オスマン帝国外伝シーズン3第61話のあらすじと感想/ファーリエの運命

オスマン帝国外伝_シーズン3第61話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第61話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

内廷宦官長シャーヒンを呼びつけたシャー皇女は、多額のわいろと引き換えに辞職を迫りましたが、失敗に終わります。

そこでシャー皇女はファーリエにシャーヒンの暗殺を命じますが、ギュルフェムからファーリエが錯乱したヒュッレムを助けたと聞かされ、メルジャンにそんなファーリエの排除を命じました。

未だにその本心がわからないファーリエの運命は…?

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第61話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「内廷宦官長

 

マルコチョールが自室に戻ると、ミフリマーフが来ていた。

ミフリマーフは手紙の件が気になってきたと伝える。

そんなミフリマーフの顔を見て少し戸惑ったマルコチョールは

「調査中です。ここには出入りしない方がいい。」

と忠告する。

それを聞いたミフリマーフは、

「軽率だった。あなたに迷惑をかけたくない。」

と言うが、マルコチョールが黙って退出を促すのを見てしかたなく部屋を出ることにする。

しかし部屋を出る間際、ミフリマーフは

「手紙の内容は知りたくない?」

とマルコチョールに尋ねる。

するとマルコチョールは少し考えて、

「拝察できます。」

とミフリマーフの方を向く。

ミフリマーフは

「なら、返事を待ってる。」

と笑顔を見せて立ち去る。

ミフリマーフが部屋を出た後、マルコチョールは考え込むのだった。

 

 

ヒュッレムの部屋ではファーリエが側女たちに指示してヒュッレムの寝具を整えていた。

そこにヒュッレムが戻ってくる。

ファーリエは、

「他に御用がなければ…」

と下がろうとすると、ヒュッレムはファーリエを残して他の者を下がらせる。

ヒュッレムは昨晩の錯乱でファーリエを責めたことを謝り、

「またお前に救われた。」

と感謝し、謝礼がしたいと望みを聞く。

それを聞いたファーリエは、

「望むのはお妃さまの信頼だけです。」

と答える。

ヒュッレムは、

「信頼しているから私の側に置いているのだ。」

とファーリエをねぎらい下がらせる。

ファーリエを下がらせた後、ヒュッレムは側女ギュルスムにスンビュルを呼ぶよう命じる。

 

 

スレイマンは夕食をとりながら報告を受ける。

モルダヴィア領主ラレシュが貢納を怠り、ポーランドを脅かしていると聞いたスレイマンは、立ち上がってルトフィーとリュステムのところに近づく。

ルトフィーが

「命知らずな…」

と吐き捨て、リュステムは

「背後に大公とカールが居る。」

と発言する。

スレイマンはラレシュに最後通告するようルトフィーに命じる。

そして、スレイマンは内廷宦官長シャーヒンを下がらせる。

 

入れ違いにアヤスがやってきて、テケ県で「一大事」が起こったらしい…と報告する。

 

 

シャーヒンを待ち伏せしていたファーリエは、スレイマンの部屋から出てきたシャーヒンに声をかける。

ファーリエはヒュッレムの遣いだと言い、至急一緒に来るように言う。

そんな二人が一緒に歩いているところを見たマルコチョールは不審に思う。

 

 

アヤスは、

「ラマザンオール・ピリーがタフマースブと結託して反乱を企てています。」

と告げる。

「確証はあるのか?」

と問うスレイマンにアヤスは、

「軍政官が書簡を見たらしいです。」

と答える。

それを聞いたルトフィーは、

「そんなことはあり得ない。ピリーはサファビー朝との戦で数々の功績を挙げています。」

と擁護する。

スレイマンは、

「ピリーを信頼しているが、過去にも信頼していた者で『独立王朝を諦めぬ者』が居た。」

と述べる。

そこにマルコチョールが現れる。

スレイマンはリュステムにピリーの件をどう思うか?と尋ねる。

リュステムは、

「私がテケ県軍政官だったころ、ピリーがイブラヒム殿の処刑で動揺していました。ですが、まさか謀反とは…」

と言葉を濁す。

スレイマンはマルコチョールにピリーの謀反の話をする。

マルコチョールは

「ピリーを直接は知りません。しかし悪い噂は聞きません。」

と答える。

しかし、リュステムは

「何事にも初めがある。モルダヴィアや春の遠征の件もあるので備えは必要です。」

と説く。

それを聞いたスレイマンはアヤスに迅速な調査と報告を命じる。

 

