オスマン帝国外伝シーズン3第64話のあらすじと感想/勅命に背くムスタファ

オスマン帝国外伝_シーズン3第64話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第64話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

スレイマンから再婚を命じられたハティジェは「再婚するくらいなら命を絶つ」と、それを拒否しています。

 

その裏で、ヒュッレムは出陣するムスタファの補佐役としてリュステムを送り込むことに成功しました。

果たしてリュステムは、皇子が失態を起こすようにどういう策を巡らすのでしょうか…?

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第64話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「狡猾なワナ

 

反乱を起こしたとされる「ラマザンオール・ピリー」がムスタファの召喚に応じて皇子の陣にやってくる。

衛兵に引っ立てられるように連れてこられたピリーは、皇子に挨拶をしようとするが、タシュルジャルが剣に手をかけて威嚇する。

しかし皇子はピリーを側に呼び、挨拶を許す。

そしてピリーに、

「そなたがタフマースブと結託して謀反を起こしたという告発があった。」

と告げ、弁明を求める。

リュステムは手下の兵士デルヴィーシュに何かを命じ、

「注意しろよ、過ち一つで二人の首が飛ぶ。」

と、くぎを刺す。

ピリーは、

「告発は中傷です。私は帝国に忠誠を誓っています。」

と弁明する。

皇子が、

「誰に中傷されたと思うか?」

と尋ねると、ピリーは

「テケ県のイスケンデルが昔から私を敵視していました。イブラヒム殿の忠臣であった私を、イブラヒム派排除にかこつけて陥れたのでしょう。」

と答える。

それを聞いた皇子は

「それは重い告発だ。立証できるのか?」

と尋ねるが、ピリーは、

「できません。神のみぞ知るです。」

と答える。

皇子は少し考えて、ピリーを下がらせ、タシュルジャルに意見を求める。

タシュルジャルは

「本人の証言以外何もありません。命惜しさの弁解かもしれません。」

と述べる。

皇子も、

「他の者を道連れにするつもりかもしれない…」

とピリーの証言を信じ切れない様子だった。

タシュルジャルは、陛下の命令を実行するべきと皇子に進言するが、皇子は

「もしも証言が事実なら?」

とピリー処刑を躊躇する。

それを聞いたタシュルジャルは、

「その可能性はお忘れください。勅令に逆らえば陛下から不服従とみなされます。」

と説得する。

 

 

ニギャールはシャー皇女を訪ねる。

ニギャールは後宮でエスマハンに関する噂を聞いたと告げる。

それは、エスマハンがマルコチョールと密会しているというものだった。

 

 

マルコチョールが自室に戻ると、ミフリマーフがそこにいた。

驚くマルコチョールにミフリマーフは

「きちんと話すべき。」

と言う。

困惑したマルコチョールは男のところに一人で来ない方がいいと諭すが、ミフリマーフは

「誰にも知られていないし、近侍に会って悪い?」

と言い返す。

それでもマルコチョールは帰るように言うが、ミフリマーフは、

「もう子供ではない。あなたは私を子ども扱いしている。」

と責める。

しかしマルコチョールは、

「だからこそです!」

と、帰るよう諭す。

ミフリマーフはマルコチョールの手に自分の手を重ね、自分がいかにマルコチョールを愛しているかを訴えるが、マルコチョールは

「手紙に書いた通り、その想いに応えることはできません。」

と告げる。

それを聞いたミフリマーフは一歩下がり、

「アイビケが原因ね?身分違いの恋を恐れているのでしょう?」

と話す。

それを否定するマルコチョールにミフリマーフは、

「ではなぜ私を求めないの?」

と尋ねる。

その時扉をノックする音が聞こえ、二人は話をやめる。

 

 

エスマハンを呼んだシャー皇女は

「どこにいたの?」

と尋ねる。

エスマハンは

「ミフリマーフのところに行ったが留守だったので、皇子たちと話をしていた。」

と答える。

それを聞いたシャー皇女は、

「話していたのはマルコチョールでは?」

と尋ねる。

エスマハンは戸惑い、

「マルコチョールと?」

と聞き返す。

シャー皇女は

「母に隠し事を?」

と問い詰める。

エスマハンは何のことかわからず、

「なぜ急にそんなことを聞くの?」

と逆に尋ねる。

するとシャー皇女は、

「宮殿中でお前とマルコチョールが密会していると噂されている。」

と教える。

それを聞いたエスマハンは、

「そんなことはしていない!偶然会った時ぐらいしか話をしていない!」

と否定する。

 

