オスマン帝国外伝シーズン4第15話のあらすじと感想/ヌールバーヌー大手柄

オスマン帝国外伝_シーズン4第15話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン4/第15話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

ヌールバーヌーが自分のために裏で動いていた事を知ったセリムですが、その頃ヌールバーヌーは地下牢で衰弱し意識を失っていました。

果たしてヌールバーヌーの運命は?

 

オスマン帝国外伝シーズン4/第15話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「仕組まれた疑念」

 

セリムは地下牢のヌールバーヌーのところに行く。

そこで生気なく横たわるヌールバーヌーを見たセリムは、慌てて駆け寄り、女医を呼べと命じ、ヌールバーヌーを抱き上げて地下牢から連れ出す。

 

 

市場に行ったスンビュルは使いの者にヒュッレムからの密書を渡し、くれぐれも尾行されないよう注意を促す。

 

その頃、ジェヴヘルはヤヴズに密書の内容を話し、それがミフリュニーサを拉致している者への密書であることを伝える。

 

 

ソコルル・メフメトは御前会議の記録保管庫に行く。

管理者からイスラムの長老についての資料もある事を聞かされたソコルル・メフメトは、時間が掛かると言って管理者を追い出す。

 

 

セリムは自室にヌールバーヌーを運び入れる。

意識を取り戻したヌールバーヌーは、セリムの姿を見て思わず

「セリム…」

と声をかける。

皇子はヌールバーヌーが無事だったことを喜ぶ。

ヌールバーヌーは自分が皇子の部屋にいることに気づき、

「なぜここにいるの?夢?」

と戸惑う。

皇子は意識を失っていたヌールバーヌーを自らここに運んだと告げる。

ヌールバーヌーは混乱し、何が起こったのか?と戸惑う。

すると皇子は笑顔でヌールバーヌーのお腹を触り、

妊娠している。

と、胎内に皇子の子が宿っていることを告げ、ヌールバーヌーにキスをする。

自分が皇子の子を宿したことを知ったヌールバーヌーは喜びに満たされる。

 

 

ザール・マフムードたちは、アマスヤの森の中でミフリュニーサを連れながら、居場所を悟られないよう移動を続けていた。

ムスタファ皇子もアトマジャやタシュルジャルと共に森の中を捜索していたが、なかなか居所が掴めないでいた。

 

 

ソコルル・メフメトは、ネフェリザーデ師に関する記録を何日も探し続けていた。

それを見た管理人は驚き、

「何日も経つのにまだか?眠かろう。」

とあきれる。

するとソコルル・メフメトは、

「いずれ墓の中で深い眠りにつく。この世では目を開けていよう。」

と言って作業を続ける。

そしてソコルル・メフメトは多くの記録から一つの資料を見つけるのだった。

 

 

ザール・マフムードはミフリュニーサに食べ物を渡すが、ミフリュニーサはこれを拒む。

怒ったザール・マフムードは短刀を抜き、

「人前に出られない顔にしてやる。」

と脅し、無理やり食べさせる。

 

 

ソコルル・メフメトから資料を見せられたヒュッレムは、

「フェネリザーデは清廉潔白な人物かと…よく記録が残っていたな。」

と驚く。

ソコルル・メフメトは、

「見落としたのです。人間は位が高くなると天狗になります。」

と笑う。

ヒュッレムはソコルル・メフメトの労力をねぎらいたいと申し出るが、ソコルル・メフメトはそれには答えず、

「フェネリザーデ師と面会しますか?」

と尋ねる。

ヒュッレムは

「勿論。辞任させる時が来た。」

とほくそ笑む。

 

 

ヒュッレムからの密書を携えた使者の後を付けてきたヤヴズは、何者かに背後から口をふさがれる。

それはアトマジャだった。

二人は無言でその使者の後をつける。

 

 

食事を終えたミフリュニーサは、

「いつまでここにいるの?」

と男たちに尋ねるが、静かにするよう言われる。

そこでミフリュニーサは、

「なぜ顔を隠すの?臆病者!」

とザール・マフムードを挑発する。

その言葉に激高したザール・マフムードはミフリュニーサを殴りつける。

そこに使者が来たという知らせがあり、ザール・マフムードは殴るのをやめる。

使者を付けてきたアトマジャたちは、使者が密書をザール・マフムードに渡す様子を遠くから見ていた。

 