 

ファーリエはシャーヒンを後宮の外に連れ出す。

不審に思うシャーヒン。

しかし、

「後宮はヒュッレム妃の敵だらけ…」

とごまかす。

歩いていると、宦官らしい男が倒れていた。

驚いたシャーヒンは倒れている男に駆け寄る。

男の息を確かめようと体を近づけたシャーヒンだったが、男は隠し持った短剣でシャーヒンを刺す。

 

 

ヒュッレムはスンビュルに

「ファーリエは部屋に戻っていたか?」

と尋ねる。

スンビュルは、

「ファーリエは部屋に帰っていません。」

と答える。

それを聞いたヒュッレムは部屋を出ていく。

シャーヒンを刺した男に向かってファーリエは、怪しまれるので早く立ち去るようが、その男はファーリエに一緒に来るように命じる。

ファーリエは

「早く戻らなければ…」

と断るが、男は

「ご命令だ!」

と伝える。

仕方なく一緒に歩き始めたファーリエだったが、隙を突いて男を蹴り、足早に後宮に戻っていく。

虚を突かれた男は慌ててファーリエを追いかける。

追いつかれたファーリエは叫び声をあげ、男ともみ合いになる。

 

 

その頃、スンビュルを伴ってファーリエを探しに来たヒュッレムは倒れているシャーヒンを見つける。

その時、ファーリエの叫び声が聞こえ、スンビュルは慌てて声のする方に向かい、ヒュッレムも後を追う。

男がファーリエを刺したところでスンビュルが駆けつけ、スンビュルに気づいた男はスンビュルにも短剣を刺し、ヒュッレムの方に向かっていく。

ヒュッレムは後さずりするが、男は剣をかざして近寄ってくる。

何かにつまずいて転んだヒュッレムに男は剣を振りかざし、今にも刺そうとしたその瞬間、手が止まり、男は崩れ落ちるように倒れる。

ファーリエが男に短剣を刺したのだった。

 

 

落ち着かない様子で知らせを待っていたシャー皇女とハティジェだったが、一向に知らせが届かない。

「もう戻っている時間よ。」

と言うハティジェに、シャー皇女は

「朝にはわかる。」

と言って待つように諭す。

 

 

ファーリエは男に刺されて傷を負っていたが、軽傷だった。

ファーリエはシャーヒンを助けようとしてもみ合いになったと証言していた。

しかしヒュッレムは、

「殺そうとして、では?」

とその証言を疑う。

ヒュッレムはファーリエに

「本当の事を言いなさい。主人は誰?」

と尋ねる。

ファーリエは観念したのか、自分がマニサから来たことや、マヒデブランに仕えていたこと、今はハティジェの配下であることを全て告白する。

それを聞いたヒュッレムは、

「浴場で私の命を狙ったのはお前ね?」

と尋ねる。

ファーリエはそれを認め、スンビュルが来たので失敗に終わったと話す。

するとヒュッレムは、

「いくらでも機会はあったのに、それからなぜ私を狙わなかったのか?」

と尋ねる。

ファーリエは、

「シャー皇女がお妃様暗殺に反対し、間諜になるよう命じられました。」

と理由を述べる。

怒ったスンビュルはファーリエを始末しましょうと進言するが、ヒュッレムは話を続けるようファーリエを即す。

 

 

翌朝、ファーリエのところにマルコチョールが現れ、【昨晩の事】を話すよう指示する。

 

 

ヒュッレムの部屋では、スンビュルがいまいましそうにファーリエを罵っていたが、ヒュッレムは

「過去の事よりこれからの事よ。」

と言って考えを巡らせる。

今更信用できないと訴えるスンビュル。

しかしヒュッレムは、

「敵が味方に鞍替えした時は信用していい。スンビュルも私と敵対していたが、今は忠実になっている。」

と諭す。

それでもファーリエを警戒するスンビュルだったが、ヒュッレムはスンビュルを制止する。

 

 

