オスマン帝国外伝シーズン4第9話のあらすじと感想/大胆なフーリジハン

オスマン帝国外伝_シーズン4第9話あらすじ

 

この記事は、「オスマン帝国外伝 シーズン4/第9話」のどこよりも詳しいあらすじと感想について書いています。

 

セリム皇子を虜にしようと奮闘しているヌールバーヌーでしたが、皇子は市場で起こしたトラブルが忘れられず、苦悩していてなかなかうまくいきません。

皇子に何があったのか?調べさせたヌールバーヌーは、セリムの懐に入り込むことができるのでしょうか?

 

オスマン帝国外伝シーズン4/第9話のあらすじ[ネタバレ注意]

サブタイトル「皇子の苦悩」

 

ヒュッレムはスレイマンの様子がおかしいのに気づく。

スレイマンは、

「バヤジットは態度を改めなければならない。父への腹いせのように荒い気性を直さない。」

とあきれる。

それを聞いたヒュッレムは、

「バヤジットにはバヤジットなりの訳があるハズ。皇子はあなたに愛されていないと思っているのよ。」

と述べる。

それを聞いたスレイマンは、

「過ちは私が原因と?」

とヒュッレムを睨む。

慌てたヒュッレムは、

「違うわ。バヤジットはあなたを慕っている。あなたに認めて欲しくて必死なのよ。」

と弁明する。

スレイマンは、

「危うすぎる。あの気性のままでは悪い予感しかせぬ。心配するのに疲れた。」

と呟く。

ヒュッレムは、

「あなたが君臨する限り何も起きないわ。」

と慰めるが、スレイマンは大きなため息をつく。

 

ヒュッレムはスレイマンが怒っていると感じ、

「気分を害したのね。」

と様子をうかがう。

スレイマンは読んでいた本を目から離し、

「夜は目がよく見えぬ。」

と呟く。

ヒュッレムは、

「私が読んであげる。」

と言う。

スレイマンが、

「そなたが私の目になるのか?」

と言うと、ヒュッレムは、

「私たちは2人で1つよ。」

と答える。

 

 

リュステムは自身の警護を厳重にし、屋敷にもどる。

ミフリマーフと娘はすでに寝ていたが、リュステムは不安で窓の外を気にする。

 

 

その頃、フズルはアトマジャたちから報告を受け、

「リュステムは眠れんだろうな。」

と笑う。

アトマジャは、

「長官殿はやれますかね?」

と、リュステムを憎むあまり、間違いを犯すのでは?と一抹の不安を口にする。

フズルは、

「成功を祈ろう。すでに矢は放たれた。」

と楽観的だった。

ヤヴズとアトマジャはアマスヤに戻ることを告げ、フズルは二人に書簡を渡し、護衛を送るまでミフリュニーサのことを二人に託す。

 

 

ミフリマーフたちと寝ていたリュステムは、自分たちに近づいてくる足音に気付き、起き上がって近づいて来た召使の女の首を絞める。

しかし女はミフリマーフに頼まれてミルクを持ってきたのだった。

物音に気付いたミフリマーフがリュステムを止め、リュステムは女性から手を離す。

 

 

アマスヤでは、タシュルジャルがマニサでのセリムの様子をムスタファに報告する。

ムスタファは、

「時がたてば慕われるさ。民にとってはセリムも皇子だ。」

と、セリムを庇う。

その時、ミフリュニーサが一人で馬に乗ってやってくる。

ミフリュニーサは護衛を巻いてやってきたのだ。

それを見た皇子は、

「この調子では送り返さねば。」

とミフリュニーサの行動をとがめる。

しかしミフリュニーサは、

「己の身は守れます。」

と聞く耳を持たない。

それを聞いた皇子は苦笑するが、ミフリュニーサはそんな皇子の態度に不機嫌になる。

皇子は話をそらし、農家の改修は進み具合を尋ねる。

ミフリュニーサは、

「改修が済み次第そちらに移ります。私は本気です。よろしければ私と剣術の稽古を。」

と強気なことを言って皇子をあきれさせる。

 

