

「夫に聞いて飛んできました。無事でよかった。」

と取り繕う。

しかしヒュッレムは、

「会いたかったの。」

と話す。

ニギャールは、

「私は何も知らない、リュステムから聞いて心配してきたのです。」

と弁明する。

ヒュッレムは、

「昨日私になぜ会いに来たのか?」

と尋ねる。

驚いたニギャールは、

「覚えておられないのですか?」

と逆に尋ねる。

質問に答えるよう言われたニギャールは、

「ミフリマーフ皇女様がマルコチョールと密会していたという報告をしました。」

と答える。

それを聞いたヒュッレムは、

「皇女を告発しに来たのか?」

と声を荒げる。

慌てたニギャールは、

「まさか、お知らせしたかっただけです。」

と弁明する。

「それだけ?他に何か言わなかった?」

と続けて聞かれたニギャールは、それだけだと答える。

ヒュッレムは、

「お前に会った後、離宮に行ったらしいが、何も思い出せない。本当の事を言いなさい。」

と迫る。

あくまでもシラを切り続けるニギャールにヒュッレムは、

「シャー皇女の手先め!」

と声を荒げ、リュステムに引き渡して袋詰めにして海に捨てろと命じる。

慌てたニギャールは、

「私は無実です。ハティジェ様の命令に従っただけです。」

と許しを請う。

それを聞いたヒュッレムは唖然として、どういうことか?と尋ねる。

ニギャールは

「ハティジェ様に娘の居所を教えると言われて協力したのです。」

と告白する。

それを聞いたヒュッレムは、

「ハティジェは私に何をしたのか?」

と尋ねる。

ニギャールは、

「呪術です。」

と答えるのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第56話の感想

 

ヒュッレムはサーリハの呪術をかけられて意識を失い、その前後の記憶を失っていました。

幸いヤフヤの薬が効いたのか、症状は治まりましたが、ニギャールからハティジェが自分に呪術をかけたと知らされ愕然とします。

ニギャールは娘を返して欲しくて協力したようですが、ギュルフェムがハティジェを止めなかったのは不思議です。

  • 詳しいことは聞かされていなかったのか?
  • あるいは、呪術を信じていなくて、それでハティジェが納得するなら…と許したのでしょうか?

唯一公正で冷静な判断ができる女性だと思っていたんですけどねぇ…。

 

 

スレイマンはイブラヒムを処刑した苦しみを何とか和らげられないかと?ヤフヤ?に相談しましたが、ヤフヤは

「苦しみが今生で終わることを祈りましょう」

と、一生苦しみが消えないことをスレイマンに告げ、それは【良心の呵責】だと教えました。

後悔先に立たず、今更そんなことを言われても…とスレイマンはそう言いたげですが、決断したのは自分なのですから仕方ありませんね。

 

 

そんなスレイマン、エブッスードをルメリの軍政官に任命しました。

ルメリは重要な所なので、大出世ですが、じゃあ、今ルメリの州軍政官のルトフィーは…?

先の遠征でのアヤスの大失態を考えると、やはりルトフィーが大宰相に任命されるのかしら?

 

ルトフィーは上機嫌で帰宅し、シャー皇女とアヤスが自分に嫉妬していると話しましたが、シャー皇女は「嫉妬は人間の敵」と言いながらルトフィーの方をちらりと見ました。

そこでルトフィーの顔色が変わったので、もしかしたら…ルトフィーに対する嫌味だった?とも思いました。

シャー皇女は、あまりルトフィーを愛しているようには見えませんね。

もしも、シャー皇女がイブラヒムを好きだったことをルトフィーも知っていたとしたら…ルトフィーはイブラヒムに嫉妬していてもおかしくはありません。

しかも、同じ皇女の夫なのに、あちらは大宰相に抜擢されて権勢を誇っていたのですから。

シャー皇女の言葉は辛辣で、うぬぼれも身を亡ぼす元であると、上機嫌だったルトフィーに水を差すような言動を続けました。

そして「イブラヒムを教訓にする」と返したルトフィーを、寝室から追い出しましたよね。

どうやら二人の夫婦仲は冷え切っているようです。

この夫婦仲が今後の展開にどう作用してくるか注目ですね。

 

 

ミフリマーフはヒュッレムの事を心配して、居てもたってもいられなくなったのかマルコチョールに会いに行きました。

マルコチョールは優しく慰めていますが、どうもミフリマーフに興味があるようには見えませんね。

一方、ニギャールを問い詰めてミフリマーフとマルコチョールが密会していたと聞かされた(→嘘ですが)リュステムは、ミフリマーフがマルコチョールに手紙を送っていたことを思い出し、狼狽しているように見えます。

未だにミフリマーフに想いを寄せてるからなのでしょう。

 

そのリュステムは、なぜかイブラヒムの遺産がどのくらいあったのかを探っています。

いったい何のためなのか…?