 

ネフェリザーデ師に面会したヒュッレムは、長老を辞任することを促す。

そして、意味が分からないネフェリザーデ師に、ソコルル・メフメトが探し出した資料を見せる。

それは…

ネフェリザーデの弟子ばかりが重要な役職についていることを示すもの

だった。

ヒュッレムは、

「法官や軍法官が地位を乱用すれば解任されましょう。しかし罷免はできません。これを公にすれば家名に傷がつき、評判が地に落ちるでしょう。」

と辞職を迫る。

ネフェリザーデ師は、

「脅迫ですか?」

と反論しようとするが、ヒュッレムは

「いいえ、情けです。」

名誉ある退任を迫る。

 

 

ヤヴズは村人のふりをしてザール・マフムードたちに近づき、

「谷の向こうに馬に乗った連中がいた。何事か?」

と話しかけてザール・マフムードたちの注意を引き、ミフリュニーサの無事を確認する。

ヤヴズはわざと帽子を落とし、それを合図にアトマジャたちが兵を連れてザール・マフムードたちに襲い掛かる。

慌てたザール・マフムードは、ミフリュニーサを連れて逃げようとするが、そこにムスタファ皇子が現れ、ザール・マフムードは仕方なくミフリュニーサを捨ててその場から逃げる。

皇子がミフリュニーサを抱き寄せると、ミフリュニーサは安堵からか泣き出してしまう。

 

 

ネフェリザーデは船底で黒マントの男に面会し、

「ロシアの性悪女に弟子を重用したことが知られて脅された。辞任しなければ陛下に証拠を見せられてしまう。」

と話す。

それを聞いた黒マントの男は、辞任するしかないと伝える。

ネフェリザーデは驚くが、男は、このままでは自分たちの正体がばれてしまうと言い、

「リュステムのような奴隷上がりの改宗者を排除するまでは身元を明かせない。」

と長老を辞任するよう命じる。

 

 

ミフリュニーサを救出したムスタファ皇子はアトマジャに、

「何者だ?あの太刀さばきはただの使者ではない。」

と尋ね、アトマジャが自らの正体を偽っているのでは?といぶかる。

するとアトマジャは、

「私はフズル殿から殿下を警護するよう命じられた守護者です。」

と答える。

皇子がなぜ最初からそれを告げなかったのだ?と尋ねると、アトマジャは

「知る者が少ない方が御身はより安全です。」

と弁明する。

それを聞いたタシュルジャルは、フズルの部下は海兵ばかりで陸戦は苦手なハズだ…といぶかる。

すると横にいたヤヴズが、

「我らは非正規騎兵(アクンジュ)です。」

と口をはさみ、フズルとは何度も連携して戦ったと説明する。

それを聞いたムスタファ皇子は、

「私はすべてを把握したい。隠し事があるなら今のうちにすべて告白するように。」

と二人に迫る。

アトマジャはもう隠し事はないと断言する。

 

ムスタファ皇子は、無事に解放されたミフリュニーサを見舞い、怪我はないかと尋ねる。

皇子はミフリュニーサにフズルの元に帰ることを勧めるが、ミフリュニーサは、それでは皇子と離れ離れになってしまうと難色を示す。

すると皇子は、

「そなたが傷つけられていたら、私は自分許せなかった。」

と告げ、ミフリュニーサを拒絶したことで傷つけてしまったことを謝る。

しかしミフリュニーサは、

「いつか起こりえたことです。私が不注意でした。殿下のせいではありません。」

と話す。

皇子は、

「私に関わらなければ人生は平穏だったハズ…私から離れろ。」

と諭す。

しかしミフリュニーサは、

「何年も遠くからお慕いしていました。これからも皇子を慕っていきたい。」

と告白する。

皇子は、

「私が愛した者は皆いなくなった。私と一緒にいれば危害が及ぶ。そなたまで失いたくない。」

と説得する。

しかしミフリュニーサは、

「私が去れば失うことに。」

と呟く。

それを聞いたムスタファ皇子は、思い余ってミフリュニーサに口づけしてしまう。

しかし皇子は我に返り、ミフリュニーサに帝都に戻るように言うが、今度はミフリュニーサの方から皇子に口づけする。

 

