オスマン帝国外伝シーズン3第88話のあらすじと感想/ヒュッレムの行方

オスマン帝国外伝_シーズン3第88話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン3/第88話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

スレイマン達は遠征に出発しました。

帝都に残されたムスタファはスレイマンからの仕打ちに心を痛めています。

それ以上にヒュッレムへの憎しみをたぎらせているのはマヒデブランです。

 

そんな中、コンヤに赴任したセリム皇子が重病だという知らせを受け、ヒュッレムは医師長を連れてコンヤへ向かいました。

ムスタファは、自分の許可なく帝都を離れたヒュッレムを連れ戻そうとしましたものの、ミフリマーフに泣きつかれ、仕方なく連れ戻すのをやめました。

セリムは果たして無事なのでしょうか?

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第88話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「消えた皇帝妃」

 

メフメトは遠征の後、マニサに赴任することが決まっていた。

マニサがあるサルハン県は重要度が高く、前任者のムスタファを慕う家臣や民が多いため、メフメトは自分がうまく収められるか心配していた。

リュステムは不安そうな皇子の相談に乗っていた。

その時、帝都から書簡が届き、マルコチョールがそれを受け取るのを見たリュステムは、皇子と別れ、マルコチョールの後を追う。

 

リュステムと別れたメフメトはマニサから来たというイニチェリのイリヤスに声をかけられる。

 

マルコチョールのところに行ったリュステムは、

「誰からだ?」

とマルコチョールに声をかける。

マルコチョールは、突然声をかけられて驚き、

「付けてきたのか?」

と慌てて書簡を隠してリュステムを睨む。

マルコチョールは私信だというが、リュステムは引き下がらない。

そこにマトラークチュがやって来て、

「陛下がお呼びです。」

と声をかける。

リュステムは仕方なくマルコチョールのテントから立ち去る。

 

リュステムが立ち去った後、マトラークチュはどうした?と尋ねる。

マルコチョールはニヤリと笑い、

「リュステムは嫉妬している。手紙をミフリマーフ皇女様からだと思っているようだ。」

と苦笑する。

 

 

メフメトはイリヤスから自作の馬の彫刻を献上される。

イリヤスはコルフ島遠征の時、同じ初遠征のメフメトが襲撃者を撃退した姿を見て感激したことを伝える。

 

 

リュステムはスレイマンの所に行く。

少し遅れてマルコチョールとマトラークチュもやってくる。

すでに重臣たちは集まっていた。

ブダからの報告では、オスマン軍がフェルディナントの軍を撃退し、包囲を解いたものの、ブダのイザベラ王妃はスレイマンの到着を待つと言ってオスマン軍の入城を拒んでいるとのことだった。

それを聞いたスレイマンは王妃を本陣に呼ぶよう指示する。

 

翌朝、イザベラ王妃がジグモンド王子を連れてスレイマンの陣にやってくる。

王妃たちについて来たヴァラディン司教マルティヌッツィは、

「ブダが救われたのは気高き陛下のご恩寵です。」

と謝意を表す。

スレイマンは、

「服従を貫くものに支援は惜しまぬ。だが、なぜ我が軍に開城を拒んだ?」

と尋ねる。

王妃は、民がオスマン軍を恐れて怯えていたため開城しなかったと弁明する。

その時、幼いジグモンド王子が泣き出したため、スレイマンは皇子を外に出させる。

スレイマンは

「王子を跡継ぎと認めるが、幼すぎて国を治めることができない。」

と、ブダとその周辺を帝国に併合すると言い渡す。

何か言おうとするイザベラ王妃を遮ったスレイマンは、

「ブダをイスラム領にする。王子をトランシルバニア領主、司教をその摂政とする。」

と宣下する。

その宣下を司教は受け入れるが、王妃は不満そうな顔をする。

スレイマンはブダをブディン州とし、ヒュスレヴに対策を委ねる。

 

 

その頃、ミフリマーフはコンヤからの書簡を受け取り、慌ててムスタファのところに行き、

「セリムが病気というのは嘘だった。お母様が行方知れずになっている。母上はどこに?」

とムスタファに詰め寄る。

 