 

スレイマンのもとにエブッスードが参内し、ヒュッレムのワクフの建築模型を持ってくる。

その模型を見たスレイマンはヒュッレムを呼ぶよう指示する。

 

 

マルコチョールの部屋から出てきたミフリマーフは、大広間の前を通り過ぎるとき、

「マルコチョールとエスマハンが密会している」

と側女たちが噂をしているのを耳にする。

「マルコチョールとエスマハンが相思相愛」

という噂を聞いたミフリマーフはショックを受け、事実を確かめようとエスマハンを呼びに行かせる。

 

 

スレイマンはモスクの大きさや窓に注文を付けるが、ヒュッレムはその建築模型を大いに気に入り、建築を承認するが、建築場所を女市場の近くにしてほしいとスレイマンに頼む。

そのあたりは商店や民家が立ち並んでいると難色を示すスレイマンにヒュッレムは、

「その立ち退きの資金は私が出す。」

と説得する。

スレイマンから意見を求められたエブッスードは、自分が所有者一人一人に同意を取り付けることを約束する。

 

 

エスマハンを呼びつけたミフリマーフはエスマハンに噂の真相を問い詰める。

マルコチョールとエスマハンのうわさが宮殿内だけでなく、シャー皇女の耳にも届いていると知ったミフリマーフは

「何の根拠もなく噂が立つかしら?」

とエスマハンが自分を裏切っているのではと詰め寄る。

驚いたエスマハンは、

「まさか、疑っているの?」

とミフリマーフを見つめる。

ミフリマーフは、

「誰かが私と彼の仲を裂こうとしている。偽の手紙をエスマハンが書いたのではないか?」

と疑いの目で見る。

それを聞いたエスマハンは怒り、

「あなたたちの仲を裂こうなんてしていない!裂くほどでもないでしょ?」

とまだ二人が親密になっていないことを指摘して立ち去る。

 

 

その夜、リュステムはムスタファに

「何をお待ちになっているのですか?早くピリーを処刑しなければ。」

と進言する。

皇子は、

「テケ県のイスケンデルを呼んだ。イスケンデルからも事情聴取する。」

と答える。

それを聞いたリュステムは、タシュルジャルに意見を求めるが、タシュルジャルは

「殿下は最善をご存じです。」

とだけ述べる。

しかしリュステムは、

「待機中にピリーは軍勢を集めるかも…」

とつぶやく。

そこにデルヴィーシュが皇子のところにやってくる。

デルヴィーシュは

「ピリーにに関する重要な報告があります。エジプトに送った間諜が旧マムルーク朝の残党に接触しました。これはピリーへの罠です。」

と報告する。

それを聞いたリュステムは異を唱え、

「アヤス大宰相殿が調査され陛下の勅命もある。」

と言うが、皇子はリュステムを制止してデルヴィーシュを下がらせる。

リュステムの狼狽をみたムスタファは、

「何を慌てている?」

とリュステムを睨む。

リュステムは、

「心配しているのです。どこの馬の骨とも知れない間諜の情報を信じるのですか?」

と訴えるが、皇子はリュステムを下がらせる。

リュステムが下がった後、タシュルジャルは

「リュステム殿の意見にも一理あります。勅命を無視するのは危険です。」

と警告する。

 

 

ヒュッレムはアフィフェに建築模型を見せながら、

「皇女様は再婚を承諾したか?」

と聞く。

アフィフェは

「そう簡単には…お苦しみの最中ですし。」

と言葉を濁す。

ヒュッレムは、

「そうだけど、陛下のご決定よ。結婚してここを離れた方が幸せ。」

と言う。

アフィフェは、

「シャー皇女様もお妃様と同じ考えです。」

と、シャー皇女もハティジェの再婚を望んでいると教えるが、ヒュッレムは

「シャー皇女様は早く手を打つべきだった。幻想を追ったせいね。」

とシャー皇女がハティジェの幸せよりもヒュッレム排除を優先したとあきれる。

 