 

マニサの宮殿では他の側女と入浴していたヌールバーヌーが浴槽がないことに不満を漏らす。

しかし、オスマン帝国には浴槽につかる習慣がなく、誰も浴槽のことを知らない。

そこにジャンフェダーが現れ、おしゃべりが長い側女たちに早く出るよう指示する。

側女たちが出て行った後、ヌールバーヌーは【皇子の悩み】の調査結果分をジャンフェダーに尋ねる。

ジャンフェダーはガザンフェルから情報を聞き出したと答え、ヌールバーヌーに街で起こったことを話して聞かす。

 

その頃、セリムは寝覚めが悪く、けだるそうにしていた。

ガザンフェルはそんな皇子に、庭で新鮮な空気を吸ってくることを勧めるが、皇子はそれを断りガザンフェルを下がらせる。

 

ヌールバーヌーは皇子の悩みを解決するため、ガザンフェルと話がしたいとジャンフェダーに頼む。

 

 

ミフリュニーサのたっての願いでムスタファはしぶしぶ彼女との剣の稽古を始める。

ミフリュニーサは皇子が手加減していると不満を漏らし、本気でかかってくるように言う。

すると皇子の一手がミフリュニーサの肩をかすめ、ミフリュニーサの肩があらわになる。

それでも剣の稽古を止めないミフリュニーサを皇子は引き寄せ、

「確かに腕はいいようだ。」

と、息を弾ませながらつぶやく。

皇子に抱き寄せられたミフリュニーサは戸惑い、宮殿に戻ると言ってその場を離れる。

 

タシュルジャルは皇子に近づき、

「見事でしたね。肝を冷やしました。」

と、ミフリュニーサの剣の腕を褒める。

 

 

帝都では金曜礼拝のために重臣たちやバヤジット、ジハンギルが集まっていた。

マトラークチュはバヤジットに、

「陛下の怒りを鎮めなければいけません。」

と忠告するが、バヤジットは、

「傷ついたのは俺だ。」

と言ってそれを拒む。

それを聞いていたジハンギルは、

「兄上から歩み寄れば、父上が解決してくださる。」

と、説得する。

そこにスレイマンが現れ、バヤジットは一番にスレイマンに挨拶をする。

スレイマンがその挨拶を受け入れたため、バヤジットは胸をなでおろす。

 

 

セリムは部屋で読書をしていた。

そこにガザンフェルが現れ、市中の「ハフサ・スルタン・モスク」に行くことを勧める。

しかしセリムは、宮殿のモスクで礼拝すると答える。

するとガザンフェルは、

「それは不適切です。民が皇子を待っているのです。」

と説得する。

それを聞いた皇子は、

「どの民だ?大歓迎しておきながら陰口をたたく連中か?」

と不機嫌になる。

ガザンフェルは、

「数名の愚か者の言葉のみで、すべての民をお責めに?」

と皇子に苦言を呈する。

それを聞いたセリム皇子は頭を抱えてため息をつく。

 

 

ヒュッレムはリュステムに、

「イスラム長老の件で進展はあった?」

と尋ねる。

しかし、リュステムは進展はないと答える。

ヒュッレムは、

「この件は重要よ。長老はムスタファの支援者。陛下や学者や民をけしかけられる影響力もある。」

と言うが、リュステムはアリ長官の事で頭がいっぱいだった。

リュステムは、

「アリ長官がいる限り、私に安らぎはありません。」

と不安を口にするが、ヒュッレムは、

「安らぎなんて…」

と鼻で笑い、

「地位が上がれば風当たりがきつくなるのは仕方ないこと。昇進するたびお前は死に近づく。安らぎより力が必要よ。」

と言い聞かせる。

リュステムは、

「陛下とお妃さま以外、私を倒すことなどできません。長老を辞職させるよう尽力します。」

と述べる。

それを聞いたヒュッレムは、

「わざわざ私たちが危険を冒す必要はない。忠実で信頼できる者にやらせなさい。」

と指示する。

するとリュステムは、

「見つけるのは困難でしょうが調査いたします。」

と答え、退出する。

 