 

ネフェリザーデ師は、

「陛下に職務を賜りました。陛下のお望みの時に辞職します。」

と、スレイマンに辞任を申し入れる。

それを聞いたスレイマンは、

「立派に職務を果たせばいい。」

と辞任する必要はないと諭すが、ネフェリザーデ師は、

「今は亡きピーリー・メフメト大宰相にはお世話になりました。あの方は最後の偉大な大宰相でした。」

と、【権力が己を見放す時を待つな。】というピーリー・メフメトの言葉を用いて辞任の意思を示す。

それを聞いたスレイマンはムッとして、

「解任して欲しいのか?」

と尋ねる。

ネフェリザーデ師は、

「ご判断を仰ぎます。神よ、いつの日か己の座を明け渡す意思を与えたまえ。」

と述べる。

するとスレイマンはネフェリザーデ師を解任して下がらせる。

苛立つスレイマンはフズルの容体を尋ねるが、医師の見立てでは原因不明であると聞かされる。

それを聞いたスレイマンはリュステムを呼び戻すよう命じ、ネフェリザーデ師の後任としてエブッスードを長老に据える。

 

 

隠し部屋で自分の思惑通りになったことを確認したヒュッレムは、先にスレイマンの部屋に行き、スレイマンが戻るのを待っていた。

そして戻ってきたスレイマンからネフェリザーデ師の後任にエブッスードを据えたと聞かされ、喜んで見せる。

そしてヒュッレムはフズルの体調を案じるフリをし、スレイマンにフズルを見舞いに行くよう勧める。

 

 

その頃、フズルの家にはミフリュニーサを伴ってムスタファ皇子が見舞いに来ていた。

フズルは皇子が見舞いに来たことに戸惑う。

皇子は、

「ミフリュニーサを託されていた。無事に送り届けなければ安心できぬ。」

と話すが、そこにスレイマンが見舞いに来てしまう。

フズルとムスタファ皇子は驚いて顔を見合せるが、どうすることもできずその場で立ち尽くす。

部屋に入ってきたスレイマンはそこにムスタファ皇子がいるのを見て唖然とする。

 

 

ヒュッレムはソコルル・メフメトの働きに満足する。

ソコルル・メフメトはザール・マフムードからムスタファ皇子がミフリュニーサをフズルのところに連れてきていることを聞き、すぐにヒュッレムに知らせたのだった。

ヒュッレムは、スレイマンがムスタファ皇子に深い疑念を抱いたはずだ…とほくそ笑む。

そしてヒュッレムは、

「疑念を確信に変えるまでこの手を緩めぬ。」

と誓うのだった。

 

 

ヒュッレムは魔術師を呼び、未来を占う。

そこでヒュッレムが見たのは、

玉座に炎が浮かぶ絵

だった。

それは、新たに皇子が生まれ、その皇子が皇帝になるという見立てだった。

それを聞いたヒュッレムは激怒し、魔術師を追い払ってしまう。

 

 

スレイマンは夢で見た【ムスタファ皇子がフズルと共に自分に謀反を起こす様子】を思い出す。

不安を感じたスレイマンはムスタファ皇子を宮殿に呼ぶ。

 

 

ナーゼニンを見舞ったファトマ皇女は、ヒュッレムが魔術師を呼んで占いやまじないをしていると伝え、

「自分が魔女なのにね。」

と笑う。

不安そうなナーゼニンにファトマ皇女は、

「魔術が宗教ならあの者は預言者ね。さすがヒュッレム。名前を聞くだけで心臓が止まる。」

と言って面白がる。

 

 

ヒュッレムは、ナーゼニンの出産予定日を確認するようにファーリエに指示する。

そこにロクマンが現れ、スレイマンがムスタファ皇子を呼び出した事を知らせる。

ファーリエはヒュッレムに、

「占いを信じませぬよう。神以外、未来を見通すことはできません。」

と進言する。

しかしヒュッレムは、

「だがあり得る。この結果を受け入れるのか排除するのか…どちらかよ。」

と口にする。

 