そこにミフリマーフが現れる。

ヒュッレムはミフリマーフにも建築模型を見せるが、ミフリマーフの反応は薄かった。

ミフリマーフの様子がおかしいのを見たヒュッレムは理由を尋ねる。

ミフリマーフは

「マルコチョールとエスマハンの密会の噂が広まっている。」

と話、それを聞いたヒュッレムとアフィフェは顔を見合わせる。

 

 

シャー皇女はマルコチョールを屋敷に呼び、噂の真偽を尋ねる。

マルコチョールはそれをきっぱりと否定し、

「言われのない中傷です。調査を始めます。」

と切り捨てる。

それを聞いたシャー皇女はマルコチョールに近づき、

「そなたが忠臣であることは分かっているのでその言葉を信じる。ただ明らかに何者かがお前を排除したがっている。重要なのは今後の事。このままではエスマハンにとって都合が悪い。そなたとエスマハンを結婚させる。」

と告げる。

 

 

ヒュッレムはアフィフェに「噂」の事を知っていたかと尋ねる。

アフィフェは、

「噂は耳にしましたが、信じていませんでした。」

と答える。

ヒュッレムは、噂がこれ以上広がらないように指示する。

 

アフィフェが下がった後、ヒュッレムはミフリマーフが浮かない顔をしているのを見て

「噂が気になるの?」

と尋ねる。

ミフリマーフは、

「いいえ、ただお知らせしたくて。」

と、シャー皇女がマルコチョールを屋敷に呼びつけたことを知らせる。

ヒュッレムは、

「どこでその話を?」

と驚くが、ミフリマーフは、

「エスマハンから聞いた。(エスマハンと)マルコチョールとの結婚話が出ている…」

と答える。

そしてミフリマーフは、

「意図は分からないけど…いい兆候ではないわ。」

と不安を口にする。

 

 

その頃、酒場に繰り出していた料理長は酒場女と戯れているところをメルジャンに見られる。

焦った料理長は仕方なく宮殿に帰る。

 

マルコチョールは酒場の二階で酒場女エレニカとのひと時を過ごしていたが、浮かない顔をしていた。

 

 

宮殿に帰った料理長はメルジャンから許可なく外出したことを説教をされる。

料理長は

「スンビュルに許可を取った。」

と言い訳するが、メルジャンは

「それならあいつも同罪だ。今後は容赦しない。」

とくぎを刺す。

 

そこにミフリマーフが通りかかり、

「マルコチョールはどこにいるの?」

と尋ねる。

メルジャンは知らないと答えるが、一緒にいた料理長は

「酒場にいた…」

と言いかけるが、メルジャンはそれを制止し、

「マルコチョールに何の用か?」

と聞くと、ミフリマーフは

「セリムと話をしてほしかったの。」

とごまかす。

 

 

翌朝ムスタファはイスケンデルの様子を自ら見に行くため準備をしていた。

イスケンデルが自軍で、どんな話をしているか確認するため…と言う。

それを聞いたリュステムは

「ピリー殿は?」

と尋ねる。

皇子は

「ピリーも連れて行く。告発した者同士が話し合わねば。」

と言って出ていく。

リュステムはタシュルジャルを呼び止め、

「殿下をお導きせず、なぜ誤った道に?」

と尋ねるが、タシュルジャルは何度も進言したが皇子が聞かなかったと答える。

それを聞いたリュステムはほくそ笑む。

 

 

ルメリのヒュスレヴがスレイマンに呼ばれる。

ヒュスレヴは、

「モルダヴィア領主ラレシュが帝国に逆らい、ポーランドに侵攻しました。背後にはカール5世がいるようです。」

と報告する。

 

 

自軍を率いてイスケンデルの軍と対峙したムスタファはイスケンデルを召喚する。

イスケンデルはムスタファに挨拶をし、

「裏切り者を成敗します。ピリーとその一族が裏切りの代償を払います。」

と述べると、皇子は

「お前の言うとおりだ。崇高なるスレイマン皇帝陛下に背くものは誰であれ代償を命で払うのだ。」

と言って、おもむろにイスケンデルの首を斬る。

それを合図に戦闘が始まり、タシュルジャルは皇子を安全なところに避難させる。

 