シャー皇女はメルジャンからヒュッレムが行方不明だと知らされる。

道中で何かあったのでは?と言うメルジャンに、シャー皇女は、

「あの女の計略では?」

といぶかり、メルジャンに真相を探るよう命じる。

 

 

ムスタファはミフリマーフからセリムの書簡を見せられ、

「直ちに調べるが、その書簡が偽物かもしれない。」

と話す。

しかし、ミフリマーフは、

「それはないわ。母上は嵌められたのよ。」

と返す。

それを聞いたムスタファは、

「何かの間違いだ。誰が皇子の母親に罠を?」

といぶかる。

ミフリマーフはヒュッレムの生死すらわからないと嘆く。

皇子はミフリマーフに部屋に戻るように告げるが、ミフリマーフは皇子に向かって、

「父上が帰還時に、母上がご無事でなければ鉄槌がくだされるから。誰であっても。」

と言い放つ。

そこにマヒデブランが現れる。

マヒデブランは皇子からヒュッレムが行方不明になったことを告げられ驚くが、ミフリマーフはマヒデブランの方を睨みつけ、

「誰の仕業であれ代償は大きい。」

と、退出していく。

 

 

シャー皇女はハティジェの所に行く。

ハティジェはなぜか上機嫌で衣装を選んでいた。

シャー皇女は人払いをする。

ハティジェは、

「どうしたの?特別にご機嫌ね?」

と笑う。

シャー皇女はハティジェに、

「ヒュッレムはどこ?」

と詰め寄る。

ハティジェは何のこと?と尋ねるが、シャー皇女は答えるよう迫る。

ハティジェは、

「コンヤでは?もう舞い戻ったの?」

と尋ねる。

シャー皇女はヒュッレムが行方不明になったと告げる。

するとそれを聞いたハティジェの顔がほころぶ。

 

 

遠征を終えたスレイマン達は帰路についていた。

途中でスレイマンは休憩を取るが、

「一刻も早く宮殿に帰りたいのだ。」

と言って先を急ぐ。

スレイマンは病気になったというセリムのその後を気にかけていた。

マルコチョールは、

「何かあれば報告があるはずです。」

と言い、リュステムも、

「ヒュッレム妃がおられます。」

と心配しないよう進言するが、スレイマンは顔を曇らせる。

 

 

ミフリマーフはスンビュルとアフィフェに、ヒュッレムを捜すよう命じるが、スンビュルは

「私たちはお聞きできませんが、ヒュッレム妃の敵は明らか。」

と言い、アフィーフェにたしなめられる。

しかしスンビュルは、

「何度目ですか?あの方たちは…」

と言いかけてアフィーフェに遮られる。

アフィフェは、

「そうだとしても陛下のご帰還は近い。必要な措置が取られる。」

とスンビュルを窘める。

ミフリマーフは、

「なぜ罠と見抜けなかったの?」

とスンビュルを責め立てる。

 

そこにジハンギル皇子が現れ、

「悪い知らせ?」

と不安そうにミフリマーフに尋ねる。

ミフリマーフはごまかすが、ジハンギルは

「でも悲しそうだよ?」

とミフリマーフをじっと見つめる。

ミフリマーフはジハンギルを抱きしめる。

 

 

ムスタファはマヒデブランにこの件に関与していないかと尋ねる。

マヒデブランは、

「絶対にない。今初めて聞いた。」

と断言する。

すると皇子は

「誰の仕業です?叔母様方ですか?」

と詰め寄る。

しかしマヒデブランは本当に分からないと答え、

「あの女には敵が多すぎる。誰にせよ祝福を。よくぞ仕留めてくれた。」

と嘲る。

ムスタファは陛下がどう思うか…と心配し、

「追放の後です。私を糾弾なさる。」

と怒る。

マヒデブランは、

「お前は連れ戻そうとしたし、陛下にも報告した。」

と言って皇子のせいではないと慰める。

 

そこにタシュルジャルが現れ、今ヒュッレムの馬車が通ったと思われるところを捜索していて、目撃情報を集めていると報告する。

皇子は、父上が帰還する前に真相を突き止めるよう指示する。

 