 

ムスタファ皇子は神妙な面持ちでスレイマンの所に行く。

 

ミフリュニーサはフズルに、

「陛下は分かってくれるはず。」

と話すが、フズルは、

「理由が何であれ、皇子が赴任県を離れるなど…特に無断で帝都へ赴くことは許されぬ。」

と、皇子の身を案じる。

ミフリュニーサは、

「私が皆の忠告を聞いていれば…」

と自身の軽率さを反省する。

フズルは、

「悲しみの膿に落ちても絶望するな。災難の波はいつか過ぎ去る。」

と勇気づける。

 

 

スレイマンはムスタファ皇子に、

「その年齢で経験豊富な皇子が犯す過ちではない。」

と切り出し、帝都に来た本当の理由を尋ねる。

皇子は、

「火急の用件がなければ帝都に参りませぬ。フズルの娘ミフリュニーサがアマスヤに来ていて、襲撃されたので捜索し、父親のところに送り届けたのです。」

と弁明する。

しかしスレイマンは、

「なぜフズルの娘がアマスヤにいるのだ?」

といぶかる。

すると皇子は、ミフリュニーサは自分の相談役だと話す。

スレイマンは、

「襲撃者は誰か?」

と尋ねると、皇子は、

「山賊が身代金目的で誘拐したのです。サパンジャまで追撃して救出しました。帝都が近いため、そのまま送り届けたのです。」

と答える。

そして皇子は、

「その後で父上に会いに行くつもりでした。」

と釈明する。

 

 

ムスタファ皇子がスレイマンの部屋から退出すると、ジハンギルが心配そうに待っていた。

ジハンギルは事件のあらましをタシュルジャルから聞いたと言い、

「帰郷を喜ぶべきか否か…」

と兄を心配する。

ムスタファ皇子は、

「父上の決定はまだだ。今日はミフリマーフのところに泊まるので一緒に行こう。」

とジハンギルを誘う。

 

 

フズルはアトマジャに、ムスタファ皇子を一人にするな!と指示する。

フズルのところに来ていたアリ長官は、

「味方に不利な状況が好転しそうもありません。長老が解任されました。」

と報告する。

アトマジャは、

「フズル殿はまだ海軍提督を辞めていない。」

と話すが、フズルは、

「このまま私が地位に留まれようか…」

とスレイマンが解任を裁定するだろうとつぶやく。

アリ長官はフズルに指示を求めるが、解決策がまだ見つからないと答える。

 

 

すっかり回復したヌールバーヌーは嬉しさのあまり涙を浮かべる。

セリムはその様子を見て驚くが、ヌールバーヌーは、

「うれしくても涙が出るの。あなたのおかげよ。死ぬほど愛する人の子供が宿っているの。これ以上の幸せがある?」

と笑顔を見せる。

皇子はこの喜びを公布し、民のために施しと共にに救貧院を設立すると告げる。

そして皇子は、

「俺を幸せにしてくれた。何でも望め。」

と伝えるが、ヌールバーヌーは

皇子の愛だけで満足

と答える。

 

 

ディルシャーはヌールバーヌーが許されたことにイラ立ち、ジャンフェダーに、

「なぜベネチアの娼婦・ヌールバーヌーは処刑されないのか?」

と尋ねる。

それを聞いたジャンフェダーは怒り、

「殿下の女人を娼婦呼ばわり?」

と返すが、ディルシャーはジャンフェダーたちがヌールバーヌーに協力していると不満を口にする。

それを見ていたヌールバーヌーは、

「ジャンフェダー女官。何か?」

と声をかける。

するとディルシャーは不満そうに部屋に帰っていく。

ヌールバーヌーは、

「皆、私の懐妊を知っているのになぜ祝福しないの?」

とジャンフェダーに尋ねる。

ジャンフェダーは、側女たちに好かれたければ仲良くするようにと言い聞かせるが、ヌールバーヌーは、

「どうでもいい。ヒュッレム妃への報告の方が大事よ。」

と話す。

 

 

その夜、ヒュッレムはファーリエを呼び、

我らの皇子に

と言って小箱を渡す。

 