 

ヒュスレヴは、カール5世がキリスト教徒に暴動を起こさせようと画策していると報告する。

重臣たちは、

  • カールが帝都イスタンブールを奪還しようと考えている
  • 法王のとりなしでフランスとスペインも和解している

と口々にいい、「オスマン帝国包囲網」が構築されつつあると危惧する。

それを聞いたスレイマンは機嫌を損ね、直ちに対策するよう指示する。

そしてフズルは

「海軍は万全です。エーゲ海のすべての島を征服して敵の艦隊を監視します。」

と豪語する。

ルトフィーも

「モルダヴィアを懲らしめなければならない。」

と続く。

するとスレイマンは、直ちにモルダヴィア遠征の準備をアヤスに命じ、クリミアハン国のサーヒブにも参戦をするよう知らせる。

 

 

ムスタファ軍とイスケンデルの軍との戦闘は終わり、勝利した皇子はピリーから

「殿下の正義の前に頭を垂れます。」

と自分を信じてくれたことに礼をいい、忠誠を誓う。

リュステムは

「皇子は望み以上の成果をくれた。」

と、【皇子が勅命に逆らった上イスケンデルの軍勢を滅ぼしたこと】にほくそ笑み、すぐにスレイマンに報告する。

 

 

スンビュルはシャー皇女がマルコチョールを味方につけるためにエスマハンと結婚させようとしている事を知り驚く。

ヒュッレムは、

「何としてでもマルコチョールとエスマハンの結婚を阻止しなさい!」

と命じるが、スンビュルは

「シャー皇女が決定したことを阻止するのは難しいかと…。」

と答える。

ヒュッレムは、

「陛下の許可が要る。」

と言うが、スンビュルは、

「陛下が反対する理由がありません。」

と返すのだった。

 

 

ヒュスレヴを呼んだスレイマンは、ルトフィーとマルコチョールがヒュスレヴを宰相に推薦していると告げる。

恐縮するヒュスレヴにスレイマンは、

「私の考えも同じだ。」

と伝え、ヒュスレヴを宰相に任命し、

「もう一つ用件がある。」

と告げる。

 

 

マルコチョールはマトラークチュに、エスマハンとの縁談とミフリマーフからの告白の板挟みに苦しんでいることを相談する。

マトラークチュはどちらかを選ぶしかないと言う。

しかし、マルコチョールは、

「シャー皇女が(エスマハンとの)結婚は決定事項だと言っていて、断るのは難しい。」

と嘆く。

それを聞いたマトラークチュは、

「ミフリマーフ皇女に言えば阻止するだろう。」

と助言する。

それを聞いたマルコチョールはためらい、

「不可能だ…」

と吐き出す。

するとマトラークチュは、

「どうしてだ?皇女様は世界皇帝のご息女だぞ。」

と諭す。

そこに小姓が手紙を持ってくる。

それを読んだマルコチョールは大きなため息をつく。

手紙はミフリマーフからだった。

ミフリマーフがマルコチョールと会って話したいと手紙を送ったのだ。

マルコチョールは、

「けりをつけなければ…」

と呟いて部屋を出ていく。

 

 

ヒュッレムはマルコチョールとエスマハンを監視するようスンビュルに命じ、二人が結婚したらシャー皇女の影響力が増大すると懸念する。

そこにファーリエが現れ、エスマハンがマルコチョールと離宮に向かったと告げる。

どこでそれを知った?と問うヒュッレム。

ファーリエは、

「ミフリマーフ皇女様のお付きの者から聞きました。」

と答える。

それを聞いたヒュッレムは密会を暴くようスンビュルに指示する。

 

 

ギュルフェムがシャー皇女の屋敷に慌てた様子でやってくる。

ギュルフェムはハティジェに急用だと告げる。

たまたま来ていたニギャールとシャー皇女はギュルフェムの慌てた様子を不審に思う。

 

 