 

ミフリマーフはシャー皇女のところを訪ねる。

シャー皇女は、

「ヒュッレムが行方不明だと聞いた。心配している。」

と話すが、ミフリマーフは、

「心配ですって?」

とあきれ、

「母上への敵意は周知の事実。」

と、シャー皇女がハティジェやマヒデブランとつるんで母上に罠を仕掛けたのだろうと追及する。

シャー皇女は、

「言葉に気をつけなさい。私が誰か忘れた?」

とミフリマーフを窘める。

しかしミフリマーフは、

「私が誰かもお忘れなく。私はスレイマン皇帝の娘よ。」

と言い返す。

ヒュッレムの居場所を教えるよう迫るミフリマーフにシャー皇女は、

「私を糾弾するとは…」

と憤る。

ミフリマーフは、

「ちがうとでも?母上の敵よね?」

と声を荒げる。

ミフリマーフは、シャー皇女たちが何年もヒュッレムを追い出そうとしていたことや、ハティジェがヒュッレムを殺そうとしていたことをあげつらい、

「今更、私の前で何も知らない顔を?」

とあきれる。

そこにハティジェが怒った顔で入ってくる。

それを見たミフリマーフは、

「よかった。シャー叔母様はだんまりで。」

と吐き捨て、今度はハティジェに詰め寄る。

ハティジェは、

「私を尋問する気?答える義務はない!宮殿にお戻り!」

と恫喝する。

しかしミフリマーフはずんと前に出て、

「戻りたいときに戻るわ。誰も私に命令できない。母上を傷つけたら誓って破滅させるから。」

と逆に恫喝する。

それを聞いたシャー皇女は、

「正気を失っている。後悔することを言わぬように。」

とくぎを刺す。

しかしミフリマーフは、

「後悔するのはそっちよ。父上が戻ってきたらタダでは済まない!」

と言い放って帰っていく。

 

 

しかしスレイマンが帰還する日になっても、ヒュッレムの行方は知れず、ムスタファは落ち着かない様子でスレイマンを迎える。

ムスタファとの再会を喜ぶスレイマンに、皇子は言いにくそうにヒュッレム行方不明の話をする。

その様子をミフリマーフは宮殿のテラスから見ていた。

ムスタファは経緯を説明し、今も捜索していると報告する。

 

宮殿内でスレイマンの帰還を待つ女性たちとジハンギルのところにスレイマンがやってくる。

スレイマンはジハンギルと側女たちを下がらせ、妃と皇女たちだけを残し、

「ムスタファからヒュッレムが行方不明だと聞いた。」

と言いながら、皆の顔を見まわす。

シャー皇女は、

「この件では皆悲しんでいる。」

と答えるが、ミフリマーフは、

「皆というのは嘘よ。喜んだ人もいる。お母様を陥れた犯人はここにいる。」

と言い放つ。

スレイマンが、

「誰が何をしたのだ?」

と尋ねると、ミフリマーフは、

「敵が父上の不在中に、セリムの名を騙り、母上をおびき出したのよ。」

と告げる。

マヒデブランは、

「ムスタファがヒュッレムを連れ戻そうとしたが、ミフリマーフ皇女様がそれを止めたのです。」

と続ける。

ミフリマーフは、

「罠だとはわからなかった。」

と弁明する。

 

スレイマンはミフリマーフに続けるよう指示する。

ミフリマーフは、

「母上がコンヤに向かった後、セリムに手紙を送って様子を聞いたところ、セリムからの返事で、『自分は病気でもなく、母上もコンヤに来ていない』と知らされました。」

と告げる。

驚いたメフメトが、

「誰がそんなことを?」

と言うと、ミフリマーフは、

「母上の敵は明らか。叔母様たちよ。」

とシャー皇女たちの顔を見る。

するとシャー皇女は慌てた様子で、

「それは重大な告発よ!証拠はあるのか?」

と尋ねるが、ミフリマーフは、

「過去を考えたら証拠はいらないわ。」

と言い放つ。

話を聞いていたスレイマンは顔をしかめ、ミフリマーフとメフメトへ向かって外に出るよう指示する。

 