 

ムスタファ皇子はジハンギルと共にミフリマーフのところに来ていた。

ミフリマーフはムスタファ皇子に、

「父上は無断での帰郷を容赦されない。でも事情をお分かりなら処罰はないわ。」

と話す。

するとジハンギルも、

「僕も父上に口添えする。」

と言うが、ムスタファ皇子は、

「この話はやめよう。再会を楽しもう。」

と話を変える。

 

そこでミフリマーフは、ジハンギルがフーリジハンと仲良くしている事を話す。

ジハンギルは、フーリジハンからバイオリンを習っていると教える。

そこにファトマ皇女がフーリジハンと共にやってくる。

二人に挨拶をしたムスタファ皇子は、フーリジハンに

「ジハンギルにバイオリンを教えていると聞いた。」

と話し掛ける。

フーリジハンは、

「才能がおありです。私より上達されます。」

とジハンギルを褒める。

それを聞いたジハンギルは、

「お世辞だよ。ろくに持てもしない。」

と謙遜する。

フーリジハンはムスタファ皇子に再会できてよかったと伝え、ムスタファ皇子も感慨深げに

「私もだ。」

と言ってフーリジハンの額にキスをする。

 

ファトマ皇女はミフリマーフに、

「大きな屋敷で一人で寂しかろうと心を痛めていた。兄弟が集まれてよかった。」

と話し掛ける。

ジハンギルはフーリジハンと目配せし笑顔を見せる。

 

 

スレイマンはソコルル・メフメトを呼び、調査を依頼したいと伝える。

そして、許可証を与えて登録庁に行くよう命じ、

内廷出身の将校たちの詳細を内密に調べよ

と指示する。

 

スレイマンの部屋から出たソコルル・メフメトに対し、ロクマンが何を頼まれたのかと尋ねるが、ソコルル・メフメトは、

「首を突っ込むな。」

と言って立去ろうとする。

しかしロクマンは、

「ヒュッレム妃も感心がおありかと。」

と反論する。

それを聞いたソコルルは、

「必要あらば私からお妃さまにご報告する。」

と言って立去る。

 

 

ファトマ皇女はミフリマーフに、

「兄上がムスタファを厳罰に処すのではないか…ムスタファは無実よ。」

と述べる。

ミフリマーフは、

「父上は最善をご存じです。」

と、口出ししないようくぎを刺す。

しかし、ファトマ皇女は、

「これがバヤジットなら呑気に構えていられたかしら?」

と皮肉る。

するとミフリマーフは、ムスタファ皇子も大事な兄であると言い、

「爪ですら傷つくのは嫌です。でも周囲の女たちは別。」

と返す。

ファトマ皇女は、

「私もその中の一人?」

と尋ねる。

ミフリマーフは、

「叔母様は違いますが、他の女人たちと同じ振る舞いをするべきとお考えですね。」

とファトマ皇女の様子をうかがう。

「どういうこと?」

と問うファトマ皇女にミフリマーフは、

「私が物心ついた頃から、皆が母上に敵対していました。ですから友人にはなれません。」

と言い放つ。

ファトマ皇女は、

「友人にはなれなくても私は敵ではない。敵なら争いに加わった。私は敵対する意思がなく、人には無関心だった。」

と話す。

ファトマ皇女は続けて、

「宮殿が嫌で逃げて自分を救ったのよ。若かったわ。」

と笑う。

ミフリマーフが、

「後悔しているの?」

と尋ねると、ファトマ皇女は、

「いいえ、むしろ安らいでる。私は心のままに生きているの。」

と口にする。

ミフリマーフは、

「春にはご結婚を…」

と切り出すと、ファトマ皇女はため息をつき、

「明日の朝でさえ人の運命は分からない。若さは失われていくもの。無意味な争いの中で枯れる前に、愛を探して見つけなさい。」

と忠告する。

 

 

タシュルジャルはヒュッレムから届けられた小箱をムスタファ皇子に渡す。

中にはガラスで固められたサソリが手紙と共に入っていた。

手紙には、

いずれ哀れなサソリ同様我が身を刺して毒死する

私が炎となって包囲しよう

遠くない日に

と書かれていた。

タシュルジャルはその内容に憤るが、ムスタファ皇子は、

「お妃が正しい。帝都に来たのが間違いだ。」

と自身の軽率な行動を反省するのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン4/第15話の感想

 

いやぁ~

ヌールバーヌー…懐妊していたんですね!!!