その頃、ヒュッレムはファーリエと共に離宮に向かっていた。

部屋から出てきたハティジェに向かってギュルフェムは、ヒュスレヴとハティジェを結婚させるというスレイマンの勅令を伝える。

それを聞いたハティジェはシャー皇女をちらりと見て涙を流す。

 

 

離宮に行ったヒュッレムは、

「エスマハンとミフリマーフが密会している」

という部屋に入っていくが、そこにいたのはマルコチョールとミフリマーフだった。

二人はヒュッレムの姿を見て思わず息をのむ。

すかさずミフリマーフが弁明しようとするが、ヒュッレムはそれを遮り、ミフリマーフを宮殿に戻し、マルコチョールに説明を求める。

 

 

ハティジェはシャー皇女たちが結託して自分を再婚させようとしている思い非難するが、ギュルフェムは

「陛下のご意向です。」

と説明する。

それを聞いたハティジェは、

「兄上に伝えて。私は絶対に結婚しない…と。」

と言い放つ。

あきれたシャー皇女が説得しようとするが、ハティジェは

「結婚を強要するなら結婚式ではなく葬儀に参列することになるわ。葬式すらないかも…」

と言って自室に戻ってしまう。

 

 

マルコチョールはヒュッレムに、ミフリマーフから『個人的な要件』で呼び出されたと説明するが、ヒュッレムは、

「個人的な要件ね…。密会だもの。お前は陛下の近侍なのでは?陛下の信頼を得ているのに皇女たちの周りをうろついているのか?」

と詰め寄る。

マルコチョールはそれを否定するが、ヒュッレムは

「では皇女たちのせいだと非難したいわけ?」

と迫る。

口ごもるマルコチョールにヒュッレムは、

「資産の件で皇女様たちを守り、エスマハンとのうわさの後、娘(ミフリマーフ)と密会した。シャー皇女たちと結託しようとしているのではないか?」

と疑念をぶつける。

マルコチョールは、

「誓ってそういうことはしません。私は陛下にのみ仕えています。」

と明言する。

 

 

ムスタファはイスケンデルの首を確認し、それを帝都に届けるよう指示する。

リュステムは、

「この首を帝都に届ければどうなるかおわかりですね?」

と尋ねるが、皇子は

「私が父上に説明する。」

と答える。

しかし、リュステムは、

「陛下は今回の件を反乱と見なされるでしょう。陛下が殿下の行動に疑念を抱かれる。」

くだろうというが、皇子は

「これが反乱なら私を手助けした者も首を刎ねられるぞ!」

とリュステムを睨みつける。

するとリュステムは、

「私の命など無価値。殿下に捧げます。」

と、皇子の事を心配して何度も警告したと強調する。

それを聞いた皇子は、

「神に祈れ。お前の気高い努力が評価されるようにな。」

とリュステムに帰れと命令する。

リュステムを帰らせた後、皇子は帝都に戻ると言うが、タシュルジャルは

「私が陛下に報告します。」

と引き留めようとする。

それでも皇子は自分で説明すると言い張る。

それを聞いたタシュルジャルは、

「リュステム殿は正しい。陛下がどう思うかわからりません。」

と皇子に身の安全を図るよう進言するが、それを聞いたムスタファは

「誰から守るのだ?父上から守るのか?」

とタシュルジャルを責める。

しかしタシュルジャルはそれでも、

「皇子が帝都につくより先に、敵からの讒言が陛下に届きます。後から弁明しても説明の機会すら与えられないかもしれません。」

と説得を続ける。

しかし、皇子は聞く耳を持たなかった。

 

 

自分のテントに戻ったリュステムは、手下の者から、スレイマンとヒュッレム双方に知らせを送ったと報告を受けるが、マルコチョールの件はまだ知らせが来ていなかった。

リュステムはそのままディヤルバクルに戻ることにするのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第64話の感想

 

やはりマルコチョールの一件はリュステムの策略でした。

マルコチョールとミフリマーフの仲を離すため、エスマハンとの噂を広めさせたのでしょう。

 

シャー皇女はエスマハンの名誉と、皇女の娘に手を出したとして排除されてしまう可能性のあるマルコチョールを守るためと称して二人を結婚させようと考えたようです。

それを聞いたマルコチョールは荒れているようですが、その時酒場で一緒にいたエレニカが黒髪になっていて驚きました。

思わず「おい!」って画面に突っ込みましたよ…。

それとも別人の設定なのかな??でも、確かにエレニカって呼んでたしなぁ~

いやね、トルコのドラマって結構そういうところがいい加減なんでよくあるんですが、役者は変わっていないので、何でこうなったのか不思議です。

誰も何も言わないのかな?

