オスマン帝国外伝シーズン3第77話のあらすじと感想/ミフリマーフへの説得

オスマン帝国外伝_シーズン3第77話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第77話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

ヒュッレムは一世一代の賭けをしてスレイマンの許しを得ることに成功し、帝都に戻りました。

しかし手駒のアヤスはすでに亡くなり、ミフリマーフはリュステムとの結婚を拒否しています。

 

ここは何としてもミフリマーフを説得したいヒュッレムですが、シャー皇女の横やりもあり、スレイマンは「ミフリマーフが了承しないと結婚を許さない。」とヒュッレムに告げました。

ヒュッレムは 果たしてミフリマーフの気持ちを揺らすことができるでしょうか…

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第77話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「母の約束」

 

ヒュッレムが帝都に戻ったことを皇子たちは喜んでいたが、ミフリマーフだけは浮かない顔で食も進まない。

ヒュッレムがエディルネに残された理由を知らない皇子たちは、ヒュッレムに理由を尋ねるが、戻れたのだから今更理由を知らなくてもいいとごまかし、もう宮殿を離れないと述べる。

 

ミフリマーフが食事に手を付けていないのに気づいたヒュッレムはミフリマーフに声をかける。

しかし、ミフリマーフは空腹ではないので自室に帰ってもいいかと言い出す。

ヒュッレムは食事を済ませるよう言い、何か言おうとするミフリマーフを遮って、

「食事が先よ。」

と話を終わらせる。

 

 

ペストは帝都中に広まり、すでに5千人以上の死者が出ていた。

御前会議では、スレイマンがこれ以上ペストが広がらないよう手を打つ必要があるとエブッスードに指示する。

大宰相になったルトフィーは、長らく待たせたままになっているベネチア大使と面会する許可をスレイマンに求め、スレイマンはそれを許可する。

 

 

そこにマルコチョールがやってきてフズルが面会を求めていると告げる。

スレイマンに拝謁したフズルはアヤスのお悔やみを述べ、ルトフィーに昇進の祝意を表す。

スレイマンからムスタファの様子を聞かれたフズルは、

「殿下は造船所再建について陛下にあらかじめ書簡を送っていたものの、なぜかその書簡が届いていませんでした。」

と報告し、送られた書簡の写しをスレイマンに見せる。

それを見たスレイマンはマルコチョールになぜ書簡が届かなかったのかと尋ねる。

 

しかしマルコチョールは書簡があったことすら聞いていないと言う。

それを聞いたスレイマンは書簡を運ぶ使者全員を尋問し、書簡の行方を調べるよう指示する。

そしてスレイマンはフズルに報告を続けさせる。

 

 

ムスタファはタシュルジャルから「フズルが帝都についた頃だ。」と報告を受ける。

タシュルジャルの不安そうな様子を見た皇子は、

「悪い知らせが届くと?」

と尋ねる。

タシュルジャルは、

「そうは思いたくないですが、状況は明らか。何らかのお咎めがあるでしょう。」

と危惧する。

皇子は、

「いつか玉座に座るなら父上達のように世界に恐れられる皇帝になりたい。そのためにも準備が必要なのだ。」

と話す。

 

 

フズルは

「皇子には艦隊を造る意思はなく、帝国に利益があると考えていたようです。」

と告げる。

「利益とは何か?」と尋ねるスレイマン。

フズルは、

  • 遠征中に海賊の被害が多発したため、海賊討伐の必要性が生じたこと
  • 異教徒のペルシャ・インド航路を断つために造船所が必要だと皇子が判断したこと

が理由だと答える。

フズルはムスタファ皇子の慧眼をたたえ、それを聞いたルトフィーも皇子の成長を褒めたたえる。

ヒュスレヴは、

「皇子はまだ若く、過ちも犯すものの、時がたてば立派に成長を遂げられるでしょう。」

と述べる。

 

スレイマンはフズルに他に報告することはないか?と尋ねる。

そこでフズルは、ムスタファが海賊にさらわれたハサンの息子を取り返すために自ら海賊退治に向かった話をする。

それを聞いたスレイマンは驚き、

なぜ止めなかったのだ!

とフズルを責める。

フズルは自分が到着した時にはすでに出港した後だったと弁明し、皇子が海賊を退治して人質を取り返したことを報告する。

エブッスードは、被害に遭ったハサンは立派な人物で、皇子は見過ごせなかったのでしょう…と皇子をかばおうとするが、スレイマンは、

またか!