 

マニサではモスクに向かうセリムに向けて、民が「皇子万歳!」と声を上げて迎え、それを見たセリムは喜ぶ。

 

 

モスクに向かう途中スレイマンはバヤジットに、いつ戻るのだ?と尋ねる。

皇子はもうしばらく滞在したいと答える。

それを聞いたスレイマンは、

「それは構わぬ。だが何故だ?お前が残るとは珍しい。」

と話す。

バヤジットは少し戸惑い、横にいたジハンギルの顔を見ながら

「ジハンギルと約束した用事があるからです。」

と答える。

その答えにスレイマンは満足し、

「ジハンギルの笑顔が増えて喜ばしい。」

とバヤジットに声をかける。

 

その後ろに続いていたリュステムは険しい顔をしていた。

するとフズルが、

「ぜひ我が艦船でおもてなしを。」

と声をかける。

リュステムは、

「そんなに私と話したいのなら会議に来い。」

と言って誘いを断る。

その様子を見たマトラークチュは、フズルがリュステムを招待しようとしたことに驚く。

フズルは、

「彼は偉大なる大宰相。うまくやらねば。」

と白々しくいう。

マトラークチュは憎らしそうに、

「いつまで我慢するのか…」

と呟き、

「殿下のお命を狙ったくせに平然と陛下のお側に。」

と忌々しそうにリュステムを見つめる。

フズルは、

「辛抱せよ。反逆者が幸せになれるわけがない。末は斬首刑か絞首刑だ。」

と言ってマトラークチュの肩をたたく。

 

モスクから出てきたスレイマン達を多くの民が出迎える。

「皇帝陛下万歳」

と言う声に交じって、

「皇帝よ高慢になるな。アッラーの方が偉大だ。」

という罵声が聞こえる。

 

 

ファトマ皇女はフーリジハンに、

「バヤジットを見つめていたわね。バヤジットを想っているのだろう。」

と聞く。

驚くフーリジハンにファトマ皇女は、

「私は恋を見逃さない。」

と笑顔を見せる。

フーリジハンは、

「私の片思いで、皇子には知られたくありません。」

と返すが、ファトマ皇女は、

「そうかしら?たとえ皇子でも男は皆少年みたいなもの。私たち女が望むことを頭に吹き込めばいい。」

と言って傍らにあったバイオリンに目をやる。

そしてファトマ皇女は立ち上がり、

「好意を寄せてもらえるかはあなた次第。」

といい、そのバイオリンを破壊する。

驚くフーリジハンにファトマ皇女は、

「より良いものを。」

と口にし、破壊したバイオリンをフーリジハンに渡す。

 

 

ファトマ皇女の侍女メレキが、スレイマンの部屋の前にいたロクマンを呼び、話がある…とその場から連れ出す。

 

 

ヒュッレムはミフリマーフに、

「バヤジットは陛下と和解せねば。リュステムもね。」

と述べる。

するとミフリマーフは、

「最近リュステムの様子がおかしい。」

と訴える。

ヒュッレムは、

「陛下がムスタファ皇子暗殺未遂の非はリュステムにあると思っている。時間が経てば状況は変わるだろうが…。」

とため息をつく。

そしてミフリマーフは、

「母上が父上に側女を送っていると聞いた。」

と話す。

ヒュッレムは、

「女の武器を使い私に勝てたものは皆無。だが、もう自分には無理なの。その代わりに私が選んだ側女を使って陛下の気持ちを引き止めるのよ。」

と述べる。

 

 