 

部屋の外ではスンビュルがリュステムに仔細を説明していた。

リュステムはスンビュルが書簡の裏どりをしなかったことを責めるが、スンビュルはヒュッレムがすぐに出発したため調べる時間がなかったと弁明する。

そこにメフメトとミフリマーフが部屋から出てくる。

ミフリマーフは、

「聞いたでしょ?あの人たちが母上を…」

とリュステムに泣きつく。

リュステムはヒュッレムは必ず見つかるとミフリマーフを慰める。

 

 

シャー皇女は、

「ミフリマーフは心労で正気を失っている。ミフリマーフの言葉を信じないで。」

とスレイマンに言うが、スレイマンは、

「私に指図する気か?」

と声を荒げ、

我が望みはヒュッレムの無事のみ。ヒュッレムが見つからなければ皆有罪だ。特にムスタファ!

と皇子を睨みつけ、

「私から託された者すら守れないのか?」

と怒鳴りつける。

皇子は、

「ヒュッレム妃は何も知らせずに出発したのです。」

と弁明するが、スレイマンは、

「連れ戻せぬなら安全を図れ!」

と叱責する。

皇子は、

「護衛は規定通りつけていましたが、ヒュッレム妃が突然姿を消し、足取りもつかめていません。」

と説明する。

それを聞いたスレイマンは激怒し、

「連れ去られたのは我が正妃だぞ?!しかも側女や宦官、大勢の衛兵が守っているのに!私が信じるとでも?」

と、ムスタファとシャー皇女たちを見回し、

「そんな度胸のある者は居ない。ここにいるお前たち以外はな!」

と言い放つ。

その言葉に皆息をのみ、顔をこわばらせる。

スレイマンはハティジェとマヒデブランの名を呼び、

「過去の行いはよく知っている。この件に関わっていたら代償は命で払わせる。」

と恫喝する。

ハティジェは、

「ヒュッレムはどこかに隠れているのでは?そして姪や兄上のように私たちを糾弾するのよ。」

とスレイマンを責める。

それを聞いたスレイマンは顔色を変え、

「なんだと?」

とハティジェを睨みつける。

ハティジェは、

「誰もがこれはヒュッレムへの罠だと言う。でも逆かも。」

と声を荒げる。

シャー皇女はハティジェを窘めるが、ハティジェは、

「もうウンザリ!ヒュッレムの事ではいつも私たちが責められる。できることなら殺してやりたい!」

と言い放つ。

そしてハティジェは、

「私は何もしてないけど、兄上が誰かを生贄にするなら、私を選んで終わりにして。」

とスレイマンを睨みつける。

ハティジェの言葉に愕然とし、シャー皇女はあきれる。

スレイマンは激怒し、全員を下がらせる。

 

 

メフメトは母上が殺されたのではないか?と心配するが、ミフリマーフは

「母上は生きている。探し出されるのを待っているのよ。」

と言い、マルコチョールに同意を求める。

しかしマルコチョールは顔を曇らせ、

「祈りましょう。神がお守りくださいます。」

と呟く。

 

 

シャー皇女たちはスレイマンの部屋から退出し、ミフリマーフたちの方をちらりと見て無言で立ち去ろうとする。

マルコチョールとリュステムはスレイマンに呼ばれ、部屋に入っていった後、メフメトはムスタファを呼び止め、

「母上に何かあれば責任を取ってもらう!」

と睨みつける。

驚いたムスタファは

「何を言うのだ?私は無関係だ。」

と返すが、メフメトは

「(兄上が)追放されたとき、皆の様に母上を責めた。その後事件が起こった。」

とムスタファを責めるが、それを聞いたムスタファ皇子は激怒し、

「無礼な!私を告発する気か?情けない。弟からそんな言葉を聞くとは。」

と言い捨てて立ち去る。

シャー皇女はメフメトに、

「お前の苦悩は分かる。でも怒りや負の感情に流されないで。ムスタファは弟を悲しませるようなことはしない。」

と慰める。

 