マルコチョールはファーリエを尋問するが、ファーリエは

「男に襲われたシャーヒンがもみ合いになるのを見ました。」

と話す。

それを聞いたマルコチョールは、

「お前がシャーヒンと一緒に歩いているところを見た。」

と告げる。

するとファーリエは、シャーヒンに呼び止められて話をし、その後別れたと弁明する。

「何の話だったのか?」

と尋ねるマルコチョール。

ファーリエは、

「シャーヒン殿がお妃様に会いたいと言っていました。ハティジェ様の付き人だった側女が、ハティジェ様に不利な証言をした後、姿が見えないことを知らせたがっていました。」

と返答する。

 

そこにヒュッレムが現れ、

「犯人は堂々と宮殿に入り、シャーヒンを殺してファーリエまで傷つけた。内廷宦官長が殺された。皆に危険がある。」

とマルコチョールに黒幕を見つけるよう命じる。

 

 

メルジャンは実行犯のジャフェルは死に、ファーリエは手傷を追ったが無事だったと報告する。

それを聞いたハティジェは、

「ファーリエが全てを話すのでは?」

と心配するが、シャー皇女は、

「ヒュッレムの女官を誰が信用する?」

と楽観的だった。

それでも、

「ヒュッレムにバレる。」

と不安そうに言うハティジェにシャー皇女は、

「己の事で手一杯よ。最も重要な手下であったシャーヒンを失って、ヒュッレムは焦っているだろう。都合のいいものを後釜に据える。」

と話す。

 

 

ファーリエはヒュッレムに、

「ご指示通りに話しました。」

と告げる。

ヒュッレムは、

「皇女様たちは墓穴を掘ったが、望み通り忠臣だったシャーヒンを排除した。」

と、シャーヒンを悼む。

ファーリエは、

「シャー皇女が自分の意のままになる宦官を後釜にしようとするでしょう。」

と予測するが、ヒュッレムは、

「そうはさせない!」

と述べる。

ヒュッレムはファーリエに呪術の話をするよう命じるが、ファーリエは

「サーリハがどのようなことをしていたのか、詳しくは知りません。ただ、お香の中の何かが苦しめていたのです。」

と教える。

 

 

マルコチョールはファーリエの証言をスレイマンに報告する。

スレイマンは、

「誰の仕業か?」

と尋ねるが、マルコチョールは、

「内廷宦官長は関わるものが大勢いて、全てを聴取するのに時間が掛かります。宮殿内でシャーヒンに敵対する者も居たかもしれません。」

と答える。

するとスレイマンは少し考えて、

「皇族内に関わっている者が居る可能性は?」

と尋ねる。

マルコチョールは、

「考えたくありませんが…」

と前置きして、ファーリエが証言した

「ハティジェ様に不利な証言をした側女が行方不明になっています。」

という話を報告する。

それを聞いたスレイマンはため息をつく。

 

 

マニサではムスタファが、兵士たちを召喚し、遠征の労をねぎらい、鼓舞する演説をする。

 

マニサの後宮では食事会が営まれる。

そこにはガブリエラも招待されていた。

ムスタファの側女、アイシェは浮かない顔でガブリエラの方を見る。

ガブリエラもなぜか浮かない顔で、食がすすまない。

心配したマヒデブランがガブリエラに声をかける。

マヒデブランが、

「船の火事の事で落胆しているのか?」

と尋ねると、ガブリエラは、

「損害が甚大です。イズミルではオリーブやブドウの売買に制限があるので、そのことで力添えをしてもらえないでしょうか?」

と持ち掛ける。

それを聞いたマヒデブランは

「特権が欲しいと言うの?」

と驚く。

ガブリエラはマヒデブランの表情を覗いながら、

「特権が適用できると聞きました。」

と答える。

 

皇子は兵士たちに報奨金を与えながら、フズルと話をする。

フズルは、

「帝国のいたるところで民や兵士がムスタファ殿下をたたえています。」

と持ち上げ、

「ですが、それゆえお耳がふさがれませぬように。」

と忠告する。

ムスタファは、

「心配するな。どんな声も我が良心に蓋はできぬ。」

と答える。

 

マヒデブランはガブリエラに「特権」について皇子に話すと約束する。

そこに皇子が現れる。

ガブリエラは、

「マヒデブラン妃に招待されました。また夕食のおもてなしを…」

と言って帰って行く。

ガブリエラを見送ったマヒデブランは不安を感じるのだった。

 