と叫んで立ち上がり、

「皇子の目的はなんだ?」

と声を荒げ、皇子が勝手な行動で命を危険にさらしたことに激怒する。

その様子を物陰で立ち聞きしていたスンビュルはすぐにヒュッレムのところに報告しに行こうとするが、メルジャンに呼び止められ、

「今度は政治に興味が?」

と聞かれる。

立ちふさがるメルジャンにそこを退くよういうが、メルジャンは、

「群れを離れるな!オオカミに捕まるぞ。」

と警告する。

スンビュルはメルジャンを睨みつけ、忌々しそうに「オオカミはあんたでしょ?」と言って立去る。

 

 

ヒュッレムはミフリマーフに、

「私に隠れてシャー皇女に悩みの相談を?結婚をやめさせるためにシャー皇女に助けを求めたのか?」

と尋ねる。

ミフリマーフは、父上がシャー皇女に私の意思を聞きに来させたと弁明するが、ヒュッレムは、

「私以外誰も信用するなといったはず!」

と、敵であるシャー皇女を信用するミフリマーフを叱る。

しかしミフリマーフは、

「私は藁にもすがります。」

と言って立ち上がり、ヒュッレムから離れる。

ヒュッレムは、

「前向きに考えてと言ったはずだが、考えなかったのね…」

とため息をつく。

それを聞いたミフリマーフは、

「考えるだけで不安です。」

と、ヒュッレムの方を向き直り、

「結婚しません!愛していないのです。」

と明言し、

「昔、好きな人と結婚させる。と言ってくれたはず!」

と抗議する。

するとヒュッレムは、

「マルコチョールはあなたを愛していない。」

とあきれるが、ミフリマーフは、

「マルコチョールは過去に心が傷ついたから臆病になっているだけよ。」

と言い張る。

それを聞いたヒュッレムは、

「そう信じたいのね。」

とため息をつき、

「皇女の【矜持(プライド)】はないのか?」

とあきれる。

ヒュッレムは、

「結婚は決定事項で近く発表される。」

と話すが、ミフリマーフは、

「父上が私の承諾なしには決定しないと言っていた。」

と返す。

するとヒュッレムは、

「シャー皇女を信じて間違いを犯さないで。スレイマンは私と同意見よ。シャー皇女は私に忠実なリュステムに力を持たせたくなくてこの結婚を阻止したいだけ。」

と諭す。

それを聞いたミフリマーフは、

「母上はこの婚姻で何をお望み?」

と尋ねる。

ヒュッレムは、

「あなたの幸せだけよ。この結婚で皆が幸せになる。特に兄弟たちが…」

と答える。

ミフリマーフは、

「私の幸せのため?政略結婚でしょう?」

とヒュッレムを見つめる。

ヒュッレムは声を荒げ、

「目を覚ましなさい!」

とミフリマーフを叱責し、

「ルトフィーが大宰相になったので御前会議はシャー皇女の手中にある。このままでは私や兄弟たちが始末される。」

と脅かす。

それでもミフリマーフは頑なに結婚を拒否する。

しかしヒュッレムは、「これが最善の策よ。」と、ミフリマーフにリュステムとの結婚を命じるのだった。

自室に帰ったミフリマーフをシャー皇女が待っていた。

「何かあったの?」

と優しげに声をかけるシャー皇女にミフリマーフは、

「別に。」

と返すが、シャー皇女は、

「心配ない。望まぬ限り結婚はない。」

とミフリマーフの肩を持つ。

ミフリマーフは、

「そう確信したい。」

とつぶやく。

シャー皇女は、

「母上のせいね?ヒュッレムがこの結婚を強要しているのだろう。お前が恐れるのも無理はない。(ヒュッレムは)手段を選ばないから。私が味方する。」

と持ち掛ける。

それを聞いたミフリマーフは不振に思い、

「なぜ?」と尋ねる。

シャー皇女は、

「かわいい姪が悲しむのを見たくないだけよ。」

と答えるが、ミフリマーフは、

「なのになぜ母子を引き離すの?」

と尋ね返す。

それを聞いたシャー皇女は一瞬表情を曇らせ、

「ヒュッレムの事が心配なのはわかるが、大事なのは皇帝家だ。ミフリマーフは皇帝家の一員だから不幸は望まない。」

と話す。

 

 