ファトマ皇女はナーゼニンに支度をさせ、黄金の道に向かう。

ヒュッレムを恐れるナーゼニンに、ファトマ皇女は、

「大丈夫。ヒュッレムに知らせるものはいない。」

となだめる。

ナーゼニンをスレイマンの部屋に送り込んだファトマ皇女は悠々と来た道を戻る。

その様子を見ていたアフィフェにファトマ皇女は、

「ヒュッレムには言わないわよね?」

と詰め寄る。

アフィフェは、

「必要ございません。お妃さまが送り込まれた女人ですから。」

と答えるが、ファトマ皇女は、

「一度だけね。避妊の処置もしていた。不完全な善行だわ。」

と話す。

それを聞いたアフィフェは、

「僭越ながら、皇女様はこの件に関わらない方がよろしいかと。過去に【この件】で多くの血が流れました。」

と警告する。

しかしファトマ皇女は、

「私の居るところにあるのは血ではなく愛のみ。」

と、ニヤリと笑う。

 

 

ロクマンを連れ出したメレキは、ロクマンに話し相手になって欲しいと長々と引き止める。

 

 

翌朝、フーリジハンはバヤジットのところに行き、壊れたバイオリンを見せ、

「手を滑らせてテラスから落としてしまいました。」

と話す。

バヤジットは、

「演奏を聞きたかった。」

と残念がる。

フーリジハンは、

「私も残念です。新たに買えるといいのですが…」

と皇子を上目遣いで見つめる。

皇子は、

「スンビュルに頼めばいい。」

と答えるが、フーリジハンは、

「私が選ばなければなりません。」

と返す。

 

 

スレイマンはリュステムを呼びつけ、民からの陳情でリュステムが商人に対して措置が厳しく、大商人ばかり優遇していると数多く寄せられていることを伝える。

リュステムは、

「厳しく処罰したのは違法な商品を扱っていたからです。エブッスードもその場にいました。賄賂を受け取ったというのは誹謗中傷です。」

と弁明する。

スレイマンは、

「万人に良いことはできないのは分かるが、苦情が多すぎる。たとえ噂でも見過ごせぬ。」

と述べる。

リュステムは、

「苦情を申し立てた者と直接話し、場合によっては埋め合わせをします。」

と答え、スレイマンはそれを了承する。

 

 

ヒュッレムはエブッスードに会い、

「イスラムの長老と問題を抱えていると聞いた。そなたの方が正しいことは私も陛下も承知している。あなたが長老だったらよかったのに。」

と笑顔を見せる。

エブッスードは、

「運命に定められていれば、そうなりましょう。」

と返す。

ヒュッレムは、

「でも運命を受け入れることは、何もしないこととは違う。」

と言ってエブッスードの出方を待つ。

するとエブッスードは、

「その通りです。崇高なる神は人々に知恵をお恵みになった。」

と答える。

それを聞いたヒュッレムは、

「ならば大帝国のためにも決定を下す必要があるかも。」

と言うが、エブッスードは、

「私は職位を自ら要求したことはございません。私から動くことはありません。」

と返す。

ヒュッレムは、

「正しい道を歩めばいい。いずれ必ず私たちは出会う。私たちの道は同じよ。」

と笑顔を見せる。

 

 

マニサの宮殿に、「民からの献上品」が届く。

ガザンフェルは、

「だから言ったのです。数名の愚か者の言葉をお信じになるなと。」

と述べ、それを聞いたセリムは大いに喜ぶ。

 

皇子の部屋から出てきたガザンフェルにヌールバーヌーが声をかけ、

「うまくいった?」

と尋ねる。

ガザンフェルは、

「よく思いついたな。全く恐るべき女だ。」

と関心する。

しかしガザンフェルは、

「気を付けろ。もし贈り物や群衆を我々が手配したことが知れたら、殿下はご立腹になりご容赦しない。」

と警告する。

するとヌールバーヌーは、

「やるべきことは分かっている。」

と言い、

「あなたは側女や侍従を管理すればいい。」

と言い放つ。

 