 

帝都では御前会議が開かれ、リュステムが

「ヒュッレム妃の善行の建築が順調で、10日以内にエブッスード殿が建築模型を献上します。」

と報告する。

そこにアヤスが遅れて入ってくる。

アヤスは、

「ピリーがイブラヒム殿の処刑で国が弱体化したと反乱を呼び掛けています。」

と報告する。

それを聞いたカシムは、

「あり得ない。」

と、ピリーを擁護する。

しかしリュステムは、

「(ピリーが忠臣であることに)皆同意見ですが…」

と前置きして、

「過去にはそういう例もありました。ピリーの一族が以前はマムルーク朝に仕えていたので復興を考えているのでは?」

と述べる。

それを聞いたルトフィーは、

「過去の例と可能性で告発してはならぬ。」

とリュステムを責める。

 

 

市場に買い出しに来ていた料理長は、

「イブラヒムの遺産の品が競売にかけられる。」

というお触れを聞き、様子を見に行く。

 

広場ではエブッスードが競売の差配をしていた。

そこにマトラークチュが現れ、エブッスードにハティジェが来ていることを教える。

 

 

アヤスは、

「調査の結果、ピリーの反乱が確認されました。」

と報告し、それを聞いたカシムは

「何かの間違いです。私に調査させてください。」

とスレイマンに直訴する。

しかし、スレイマンはそれを却下し、ルトフィーにピリー討伐を命じる。

それを聞いたアヤスは、

「この任務をムスタファ殿下にさせてはどうでしょうか?」

と提案し、スレイマンはそれを了承する。

そしてスレイマンはリュステムに赴任地への帰還を命じる。

 

席を立って戻っていくスレイマンを追ってルトフィーは外に出ていく。

ルトフィーはスレイマンに

「報告があります。」

と切り出す。

スレイマンが立ち去った後、カシムはアヤスに

「始末がお早い。次は誰を標的にするおつもりで?」

と嫌味を込めて尋ねる。

それを聞いたアヤスは激怒し、

「それはどういう了見か!」

と声を荒げるが、カシムは

「イタリア遠征での失態の憂さ晴らしですか?」

と迫る。

するとリュステムは、

「恐れ多くも大宰相殿ですぞ。」

と非難するが、カシムは

「お前ごときが礼節を説くな!」

と、今度はリュステムを睨みつける。

するとアヤスはカシムに、

「宮殿から出ていけ!二度と現れるな!」

と恫喝する。

 

 

エブッスードはハティジェから

「なぜ私に内密に?」

とイブラヒムの遺産の競売を自分に教えなかったことを責められる。

エブッスードは自分には権限がないと弁明する。

 

マトラークチュはイブラヒムのカフタンを羽織っていた男を呼び止め、買い戻す。

その様子を見ていたハティジェは、

「すべて私が買い取ります。」

と言い出す。

それを聞いたエブッスードは、心穏やかになるために神にすべてを委ねるよう進言する。

しかしハティジェは、

「最愛の人の思い出の品が競売にかけられているのを見ては、穏やかで居られない。」

と返す。

それを聞いたエブッスードは競売を中止し、

「すべてに買い手がついた。」

と宣言する。

係りの者が、

「纏め売りは禁止だ!」

と声をあげるが、エブッスードは言うとおりにするよう指示する。

ハティジェはエブッスードの計らいに感謝し、もうひとつ頼みたいことがあると切り出す。

 

そんなハティジェとエブッスードの事を遠くから見ていたマトラークチュは料理長に声をかけられる。

料理長はハティジェに気づくが、マトラークチュは

「見ざる聞かざるだ。話したら容赦しない。」

と料理長にくぎを刺す。

 

 

ルトフィーはスレイマンにシャーヒンの後釜としてメルジャンを推薦する。

 

 

ヒュッレムはスンビュルからアスランという宦官を紹介される。

ヒュッレムはアスランに

「重要な任務に推薦する。私に忠誠心を誓うように。」

と伝え下がらせる。

 

 

エブッスードはハティジェを自宅に引き入れ、

「これまでに犯した罪を悔悟しましたか?」

と尋ねる。

3回尋ねられて3回「しました」と答えるハティジェにエブッスードは、

「私が申しあげることを繰り返してください。」

と言い、アラーへの祈りの言葉を詠みあげる。

ハティジェは、

「イスラムの敵や異端者に惑わされて己が身に付けた誤りであり敗退した信仰を、己が犯した罪を悔悟します。」

と、苦しそうに詠みあげる。

 