 

スレイマンはリュステムに大規模なヒュッレム捜索を命じる。

リュステムは、

「この件はしばらく隠されていました。敵の政治的な判断でしょう。」

と宮殿内に首謀者がいることを匂わせるが、スレイマンは、

「誰が何をしたなどどうでもよい。」

とし、ヒュッレムを探し出すよう厳命する。

スレイマンはヒュッレム探索の責任者としてマルコチョールを指名し、関係者全員への尋問を命じる。

そして、

「たとえ皇女や妃、我が子であってもだ。」

と言い渡す。

皆を下がらせ、一人になったスレイマンはヒュッレムを心配するあまり、過去にハティジェやマヒデブランがヒュッレムを攻撃したことや、ムスタファの反抗的な態度が脳裏をよぎる。

 

その夜、スレイマンはエブッスードを呼び、遠征前に修道僧が自分の前にターバンを投げて、

「用心せよ。特にご血統のものから。さもなくば愛する者を失う。」

と告げられた事を話す。

スレイマンは、

「必要なことをしたが、なぜこのようなことになるのだ?これは神の罰なのか?」

と尋ねる。

エブッスードは、

「神は行くべき道を示してくれますが、常に行くべき道を示されるとは限りません。時には間違った道であるときもあります。」

と答える。

それを聞いたスレイマンは、

「私が道を間違ったというのか?」

と更に聞くが、エブッスードはムハンマドの言葉を引用し、

「神はあるものがある地位に到達するとき、そのものに苦難を与え試されるのです。」

と助言する。

 

 

ミフリマーフはメフメトが無実のムスタファにひどいことを言ったとなじる。

しかしメフメトは、兄上が母上を嫌っていたのを知っていると返す。

それを聞いたミフリマーフは、

「兄上もマヒデブラン妃を…」

と言うが、メフメトは、

「それはお前だろう?僕は敵を嫌いなだけだ。だが、お前が正しいよ。兄上がやるわけない。」

と暴言を反省する。

そこにリュステムが入ってくる。

皇子は何か情報はないか?と尋ねるが、リュステムは

「まだ調査中です。明日には情報が入るでしょう。」

と答える。

ミフリマーフはスレイマンを心配するが、リュステムは

「陛下が悲嘆に暮れているので、しばらくそっとしておいた方がいいでしょう。」

と伝える。

リュステムはメフメトに、

「この件は、マニサ赴任を阻止する狙いがあります。早く赴任地に行った方が…」

と進言するが、メフメトはヒュッレムが見つかるまで行かないと言い張る。

 

 

エブッスードは落ち込むスレイマンに心を強く持つよう進言するが、スレイマンは「心の鎧」を失ったと嘆く。

そこにマルコチョールが現れる。

エブッスードが下がった後、マルコチョールは尋問を開始したことを告げ、偽のセリム皇子からの書簡を見せ、

「それを届けたムラトという男が行方知れずになっています。その男を捕まえれば真相がわかるでしょう。」

と報告する。

スレイマンは、

「地の底にいても引きずり出せ」

と命じる。

マルコチョールは、

「明日、ムスタファ殿下と皇女様たちに会って話を聞きます。臨席しますか?」

と尋ねるが、スレイマンは首を横に振り、

「命じたことを忘れるな。最も重要なのはヒュッレムだ。」

と、ムスタファたちに容赦しないようくぎを刺す。

下がろうとしたマルコチョールにスレイマンは、

「ヒュッレムは生きているか?」

と尋ねる。

マルコチョールは少し考えて言葉を選びながら、

「逆の事は考えておりません。ヒュッレム妃は今まで何度も死の淵を超えて戻ってきました。今回も必ずやお戻りに。」

と勇気づける。

しかしスレイマンは力なく

「そう願う」

と呟き、

「我が望みは妃に会うことだけ。ヒュッレムを失えば生きていけない。」

とうなだれるのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン3/第88話の感想

 

オスマン軍は遠征でブダを取り戻し、イザベラ王妃にブダとその周辺を帝国領に併合すると言い渡しました。

なぜかあっさり受け入れる司教…もう話がついていたのかしら?