スンビュルが慌てた様子でヒュッレムのところにやって来て、ムスタファ皇子が勝手に船を建造し自ら海上に出て海賊を退治したと報告する。

それを聞いたヒュッレムは耳を疑うが、スンビュルは誓って本当だと答える。

ヒュッレムはスレイマンの反応を尋ね、スレイマンが激怒していたと聞きほくそ笑むが、重臣たちが皆皇子の擁護をした事に関しては、

「御前会議はあの者たちが牛耳っている。早急に対策をしなければならない。」

と述べる。

 

 

 

ルトフィーはマルコチョールからスレイマンの書簡だけでなくヒュッレムの書簡も行方不明になっていると報告を受ける。

マルコチョールは、

悪い虫がいるようです。

と述べる。

ルトフィーは、

「皇子の書簡が消えたのは由々しき事態だ。皇子の敵対者が関与しているだろう。」

と断言する。そこにベネチア大使が来たという連絡が入る。

 

 

大使と面会したルトフィーは大使から就任祝いの品を受け取る。

ベネチア大使は和平と通商協定を願い出る。

それを聞いたルトフィーはマルコチョールに

「聞いたか?和平を所望するらしい…」

と言いながら笑う。

マルコチョールも

「十字軍艦隊に加わる前になぜ考えぬ?」

と、大使を睨む。

ルトフィーは、

「信頼していた艦隊が海に沈み、やっと目が覚めたのだ。だが今更遅い!」

とあきれる。

大使は賠償金も用意していると食い下がるが、ルトフィーは、

  • ベネチア国庫の金をすべて帝国に渡すこと
  • 「ローマの鍵」を渡すこと

を和平の条件にして大使を追い払う。

 

大使は部屋から出てきたマルコチョールに声をかけ、ベネチア大使公邸にマルコチョールを招待したいと申し出るが、ルトフィーに見られて慌てて退散する。

マルコチョールは「大使が私を招待したいと言っている。大使は陛下への取次ぎを願っているようだ、」と笑う。

するとルトフィーは、その招待を受けてベネチアの希望を聞いてくるようマルコチョールに指示する。

 

 

廊下でルトフィーに出くわしたヒュッレムは大宰相就任を祝福し、

「黒死病は不幸をもたらしたけど、あなたは得をした。」

と嫌味を言う。

ルトフィーは、

「神のお許しを得て職に恥じぬよう精進します。」

と恭しく頭を下げる。

ヒュッレムは、

「大宰相は危険な地位よ。」

と、イブラヒムやアヤスの名を上げ、

「同じ道をたどらぬよう祈る。」

と言う。

ルトフィーは

「我々は運命に従うまで。」

と返す。

そしてヒュッレムは、

「真実を知りながら皇女様に平気な顔を?」

と、出世のために「シャー皇女の秘密」に耐えるルトフィーを責める。

ヒュッレムを見送ったルトフィーは、

「神よ、忍耐を与えたまえ」

と呟く。

 

 

ムスタファの部屋で明かりをつけるルメイサは、皇子に近づき、肩をもむ。

しなだれかかって皇子を誘惑しようと試みるが、皇子はそれを制止し、ルメイサを下がらせる。

 

スレイマンの反応を心配するマヒデブランは、廊下で出くわしたタシュルジャルに帝都からの知らせが来ていないか尋ねるが、まだ来ていないと答える。

そしてマヒデブランは、

「なぜ皇子を止めなかったの?」

とタシュルジャルを責めるが、タシュルジャルは

「皇子には逆らえません。」

と返す。

その時、ムスタファ皇子の部屋から出てくるルメイサを見かけて不審に思う。

 

 

ヒュッレムはスレイマンに、

「ミフリマーフは突然の縁談に戸惑っているのよ。拒否しているわけじゃない。」

と話す。

スレイマンは急がなくてよいと答えるが、浮かない顔をしていた。

ヒュッレムは

「どうしたの?」

と尋ねるが、スレイマンは、

「そなたには関係ない。」

と返す。

 

それを聞いたヒュッレムは自分から、

「ムスタファのこと?」

と尋ねる。

ヒュッレムが知っていることに驚くスレイマン。

ヒュッレムは、

「皆が話している。ムスタファ皇子が海賊を倒したと評判になっている。」

と伝える。

スレイマンは厳しい表情で、

「世界帝国の皇子には許されぬ。」

と、皇子の向こう見ずな行動に憤る。

「ムスタファには帝国の未来がかかっている。」

と言うスレイマンにヒュッレムは、

「帝国の未来はムスタファだけじゃない。他にも4人の皇子がいる。」

と自分の皇子たちを売り込む。

ヒュッレムは、

「ムスタファは正しいと思えば躊躇なく実行する。すでにムスタファが人心を掌握している。特にイニチェリには…」

と笑顔で話す。

 