 

エスマハンはメフメトの部屋を訪れる。

皇子は本を読んでいた。

エスマハンは

「皇子が部屋に籠っているので、顔を見に来た。」

と話す。

エスマハンは本を見て、外国語で書かれていることに気づき、何と書いてあるのかと本を渡す。

そこへヒュッレムがいきなり入ってくる。

エスマハンはヒュッレムを見て戸惑う。

ヒュッレムは、

「私が居ないときに、お前が部屋に来たと聞いた。」

と話す。

すると皇子は、

「特に用があったわけではなく、母上とジハンギルに会いに行ったのだ。」

と返事する。

ヒュッレムはエスマハンにも声をかける。

エスマハンは挨拶をした後、

「ミフリマーフのところに行くわ。」

と言ってそそくさと立ち去る。

エスマハンが立ち去った後、ヒュッレムはメフメトに、

「エスマハンはよく来るのか?」

と尋ねる。

皇子は

「たまにきて話をする。」

と答える。

するとヒュッレムは、

「エスマハンと二人きりで部屋で会うのはよくない。」

と話す。

皇子は、

「エスマハンは妹も同然だ。」

と反論するが、ヒュッレムは

「だからこそ注意している。噂になったら困る。」

と諭す。

ヒュッレムが出ていった後、皇子は過干渉なヒュッレムにあきれる。

 

 

シャー皇女は帰ってきたルトフィーから、

「メルジャンを内廷宦官長に推薦したが、陛下は少し考えたいと言っている。」

と報告する。

それを聞いたシャー皇女はため息をつき、

「相談相手がヒュッレムなら邪魔される。」

と話す。

ルトフィーは、

「アヤスとリュステムがいるので無駄だ。」

と返すが、シャー皇女は

「いずれヒュッレムに引導を渡す時がくる。」

と述べる。

それを聞いたルトフィーは、

「ハティジェ皇女様の味方でいる限り、誰に引導が渡されるかわかりませんぞ。」

と、ハティジェと手を切るよう迫り、表向きはヒュッレムに敬意を示すよう忠告する。

 

 

ヒュッレムはスレイマンに、

「内廷宦官長が殺されて怖い。部屋から出ることができない。」

と陳情する。

スレイマンは、

「後宮を差配するのはヒュッレムの仕事だ。」

と、騒ぎが収まらないことに苦言を表する。

ヒュッレムは、

「それが問題の根源よ。皇女様たちが私が後宮を仕切ることに不満なのよ。なぜ奴隷が後宮を仕切るのか?とおっしゃる。」

とシャー皇女たちが自分を敵視していることが騒ぎになってるのだと答える。

さらにヒュッレムは、

「こんなことであなたを煩わせたくない。対策は講じたが内廷宦官長をアスランに任せたい。」

と進言するが、スレイマンは

「既にメルジャンを内廷宦官長に任じた。」

と答える。

ショックを受けたヒュッレムは、スレイマンの部屋から出てすぐに、リュステムを呼ぶようスンビュルに命じる。

 

 

ミフリマーフはマルコチョールから返事が来ないとエスマハンに話す。

エスマハンは、

「マルコチョールが皇女に手紙を書くことに躊躇しているのでは?」

と話す。

「どういう意味か?」

と聞くミフリマーフ。

あきれたエスマハンは、

「皇女の自覚がないのね。本来なら皇女の顔を見ることも禁じられている。【謎の人物】に監視されているのに。」

と注意する。

「それでも連絡は取れるはず…」

と不思議がるミフリマーフにエスマハンは

「あなたから連絡すればいい。」

と助言する。

しかしミフリマーフは、

「それでは私がマルコチョールに夢中だと思われる…」

と難色を示す。

 

 

マルコチョールはマトラークチュと歩きながら話をしていた。

マトラークチュはマルコチョールが何日も考え込んでいるのを見て、

「想い人でも居るのか?」

と尋ねる。

マルコチョールは、

「居るもんか…」

と、目をそらすが、マトラークチュは

「ミフリマーフ様?」

とマルコチョールの反応を見る。

しかし、マルコチョールは、

「恐れ多いことを申すな。」

と否定する。

マトラークチュは、

「あり得る話だ。皇女様のご好意は事実。」

と返すが、マルコチョールは、

「幼い頃からの純粋なご好意だ。」

と突っぱねる。

 