反対にイザベラ王妃は不服そうです。

まあね、王位は認められても実が伴わないんですからね…

でも、しょうがないです。

スレイマンに恭順したんですから。

ただ、不服そうだから、もしかしたら王妃はその内寝返るかもしれません。

 

 

セリム皇子が病気というのは「敵の罠」でした。

しかし、今のところ誰が犯人かわかりません。

一番怪しいのはハティジェですが、ハティジェの言うように、ヒュッレム自身が自分で身を隠している可能性も捨てきれません。(ただ、ヒュッレム役交代の舞台裏を知っていると、ちょっと興ざめしてしまいますが…)

少なくともムスタファとマヒデブランは今回は関係なさそうですし、今回についてはシャー皇女も本当に知らなさそうです。

 

しかし、スレイマンは

「関わっていたら命で償ってもらう」

と言っています。

ハティジェはもともと自殺願望があるので別に死は怖くないかもしれませんが、そのせいでムスタファにもスレイマンの疑いの目が向けられているのは、どうも腑に落ちません。

たしかに帝都を預かっていたムスタファに責任がないとは言えませんが。

 

それにしても、ヒュッレムがいなくなって正気を失ったスレイマンの姿は見るに堪えませんね。

賢帝と言われたスレイマンなのに、皇帝としての威厳なんかどっかに飛んで行ってしまっています。

あんな姿を見せられたマヒデブランとムスタファ皇子の絶望感と言ったら…。

あれで完全にスレイマンがヒュッレムの事しか眼中にないと思い知らされたでしょうし、ヒュッレムが生きて帰って来ても、帰ってこなくても、ムスタファの未来は閉ざされてしまったも同然です。

 

そんな落胆しているムスタファにメフメトがまさかの「容赦しない」宣言…。

あ~本当にね、バ〇…空気読めていない…。

気持ちはわかるけど、あれでは優しいムスタファも、もう兄弟として見れなくなってしまいます。

ムスタファも声を荒げてましたが、本当はもっと言いたいことがあったはずですが、グッと我慢した感じでした。

私がムスタファだったら、

「お前の母親が私の母にしたことに比べたら…」

とか言い返してしまいそうです。

本当にできた皇子ですね。

マヒデブランの子でなければ…ここまで落ちぶれることもなかったかもしれません。

 

しかしね~、本当に(設定では)どこにいっちゃったんだろヒュッレム?

この話はメルウィエムさんが突然降板して、次の方に入れ替わるための前振りですが、中の人たちも大変ですね…おそらく無理から作った設定だから。

いきなり老けると変だから、きっと何年も経ったことにするんだろうなと思います。

何年くらいたったことにするんだろう?

そうするとジハンギル皇子やミフリマーフの娘も大きくなっちゃいますね。

ここだけの話、大人のジハンギル皇子役の方かっこいいから楽しみだけど(笑)

 

 

さて、スレイマンはブダを帝国に併合し、帝都に戻りましたが、ヒュッレムが行方知れずだと知らされ、愕然とします。

そして、ムスタファたちに「もし関わっていたら命で償ってもらう」と激怒しています。

大規模な捜索が開始され、ムスタファやシャー皇女たちへの尋問もマルコチョールによって開始される予定です。

スレイマンはヒュッレムの事が心配なのはもちろん、この件にムスタファたちが関わっているのではと苦悩しているようです。

 

そんなスレイマンの苦悩をよそに、ハティジェはヒュッレムを「殺したい」と言い放ち、ますますスレイマンの怒りを買ってしまいました。

シャー皇女はハティジェが関わっているのでは…?と思っている感じですが、真相はまだわかりません。

果たしてヒュッレムは無事なのでしょうか?

そして次回こそは見つかるといいのですが…。

 

 

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オスマン帝国外伝シーズン3の日本語字幕版最速配信は?

現在、最新のオスマン帝国外伝シーズン3が配信されているのは、「チャンネル銀河」「hulu」だけ(毎週5話づつ配信)です。

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ただ、シーズン2までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事の感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

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