 

マヒデブランはムスタファにもう一度書簡を書いて弁明するよう諭すが、皇子はフズルが報告していると言って話を遮る。

しかしマヒデブランは、フズル提督は信用しているが自ら弁明するべきだと続ける。

それを聞いたムスタファは不機嫌になり、

「私と父上の間はすでに隔たりがある。」

と弱音を吐く。

マヒデブランはそんな調子ではヒュッレムが得をするだけだ!と説得し、

「陛下の心には皇子への愛情がある。」

と慰める。

しかし皇子は、以前メフメト皇子から聞いた「スレイマンの夢」から、父上の心にはメフメトを跡継ぎに…という考えがあるのでは?と疑念を抱き、

「私は(父上の心に)いないかも…」

と呟く。

 

 

 

ルトフィーはシャー皇女に、ムスタファの海賊退治の話をし、スレイマンが激怒していると告げる。

ヒュスレヴはルトフィーに、

「大宰相として、皇子に注意を促してはどうか?」

と提案する。

シャー皇女は、

「皇子が無益な過ちを犯すとは信じられない。皇子をそそのかすものがいるのでは?」

と疑念を持つ。

しかしルトフィーは、

「一応調べるがあり得ないでしょう。タシュルジャルが忠言するはずだ。」

と返す。

シャー皇女は、

「タシュルジャルの意見は聞き流されている。マヒデブランの意見もムスタファは無視している。」

と嘆く。

ヒュスレヴは、

「皇子にはありがちな過ちです。皇子が父帝に実力を認めてもらいたいのでしょう。」

と述べる。

それを聞いたシャー皇女は納得するが、目立ちすぎるのは危険な行為であり見過ごすことはできないと危惧する。

 

そしてヒュスレヴはためらいながら、ハティジェの様子をシャー皇女に尋ねる。

シャー皇女はルトフィーをちらりと見て、

「ハティジェは二階にいる。妻なのだから自分で聞いてみればいい。」

と答える。

ヒュスレヴはルトフィーの同意を得て二階に行く。

 

 

ヒュスレヴが部屋を出た後、ルトフィーはため息をつき、

「妹君が意地をお張りにならず、陛下のご不興を買いませぬように…」

と呟く。

それを聞いたシャー皇女は、

「あなたが事を急いて奏上したからよ!」

とルトフィーを責める。

ルトフィーはこのままではハティジェのために自分たちも苦境に陥ると危惧する。

シャー皇女は気分を害し、

「そんなことは分かっている。二度と口出ししないように。」

ルトフィーに言い渡す。

 

 

ハティジェは自室にこもり、イブラヒムからもらった指輪をいとおしそうに眺めていた。

そこにヒュスレヴがやって来る。

ヒュスレヴは「お邪魔して」と恐縮するが、ハティジェは「邪魔だなんて…」と言って席を勧める。

 

ヒュスレヴは、

「陛下の命で迎えに来ました。」

と伝えるが、ハティジェは、

「ここを離れたくない。」

という。

それを聞いたヒュスレヴは、

「ご心配なく」

と、同居しても「今の関係」は変わらないと約束する。

しかしハティジェは、

「当然よ。」

といい、ヒュスレヴを睨みつける。

 

ヒュスレヴは、

「準備が整えば迎えに来ます。この屋敷に残った方が幸せならいいが、そうは思えません。」

と言って諭すが、ハティジェはヒュスレヴに冷たい視線を送るだけだった。

 

 

手仕事をしていたスレイマンは宦官を呼ぶが、メルジャンが現れる。

スレイマンは驚くが、メルジャンはちょうど御用を聞きに来たのだとごまかす。

スレイマンは、

「2週間後にブルサの狩猟の館で待っているとムスタファに伝えよ。」

と指示する。

 

 