リュステムのことです、単純に知りたくて調べているわけではないでしょう…

しかし、処刑されると財産も没収されちゃうんですね…

これじゃあ、もし国庫が苦しくなったら財産持ちは無駄に処刑されることもあるんじゃ…とちょっと怖くなりました。

 

 

ところで…

ファーリエは何を考えているんでしょう?

あんなに賢くて優秀なのに、ハティジェの下で報告係をしているのが解せません。

  • もしかして二重スパイ?
  • でも、ヒュッレムじゃないですよね?
  • シャー皇女かな?

以前、「私につきなさい」ってシャー皇女に言われてましたよね…。

私だったらハティジェよりはシャー皇女の方につくなぁ…

だって、ハティジェは壊れてておかしなことばかりするから…。

いずれにしても、このファーリエの真の狙いも気になるところです。

 

 

さて、ニギャールを問い詰めたヒュッレム。

ハティジェが自分に呪術をかけたことを知らされ愕然とします。

  • この事実を知ったヒュッレムの次の行動は?
  • そして、まだヒュッレムに企みがバレてないと思っているハティジェは…?

 

事態はますます混迷を極めています。

 

 

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オスマン帝国外伝シーズン3の日本語字幕版最速配信は?

現在、最新のオスマン帝国外伝シーズン3が配信されているのは、「チャンネル銀河」「hulu」だけ(毎週5話づつ配信)です。

当然、数カ月後にはBS日テレでも配信されることになると思いますが、まだいつになるか未定だし、そんなに待てない!という場合、日本語字幕付きのオスマン帝国シーズン3を視聴するにはこの2択しかありません。

 

その内、リアルタイム配信での最速はチャンネル銀河になります。(huluより1日程早い)

たった1日の違いですが、1日でも早く観たいなら「チャンネル銀河」に軍配が上がりますが…両者には決定的な違いがあります!

 

ということでまずは、チャンネル銀河(単体で申し込んだ場合)とhuluを比較してみましょう!

チャンネル銀河 hulu
料金 660円(税込) 1,026円(税込)
無料期間 加入月無料 2週間
オスマン帝国外伝を見逃した場合 毎週土曜日に再放送(1回のみ)あり。 いつでも何度でも好きなだけ観れる。

チャンネル銀河はスカパーのサービスで他のチャンネルとのセット割などもありますが、オスマン帝国外伝をとことん楽しむという面で言えば、シーズン1からシーズン3の配信されたところまで、好きな時に好きなだけ観られる【 hulu 】が圧倒的にお得です!(私はもう何度も観ています)

 

ご覧のように、「チャンネル銀河」では再放送は基本的に1回のみ。(ただ、シーズン2までと同様に、数カ月後に再配信はされるハズです。)

リアルタイムで観れる場合は問題ないんですが、

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という場合、

現状でシーズン3がいつでも何度でも見放題なのは、huluのみ

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シーズン1、2のストーリーをいつでも振り返れる!

これはすごく大きいんですよ!

 

だって、実際に私もそうでしたが、オスマン帝国外伝は、これだけの大作なので、

  • あれ?何でこんな事になったんだっけ?
  • あれ?そもそもこの事件の発端は何だったっけ?
  • この人物ってあの時の人か~

と頻繁に過去を振り返りたくなるものですから…。

 

複数の事件が絡み合って展開されるので、あれって次の事件の伏線だった…という場面がたくさん出てくるので尚更。

だからオスマン帝国外伝にどっぷり浸っている私にとって、huluはもはや手放せない存在です。

 

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そしてhuluには無料トライアル期間というお試しで利用できるサービスがあります。

 

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オスマン帝国外伝のボリュームから考えると、まず現実的ではないんですが、その気になればhuluの無料トライアル期間の2週間でシーズン3最新配信分までの全話を制覇してしまうことも不可能ではありません。

 

そしてその2週間以内に解約すれば、実質タダでオスマン帝国外伝シーズン3を堪能できてしまうのです。

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しかも、登録も解約も5分以内で簡単にできます。

 

これはもうメリットしかありませんよね。

 

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン2まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン3」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては「hulu」の1択です!

 

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本ページの情報は、2025年01月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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