 

シャー皇女はメルジャンを呼び、アフィフェから話があると告げる。

アフィフェはメルジャンに、

「陛下が、そなたを内廷宦官長に任じた。」

と告げる。

アフィフェが退出した後、メルジャンは複雑な表情を浮かべる。

シャー皇女が、

「その顔は何?うれしくないの?」

と尋ねると、メルジャンは

「皇女様へのご奉仕が我が幸せ。」

とお側に居たいと懇願する。

しかしシャー皇女は、

「別に離れるわけではない。いつでも好きな時に訪ねてきなさい。この任務でさらに大きな奉仕ができる。」

と諭すのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第61話の感想

 

ヒュッレムはファーリエが自分を裏切っていたことを確信していたようですね。

しかも、ファーリエが自分になびくことも確信している様子。

でも、どうなんだろう…

敵が味方に鞍替えしたら信じられるって…

違う見方をすれば、裏切る奴は何回も裏切る気がするんですが…。

 

確かに、ヒュッレムが奴隷として連れてこられた最初の頃を思い返すと、友人のマリア(後のギュルニハル)くらいしか味方は居なかったですからね~

今の地位があるのは味方を増やし、上手く動かしてきてからなのは間違いありません。

今回のファーリエに対するヒュッレムの自信も、そんな経緯から来てるんだとは思いますが…本当のところはどうなんだろう?

 

ヒュッレムの中でどこか引っかかる部分がずーっとあったってことなんでしょうかね…

ただ、ファーリエはなぜかヒュッレムを殺せないのは明らかなんですよね…

もしかしたらですけど、ファーリエは自身に危険が及ばない限り、恨みもない相手の命を奪うことに、ためらいがあるのかもしれません。

 

 

ハティジェはイブラヒムの遺産をすべて買い戻しました。

エブッスードはハティジェを哀れに思ったのか、イスラム式の告解をハティジェに勧めます。

でも、ハティジェは辛そうでした…

そして恨みに取りつかれたハティジェには「信仰の力」も届かない様子です。

 

 

内廷宦官長シャーヒンが消されてしまったので、ヒュッレムは自分に忠実なアスランを送り込もうとスレイマンに推薦しましたが、先手を打たれて内廷宦官長はシャー皇女の忠臣メルジャンになってしまいました。

でも、メルジャンは不服なようで、シャー皇女と離れたくない感じ…。

前から思っていたのですが、メルジャンってシャー皇女を慕っているのでは?

宦官のメルジャンは「男」として認識されないはずですが、シャー皇女も憎からず思っているような気がします。

そんな自分に忠実なメルジャンを後宮の出入りをつかさどる内廷宦官長に据えれば、実質的にシャー皇女が後宮を仕切ることになるでしょう。

 

 

スレイマンがメルジャンを任命したことでヒュッレムは狼狽しています。

リュステムを呼んで何をしようとしているのかわかりませんが、危険な香りがしますね。

 

そのリュステムはアヤスと組んでイブラヒム派の排除をもくろんでいます。

今回のテケ県の反乱も、他の者から見ると唐突に思えるようです。

スレイマンはルトフィーに反逆者鎮圧を命じましたが、アヤスが横やりを入れてムスタファ皇子が行くことになりました。

アヤス的には、ルトフィーにこれ以上手柄を立てさせたくないのでしょう。

 

何かアヤスの小物感がすごいです。

やはり大宰相の器ではない…ことは明らかですね。

これでは遅かれ早かれ失脚することになるでしょう。

 

 

マルコチョールはミフリマーフが自分に好意を持っていることに戸惑っているようです。

皇女とのスキャンダルは危険を伴うので、慎重にならざるを得ないでしょう。

ミフリマーフの方はそんなこと露知らずで無邪気なものですが、エスマハンの言うように、ホント皇女としての自覚がないんでしょうね。

でも、この恋は本当に危険です。

何せ、あのリュステムが目を光らせていますから。

二人の恋を応援したいとは思うのですが、あまり軽率には行動できないところがもどかしいですね。

 