ムスタファのところに帝都からの知らせが届く。

慌てて知らせを持ち込むタシュルジャルはアヤスの逝去と、ルトフィーが大宰相になったことを告げる。

アヤスがペストで亡くなったと知ったムスタファは、

「あの者の罪を許したまえ。」

と呟き、アヤスがヒュッレムと結託して、

「罪なき者を殺めた。」

と述べる。

マヒデブランも、

「因果応報よ。アヤスに葬られたイブラヒムも墓さえない。アヤスも同じ末路になった。」

と笑う。

 

皇子はタシュルジャルにルトフィーへの祝意を伝えるよう指示する。

マヒデブランは、

「運が回ってきた。」

と喜ぶが、タシュルジャルはヒュッレムが宮殿に戻ったと告げ…そして言いにくそうに陛下が直々に迎えに行ったと報告する。

それを聞いたマヒデブランは悔しそうに、

「そんなことだと思った。」

と呟く。

 

皇子はフズルからの連絡はないか?と尋ねる。

するとタシュルジャルは、陛下がブルサに来いと命じていることを告げる。

 

 

スレイマンはエブッスードからヒュッレムが寄進しているモスクの建設が遅れているという報告を受ける。

建設現場で陥没事故が多発していると聞いたスレイマンは首席建築家の力量がないと言って怒る。

エブッスードは首席建築家が老齢のため、現場指揮ができないと伝える。

それを聞いたスレイマンはルトフィーに、首席建築家を解任し、有能な者と替えるよう指示し、年内に工事を終えるよう命じる。

ルトフィーは遠征で活躍したシナンを首席建築家に推挙し、スレイマンはそれを了承する。

 

 

スレイマンはブルサに行くと言い、メフメト皇子も同行するよう命じる。

それを聞いたルトフィーとヒュスレヴは顔を見合せる。

 

 

スレイマンからの書簡を受け取ったムスタファはマヒデブランに、スレイマンが狩に誘っていると告げる。

マヒデブランはヒュッレムがスレイマンに何か吹き込んだのではと心配するが、皇子は自らの口でスレイマンに説明できると喜ぶ。

しかしマヒデブランは、

「よい流れではない。警戒するように。」

と心配するが、皇子は

「何を警戒すると?父上に会いに行くのです。」

と聞く耳を持たない。

心配したマヒデブランはタシュルジャルを呼び止め、スレイマンにルトフィーか誰かを同行して、皇子を一人にしないようにして欲しいとルトフィーに知らせるよう指示する。

タシュルジャルは対処すると約束する。

 

 

マルコチョールはベネチア大使公邸を訪れる。

大使はもてなそうとするが、マルコチョールは時間がないと言って本題を話すように促す。

大使は、

「戦争でベネチアも多くの損害を被りました。貿易で生計を立てるベネチアにとっては地中海で貿易ができないのは死活問題です。国家間の敵意は永遠に続くものではありません。」

と弁明する。

しかしマルコチョールは、

「信頼を裏切ったのはそちらだ!以前の関係には戻れない。」

と断言する。

すると大使は、スレイマンとの橋渡しをしてほしいと懇願し、願いを聞いてくれれば礼をすると伝える。

それを聞いたマルコチョールは、

「無礼ではないか?私に賄賂を渡すつもりなのか?」

と睨みつける。

慌てた大使はそんなつもりはないと弁明し、和平協定を結べばお互いの利益になると訴える。

しかしマルコチョールは、

「オスマン帝国の政治は陛下のご意思によりなされる。私を取り込んでも無駄だ。」

と言い放つ。

 

そこに大使の姪だと言う女性がが入ってきて、大使はマルコチョールに彼女を紹介しようとするが、すでに二人は知り合いだった。

大使の姪シルヴィアとマルコチョールは遠征中に関係を持っていたのだ。

 

シルヴィアは大使から帝都に来るよう言われたと話す。

ベネチアに帰りたがっている言うシルヴィアにマルコチョールは、

「ぜひ残ってください。」

と返し、シルヴィアもマルコチョールが観光に付き合ってくれるのなら…と残ることを承諾する。

 

マルコチョールが帰った後、大使はシルヴィアを言い含め、マルコチョールを説得するよう指示する。

 

 

ディヤルバクルのリュステムの元にヒュッレムからの書簡が来る。

ヒュッレムはリュステムの策でスレイマンが自分を帝都に戻してくれたと感謝を述べる。

そして、

  • アヤスがペストで死んだのは意図的に感染させられたのだろう
  • 結果的にルトフィーが大宰相になった

と嘆く内容だった。

 

リュステムは書簡を読み、考えを巡らす。

 