そんなガザンフェルのところに一人の女性が陳情しにくる。

その女性は、セリムを襲って殺された商人の妻だった。

ガザンフェルは言いがかりだ!と言ってその女性を追い払おうとするが、女性は

「必要なら法官に訴える!」

と引き下がらない。

それでもガザンフェルはその女性を追い出すが、女性は

「必要なら御前会議へも。」

と泣きながら帰っていく。

 

 

エブッスードはリュステムにヒュッレムから言われたことを話す。

リュステムは、

「深読みするな。」

と返すが、エブッスードは、

「長老は職務を立派に果たしているとは思えません。」

と言う。

それを聞いたリュステムは、

「ならば陛下に申し上げて立派に務めるべき職位に汚名を着せぬようにせねば。」

と言う。

するとエブッスードはスレイマンに話をすると口にする。

 

そこにイニチェリの隊員ハサンというものが現れ、リュステムにアリ長官が宴に招待したいと言っていると告げる。

リュステムは、

「神のお許しがあればもちろん行こう。」

と答えてハサンを帰す。

 

 

バヤジットはフーリジハンを街に連れ出す。

フーリジハンは、

「マニサに赴任するのが殿下でなくてよかった。もし赴任していたら出会えなかった。」

と無邪気に話す。

それを聞いたバヤジットは少し驚き、

「(赴任していたとしても)いつかは出会った。」

と呟く。

フーリジハンは、

「行きたかったのですね…ですがキュタフヤも重要な県ですわ。殿下が統治なさっている。」

と言って笑う。

 

すると、市場ではスンビュルが買い物をしていた。

それに気づいたバヤジットは慌てて隠れる。

スンビュルは二人に気づくが、一人の女性が布を広げて見せたため、皇子たちに逃げられる。

皇子を見失ったスンビュルは悟られないようにその女性に、

「ありがとう。助かったわ。」

と言ってごまかす。

女性は、

「威厳ある旦那のお役に立ててよかった。」

と話す。

 

逃げ切ったバヤジットとフーリジハンは物陰に隠れて口づけをする。

するとフーリジハンは、「お許しを…」と言って走り去る。

 

 

リュステムはヒュッレムに、アリ長官から宴に招待された事を告げる。

ヒュッレムは、

「何が起きるの?宴の席で毒を盛ると?」

と冷たく言うが、リュステムは

「イニチェリの宿舎で何か起きても誰も何もできません。軍団の数名が斬首刑になるだけです。」

と恐れを抱く。

するとヒュッレムは、

「お前には3つの鎧がある。私とミフリマーフ、それに陛下がいる限り、お前は守られる。」

と伝え、リュステムにはっぱをかける。

しかしリュステムは恐怖に顔をこわばらせるのだった。

 

 

スンビュルは布をかざした女性から布を買うことにする。

スンビュルが全部買うと伝えると、その女性は嬉しさのあまりスンビュルに抱き着く。

慌てたスンビュルが女性を引き離すと、その女性は

「お許しを。高官様。」

と、スンビュルを高官と呼ぶ。

スンビュルは自分は商人だと返し、その女性の名前を尋ねる。

女性はジェヴヘルと名乗る。

 

 

バイオリンを手にしたフーリジハンは、ぼんやりと佇んでいた。

そこにファトマ皇女がやって来て、どうしたのだ?と尋ねる。

フーリジハンはバヤジットに思わずキスをしてしまったと落ち込んでいた。

それを聞いたファトマ皇女は笑い出し、

「よく思いついたわね。」

と話す。

フーリジハンは、

「一瞬の出来事で、自分でも何が何だか分からない。」

と漏らす。

ファトマ皇女は、

「恋愛に理屈は不要。心の声を聞くの。あとは皇子の出方を待つように。」

と助言する。

 

 