せめてスレイマンが許せばいいんですけど…きっとヒュッレムが許さないだろうな…。

ヒュッレムはマルコチョールを高く評価してはいますが、自分の言う事を聞く人間でないと困るでしょうから。

「皇女」を餌に重臣を手なずけることもできるのに、マルコチョールだとそれも難しいでしょう。

 

 

マヒデブランはムスタファがガブリエラと親密になったことを知り、不安げです。

ガブリエラの要求がどんどん大きくなっていることも不安材料の1つなのでしょう。

ムスタファも女に弱いのか、よくややこしい問題を起こしますね…困ったものです。

兵士を鼓舞する皇子はかっこいいんですけど…女難が将来に影響しなければいいのですが。

 

 

さて、ファーリエからシャー皇女のたくらみを知らされたヒュッレムはシャーヒンの後釜に自分の手下を送り込もうとしましたが、先手を打たれてしまいました。

すぐにリュステムに何かを命じたヒュッレム。

いったい何をしようというのでしょうか?

 

一方、まんまと自分の手下メルジャンを内廷宦官長に据えることに成功したシャー皇女。

ヒュッレムから後宮を取り返すために画策していますが、メルジャンはシャー皇女と離れることを悲しんでいるようです。

夫婦仲が微妙なシャー皇女とルトフィー。

もしやメルジャンの存在が、その夫婦関係に影響を与えているのでしょうか?

 

何れにしても、今回のメルジャンの抜擢で、ヒュッレムとシャー皇女の陰謀合戦はまだまだ白熱しそうです。

 

 

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オスマン帝国外伝シーズン3の日本語字幕版最速配信は?

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オスマン帝国外伝を見逃した場合 毎週土曜日に再放送(1回のみ)あり。 いつでも何度でも好きなだけ観れる。

チャンネル銀河はスカパーのサービスで他のチャンネルとのセット割などもありますが、オスマン帝国外伝をとことん楽しむという面で言えば、シーズン1からシーズン3の配信されたところまで、好きな時に好きなだけ観られる【 hulu 】が圧倒的にお得です!(私はもう何度も観ています)

 

ご覧のように、「チャンネル銀河」では再放送は基本的に1回のみ。(ただ、シーズン2までと同様に、数カ月後に再配信はされるハズです。)

リアルタイムで観れる場合は問題ないんですが、

  • 見逃した…
  • もう一度あの場面を振り返りたい…

という場合、

現状でシーズン3がいつでも何度でも見放題なのは、huluのみ

です。

 

 huluなら「オスマン帝国外伝」がシーズン4最新配信分まで全て見放題!

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しかも…

シーズン1、2の場面もいつでも振り替えれる!

huluならいつでも何話からでも、更に何度でも日本語字幕版のオスマン帝国外伝シーズン3が観れるんですが、更に大きいのは、

シーズン1、2のストーリーをいつでも振り返れる!

これはすごく大きいんですよ!

 

だって、実際に私もそうでしたが、オスマン帝国外伝は、これだけの大作なので、

  • あれ?何でこんな事になったんだっけ?
  • あれ?そもそもこの事件の発端は何だったっけ?
  • この人物ってあの時の人か~

と頻繁に過去を振り返りたくなるものですから…。

 

複数の事件が絡み合って展開されるので、あれって次の事件の伏線だった…という場面がたくさん出てくるので尚更。

だからオスマン帝国外伝にどっぷり浸っている私にとって、huluはもはや手放せない存在です。

 

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そしてhuluには無料トライアル期間というお試しで利用できるサービスがあります。

 

まずは2週間のお試し期間でhuluライフを体験!

オスマン帝国外伝のボリュームから考えると、まず現実的ではないんですが、その気になればhuluの無料トライアル期間の2週間でシーズン3最新配信分までの全話を制覇してしまうことも不可能ではありません。

 

そしてその2週間以内に解約すれば、実質タダでオスマン帝国外伝シーズン3を堪能できてしまうのです。

huluは無料トライアル期間に解約すれば、料金は一切掛かりません。

しかも、登録も解約も5分以内で簡単にできます。

 

これはもうメリットしかありませんよね。

 

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン2まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン3」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては「hulu」の1択です!

 

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本ページの情報は、2025年05月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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