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第77話の感想

 

やはり、エディルネのペストの件はリュステムの発案だったようです。

ヒュッレムはリュステムに借りができてしまった形ですから、何としてでもミフリマーフを説得しなければなりません。

 

しかし、ミフリマーフはリュステムの事を嫌がっています。

だってストーカーですからね…嫌に決まっています。

 

必死にイヤだと訴えていますが、ヒュッレムはリュステムを手懐けておく必要があるので無理やりにでも結婚させるでしょう。

母親としては辛いと思うのですが、自分と皇子たちの命がかかっているので仕方ないと割り切っているようです。

自分はスレイマンと愛し合っていると言うのに、娘には政略結婚させようとしていて、嫌な感じです。

個人的には結婚しなくて済むように願っていますが…。

 

 

ミフリマーフが嫌がっているのを察知しているシャー皇女は、ミフリマーフに近づき、味方している感じで「幸せになって欲しい」と言いますが、その一方でハティジェに望まない結婚をさせているので全く説得力がありません。

結局はこちらもミフリマーフを駒として使おうとしているだけですね…どうやらその事にミフリマーフは気づいているようですが…。

 

ミフリマーフにとっては、リュステムとの結婚は嫌だけれど、シャー皇女の思い通りになるのも嫌でしょう。

特にシャー皇女は、

「重要なのは血のつながった皇帝家の人間」

と言い放ち、あからさまにヒュッレムを見下していますからね…。

いずれにしても、ミフリマーフの決断が待たれます。

 

 

ムスタファ皇子の行動がスレイマンを激怒させてしまいました。

フズルは先にムスタファが造船所を再建することを知らせた書簡が消えたことを報告し、怒りを和らげようとしましたが、スレイマンの怒りは収まりませんでした。

スレイマンは皇子を狩に誘い、直接話を聞こうと考えたようですが、それを知ったマヒデブランは不安になっています。

 

だってイブラヒムも食事に誘われて、その夜に処刑されてしまったのですからね…

そりゃあ不安になるのは当然でしょう。

さすがに処刑はないと思いますが、何らかのお咎めは覚悟しなければなりません。

 

 

スレイマンは書簡が消えたいきさつを調べるようマルコチョールに指示し、書簡を運んだ使者を問い正すよう命じました。

皇子の書簡はリュステムが握りつぶしたのですが、リュステムが尻尾をつかまれることはないような気がします。

その辺は抜かりがなさそうですから。

でも、もしばれたら…ミフリマーフとの結婚どころではなくなるでしょうね。

 

 

ヒュッレムはスレイマンの怒りを焚きつけるためにわざと皇子の海賊退治をほめそやし、「イニチェリに大人気」とスレイマンの不安を煽ります。

皇帝といえど、自分を守る兵士に裏切られればなすすべはありません。

実際にオスマン帝国では度々イニチェリの反乱がおきて皇帝が退位させられたり、暗殺されたりしています。

イニチェリの掌握こそ皇帝にとって重要なのです。

 

ヒュッレムは巧妙にスレイマンの不安を煽って、ムスタファに疑いを持つよう仕向けています。

ムスタファもあまり頑固にならず、周りのものの意見も聞くべきですが、性格なので致し方ないでしょうね…。

皇子はまだスレイマンに気に入られたいだけのようですが、一抹の不安として、スレイマンが自分ではなく弟のメフメトを帝位につけたいと思っているのでは?という疑念を抱いています。

その疑念が今後どうなっていくか?注目です。

 

 

ヒュッレムはルトフィーに対し、シャー皇女とよく一緒にいられるなと挑発しています。

ルトフィー自身、シャー皇女が自分を愛していないことは分かっているのでしょうが、ことさらそんなことをヒュッレムに言われたくないでしょうね。

 

シャー皇女はまたもルトフィーに命令口調で、

「(ハティジェの事に)関わるな!」

とくぎを刺しました。

ルトフィーはハティジェがいつまでも屋敷にいてはスレイマンの怒りがいずれ自分たちにも向くと危惧しているだけなのに、それを責められてはやってられないでしょう。

 

ヒュスレヴもハティジェを説得しようとしていますが、こちらも上から目線で拒否されてしまいました。

ほ~んとにね…こちらの皇女様たちには閉口します。

特にハティジェ、もう少し大人になった方がいいですね。

ヒュスレヴはハティジェの気持ちを考えて、指一本触れないと約束しているのに…。

 