と、ちょっと脱線してしまいましたが、エスマハンとマルコチョールを結婚させるって案は本人らは納得できないでしょうが、「保身」としては名案です。

これが実現すればシャー皇女はマルコチョールを自分の側に引き入れられますから。

 

 

ヒュッレムはエスマハンとマルコチョールが結婚するのを阻止しようと「密会現場」に向かいましたが、そこにいたのはマルコチョールとミフリマーフでした。

愕然とするヒュッレム…

まさか、自分の娘がまたも男と密会しているとは思っていなかったことでしょう。

しかし、なぜミフリマーフとマルコチョールが密会しているのを「エスマハンとマルコチョールが…」という話にすり替わってしまっているのでしょう?

しかもそれを報告したのがファーリエってのが…ちょっと胡散臭いですね?

またも女難で窮地に立たされているマルコチョール…美しさは罪ってことなんでしょうね~

そういえばモルダヴィア遠征にアイビケのお父様クリミア・ハン国のサーヒブが参加するようですが…アイビケとのその後の話、出てくるかな?

とにかく、今はマルコチョールの潔白が証明されることを祈りましょう。

 

 

リュステムはムスタファが自分を嫌っていることを逆手にとって、あえて大げさに演技をしていたのですね…

それに乗ってまんまとスレイマンの勅令に反してしまったムスタファ。

どうも性格的に頑固なようですね…

仕掛ける方にしたら、これだけ分かりやすいことはないでしょう。

タシュルジャルも何とか説得しようとしていましたが、押しが弱いせいか皇子は全く聞く耳を持ちませんでした。

タシュルジャル、女には押しが強いのに、何で皇子にはもっとガンガン言わなかったんでしょうか?

とにかく、これはマズイことになったと言わざるをえません。

謀反の真偽はともかく、スレイマンの命に背き、「(一応)味方のはずのイスケンデルの軍」を全滅させてしまったのですから…。

しかも今、帝国は周辺のキリスト教国から国境を脅かされているというのに貴重な戦力を失うことになってしまいました…。

 

それにしてもリュステムは…敵に回すと怖い奴ですね。

帝都から遠く離れているのに後宮内の陰謀もコントロールしているあたり、相当数の手下がいると見た方がいいでしょうね。

 

 

ハティジェは新しく宰相に任命されたヒュスレヴと再婚するよう命じられました。

でも、ハティジェは相変わらず反抗しています。

少なくともギュルフェムは、ハティジェの幸せを願っていると思うのですが、そのギュルフェムにも悪態をつく始末。

もうただのわがままですね…。

自分から破滅へと向かっているようにしか見えません。

それほどまでにイブラヒムを愛していたのだとしても、子供たちの事を考えたらこんなことをいつまでもしている場合じゃないのに…。

いや、むしろこんな女と結婚させられるヒュスレヴに同情してしまいます。

 

再婚を拒絶するハティジェ。

スレイマンはそれを許すのでしょうか?

 

 

さて、リュステムの見事な計略により、ムスタファは絶対的な皇帝の勅命に背いてしまいました。

それをほくそ笑むリュステム。

そのリュステムは同時に、マルコチョールを排除しようとマルコチョールとエスマハンの密会という噂を流しているようです。

しかし…その噂で苦しんでいるのはマルコチョールだけではなくミフリマーフも同じ。

 

噂を打ち消すためにミフリマーフに会いに行ったマルコチョールでしたが、なぜかヒュッレムがその現場に現れ、説明を求められています。

果たしてマルコチョールの運命は?

 

ムスタファだけでなく、マルコチョールとハティジェ…この3人の運命が次回どう動き出すのか…注目して行きましょう!

 

 

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オスマン帝国外伝シーズン3の日本語字幕版最速配信は?

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カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては「hulu」の1択です!

 

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本ページの情報は、2024年12月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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