それなのに絶食したりして大丈夫なのかしら?

しかし、こういうシチュエーションで妊娠が発覚することが結構ありますねw

ともあれ、セリム皇子にとっては初めての子供のようで、皇子が大喜びしています。

まぁ、ますますディルシャーに睨まれそうですが…。

 

ジャンフェダーは他の側女と仲良くしなさいと伝えてますが、それは無理でしょうね。

だって、ヌールバーヌーは一番上を目指しているんですから…

つまり…みんなライバルです。

逆に皇子のお気に入り同志で仲良いのって見たことありません。

皇子からの寵愛を諦めた時しか仲良くなれそうもないんじゃないでしょうか…。

 

 

スンビュルのお相手であるジェヴヘルはヤヴズの間諜でした。

やっぱりね…宦官でもいいなんておかしいと思った。

スンビュルは初めての恋に浮かれてるせいか、大事な用事の最中に彼女の家に寄り道して密書を見られてしまいました。

そのせいでミフリュニーサの居所がばれて、取り返されてしまいました。

こんな大失態、ヒュッレムにバレたら大変なことになるでしょう。

ただ、結果的にムスタファ皇子に対する疑念がスレイマンの中でより大きくなりました。

もしかして、こうなることをヒュッレムも予測していたのでは?

と考えるのは出来すぎでしょうか…

 

 

ミフリュニーサを取り返したムスタファ皇子は、ミフリュニーサへの想いを抑えらえず、口づけを交わしてしまいました。

ミフリュニーサがどうしても皇子から離れられなくて、皇子も引きずられてる気もしますが、すでに二人は離れられないようになってます。

 

そんな幸せそうな二人ですが…ミフリュニーサ…身の程を考えなよ~

だから、あんたといると皇子が危険になるんだってば!

何でわからないのかな?

 

それにしても、ムスタファ皇子の女運の悪さときたら…もうちょっと他に居ないの?っていつも思ってしまいます。

自由民を相手にしちゃダメって以前から言われてるのに。

後宮に女性がいっぱい居るのに、いつも何でか外の女にばっかり惚れちゃうんですよね…

特に今度は厄介ですよ…フズルの娘なんですから。

結婚しなければ後宮には入れられません。

どうすんのこれ?

 

結局その後、皇子はミフリュニーサを帝都のフズルの元に送り届けました。

何で自分で行ったんだろう?

タシュルジャルがそんなに信用できないのかしら?

 

そのせいで秘密裏に帝都に来て雁首揃えているマズい場面をスレイマンに見られてしまうなんて…。

本当にね、うかつすぎます。

アリ長官もね、フズルの見舞いなら今行かなくてもいいでしょうに…。

 

ムスタファ皇子は必死にスレイマンに弁明してますけど、そもそも赴任県を勝手に離れるのもダメな上に、帝都に入って来てますからね。

しかも陸海軍のトップと密談って…怪し過ぎます。

ただでさえムスタファ皇子は疑われてるのに…。

 

 

それにしても、ソコルルは有能!

ソコルルから皇子がフズルのところに来ているのを聞かなければ、ミフリュニーサを奪われただけで終わってたのに。

これだけ有能だったらもうリュステム要らないかも…なんて言ったらミフリマーフに申し訳ないかな。

 

そして更に、ネフェリザーデの弱みもしっかり見つけてくるのもすごい!

結果、ネフェリザーデを失脚させることにも成功しました。

とは言え、ムスタファ皇子擁立派は高官の中にかなりいそうですね。

それにしてもあの黒マントの男は誰なんでしょうか?

益々気になりました。

 

 

ヒュッレムは、ナーゼニンを始末することは諦めたものの、生まれてくる子が気になるご様子。

あの占い師、ヒュッレムに

「ナーゼニンが産んだ子が皇帝になる」

ってよく言えたな~?