 

ところで、ベネチア大使は帝国との和平を結ぼうと必死になっていますが、ルトフィーからは「国庫の金全部とローマの鍵」という途方もない要求をされてしまいました。

それでマルコチョールに取り入ってスレイマンに取り次いでもらおうと考えたようですが、賄賂は断られてしまいました。

 

しかし!!そこに現れた美女シルヴィアが遠征中にマルコチョールとよろしくやっていた相手だったというすごい「偶然」…。

マルコチョールは金にはきれいだけれど、女には目がないですから…。

シルヴィアに丸め込まれなければいいのですが…。(女も賄賂になりますよ!マルコチョール!!)

 

 

さて、リュステムとミフリマーフの結婚を強引にまとめようとするヒュッレムにミフリマーフは抵抗し続けています。

そんなミフリマーフに「結婚しなくていい」と言うシャー皇女。

ミフリマーフは結婚を拒否しながらも、シャー皇女には反感を持っているようです。

しかし、ミフリマーフには決断の時が近づいています。

どっちを選んでもミフリマーフには面白くない選択ですが…

果たしてミフリマーフの決断は?

 

 

ムスタファの行動はスレイマンの不審を買い、重臣たちもマヒデブランも不安にさいなまれています。

シャー皇女も何とかしてムスタファに自重するよう説得したいと思っているようですが、皇子は誰の意見も聞き入れません。

 

スレイマンはそんな皇子を狩猟に誘い、直接話を聞くことにしたようです。

しかもメフメトも同伴?

一体、何を考えてるのスレイマン!

 

ムスタファは自分の口でスレイマンにわかってもらおうと考えていますが、二度目の失態です。

果たして皇子はスレイマンの怒りを解くことができるでしょうか?

 

 

 

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オスマン帝国外伝を見逃した場合 毎週土曜日に再放送(1回のみ)あり。 いつでも何度でも好きなだけ観れる。

チャンネル銀河はスカパーのサービスで他のチャンネルとのセット割などもありますが、オスマン帝国外伝をとことん楽しむという面で言えば、シーズン1からシーズン3の配信されたところまで、好きな時に好きなだけ観られる【 hulu 】が圧倒的にお得です!(私はもう何度も観ています)

 

ご覧のように、「チャンネル銀河」では再放送は基本的に1回のみ。(ただ、シーズン2までと同様に、数カ月後に再配信はされるハズです。)

リアルタイムで観れる場合は問題ないんですが、

  • 見逃した…
  • もう一度あの場面を振り返りたい…

という場合、

現状でシーズン3がいつでも何度でも見放題なのは、huluのみ

です。

 

 huluなら「オスマン帝国外伝」がシーズン4最新配信分まで全て見放題!

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しかも…

シーズン1、2の場面もいつでも振り替えれる!

huluならいつでも何話からでも、更に何度でも日本語字幕版のオスマン帝国外伝シーズン3が観れるんですが、更に大きいのは、

シーズン1、2のストーリーをいつでも振り返れる!

これはすごく大きいんですよ!

 

だって、実際に私もそうでしたが、オスマン帝国外伝は、これだけの大作なので、

  • あれ?何でこんな事になったんだっけ?
  • あれ?そもそもこの事件の発端は何だったっけ?
  • この人物ってあの時の人か~

と頻繁に過去を振り返りたくなるものですから…。

 

複数の事件が絡み合って展開されるので、あれって次の事件の伏線だった…という場面がたくさん出てくるので尚更。

だからオスマン帝国外伝にどっぷり浸っている私にとって、huluはもはや手放せない存在です。

 

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そしてhuluには無料トライアル期間というお試しで利用できるサービスがあります。

 

まずは2週間のお試し期間でhuluライフを体験!

オスマン帝国外伝のボリュームから考えると、まず現実的ではないんですが、その気になればhuluの無料トライアル期間の2週間でシーズン3最新配信分までの全話を制覇してしまうことも不可能ではありません。

 

そしてその2週間以内に解約すれば、実質タダでオスマン帝国外伝シーズン3を堪能できてしまうのです。

huluは無料トライアル期間に解約すれば、料金は一切掛かりません。

しかも、登録も解約も5分以内で簡単にできます。

 

これはもうメリットしかありませんよね。

 

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン2まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン3」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては「hulu」の1択です!

 

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本ページの情報は、2024年12月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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