私なら怖くて言えない。

追い出されたみたいだけど、生きて帰れたのか心配してしまう…。

 

 

ファトマ皇女にいろいろ吹き込まれてるミフリマーフ。

もともとリュステムとは好きで結婚したわけではないから心が動きますよね。

でも、テキトーなお相手が今はいないですから、そんなこと言われてもどうしようもありません。

ていうか、不貞は罪なんじゃないの?

リュステムとの仲を裂きたいんだろうけど、子供もいるし、そう簡単には別れられないと思うけど…

まあ、ここでもしマルコチョールでも帰ってきたら別だけどw

さすがにないか…でもちょっと期待しちゃうな。

 

 

さて、スレイマンはリュステムがアリ長官らに嵌められたと思ったのか?

リュステムを呼び戻すことにしました。

結果的に今回の事で、ムスタファ皇子派の面々はスレイマンから疑いの目で見られることになったようです。

 

さらにヒュッレムは、ムスタファ皇子から送り付けられたサソリをガラスで固めたものを皇子に送り返し、策略を巡らせることに「警告」を与えました。

策略では年季の入ったヒュッレムに、青二才のムスタファ皇子が叶うとは思えません。

ということで…これから今までの攻撃が何倍にもなって、皇子に襲い掛かるかもしれませんね。

 

 

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オスマン帝国外伝シーズン4の日本語字幕版最速配信は?

現在、オスマン帝国外伝の最終シーズン4が配信されているのは、「チャンネル銀河」「hulu」だけ(毎週5話づつ配信)です。

当然、今までの流れで行くと、数カ月後にはBS日テレでも配信されることになると思いますが、まだいつになるか未定だし、そんなに待てない!という場合、日本語字幕付きのオスマン帝国シーズン4を視聴するにはこの2択しかありません。

 

その内、リアルタイム配信での最速はチャンネル銀河になります。(huluより1日程早い)

たった1日の違いですが、1日でも早く観たいなら「チャンネル銀河」に軍配が上がりますが…両者には決定的な違いがあります!

 

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  チャンネル銀河 hulu
料金 660円(税込) 1,026円(税込)
無料期間 加入月無料(1話と2話だけは無料放送あり) 2週間
オスマン帝国外伝を見逃した場合 毎週土曜日に再放送(1回のみ)あり。 いつでも何度でも好きなだけ観れる。

チャンネル銀河はスカパーのサービスで他のチャンネルとのセット割などもありますが、オスマン帝国外伝をとことん楽しむという面で言えば、シーズン1からシーズン4の配信されたところまで、好きな時に好きなだけ観られる【 hulu 】が圧倒的にお得です!(私はもう何度も観ています。)

 

ご覧のように、「チャンネル銀河」では再放送は基本的に1回のみ。(ただし、シーズン2や3ふがそうだったように、数カ月後に再配信はされるハズです。)

リアルタイムで観れる場合は問題ないんですが、

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現状でシーズン4がいつでも何度でも見放題なのは、huluのみ

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だって、実際に私もそうでしたが、オスマン帝国外伝は、これだけの大作なので、

  • あれ?何でこんな事になったんだっけ?
  • あれ?そもそもこの事件の発端は何だったっけ?
  • この人物ってあの時の人か~

と頻繁に過去を振り返りたくなるものですから…。

 

複数の事件が絡み合って展開されるので、あれって次の事件の伏線だった…という場面がたくさん出てくるので尚更。

だからオスマン帝国外伝にどっぷり浸っている私にとって、huluはもはや手放せない存在です。

 

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オスマン帝国外伝のボリュームから考えると、まず現実的ではないんですが、その気になればhuluの無料トライアル期間の2週間でシーズン4最新配信分までの全話を制覇してしまうことも不可能ではありません。

 

そしてその2週間以内に解約すれば、実質タダでオスマン帝国外伝シーズン1~4を堪能できてしまうのです。

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しかも、登録も解約も5分以内で簡単にできます。

 

これはもうメリットしかありませんよね。

 

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン3まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン4」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン3までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整が必要で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるところが多々あるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事のあらすじ・感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては

「hulu」の1択

です!

 

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本ページの情報は、2024年10月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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