スンビュルから話を聞いたヒュッレムはバヤジットを部屋に呼び、

「護衛なしで勝手に市場に言ったのか?」

と尋ねる。

皇子はちらりとスンビュルを見て、

「私は大人だ。」

と返すが、ヒュッレムは

「皇子らしく振舞いなさい。フーリジハンと二人きりで出かけた等と言うことが陛下に知れたら庇いきれない。」

と叱る。

しかしバヤジットは、

「買い物に付き合うことの何が悪いのです?」

と言い返す。

ヒュッレムは、

「宦官ではなく、お前が行く必要が?」

と、皇子の軽率な行動にイラ立つ。

すると皇子は、

「父上のお耳に入れていただいて結構です。」

と開き直り、その場を離れようとする。

怒ったヒュッレムは、

「なぜセリムが選ばれたか知りたいのよね?これが理由よ!」

とバヤジットの軽率さがスレイマンを怒らせたのだと声を荒げる。

バヤジットは目を潤ませながら、

「父上と母上がご寵愛する皇子がマニサにいます。」

と言って立ち去るのだった。

 

 

※主要登場人物について、おさらいしたい場合はこちらの記事で確認してください。

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オスマン帝国外伝_キャスト

 

 

 

オスマン帝国外伝シーズン4/第9話の感想

 

バヤジットはすねているように思えます。

兄弟が多いと、長子と末っ子は無条件に愛されることが多いので、間に挟まれた子供は自分だけ損をしているように感じる…という話をよく聞きますよね。

ここでもバヤジットはいつも損をしていると感じているようです。

たしかに運命のめぐり合わせか、バヤジットは損な立場なのは事実。

優秀なムスタファとメフメトがいて、さらに一つ違いでセリムもいます。

しかも弟のジハンギルは幼い頃から体が弱く、両親はずっとジハンギルを特に気にかけていました。

今も仲の悪いセリムは子供の頃から何かにつけてバヤジットに意地悪をしていて、何故かいつも怒られるのはバヤジットの方でした。

まあ、嫌いになるのは仕方ないでしょうね。

しかし、もう子供ではないのですから、いつまでもすねている場合じゃありません。

いつまでもすねていたら、本当にスレイマンに見限られてしまうので奮起を期待したいところです。

 

そんなバヤジットの事を好きになってしまったフーリジハンは、ファトマ皇女にけしかけられ、バヤジットにバイオリンを買いに連れて行ってもらいました。

それにしても、ファトマ皇女は激しいですね!

いきなりフーリジハンのバイオリンをぶち壊すという荒業には驚かされました。

あれってイブラヒムの形見じゃないんでしょうかね?

思い過ごしだと思いたいですが…。

 

フーリジハンは見た目はおっとりしていて可愛らしい、えらく大胆なことをしました。

ただでさえ、未婚の男女が親しくするのはよろしくないのに、女の方からいきなり唇を奪うなんて…。

イスラム的に大丈夫なのか!って思わず突っ込んでしまいました。

しかし、恐らくあれでバヤジットの心を掴んだことでしょう。

子供っぽいバヤジットでも、あそこまでやればフーリジハンの気持ちは分かったはず…よね?

 

ところで、スンビュルは市場でバヤジット皇子を見かけて追いかけようとしましたが、邪魔が入って追いかけられませんでした。

布の行商人みたいですが、邪魔の仕方がわざとらしい気がするなぁ…

何なんだろうあの人?

誰かの差し金?

…ファトマ皇女のかな?

 

とにかく、バヤジットに撒かれてしまったスンビュルはヒュッレムにそのことを報告しました。

そして、バヤジットがフーリジハンと二人で市場に出かけたと知ったヒュッレムはあきれています。

まだ二人が口づけしたことは知らないので、そういう関係だとは知りませんが、そもそも相手は【イブラヒムとハティジェの娘】だから、ヒュッレムの事を恨んでいるかもしれませんし、バヤジットに近づいたのも何か意図があるかも…ってヒュッレムも思ってるだろうな。

とにかく、バヤジットとフーリジハンの今後に注目ですね。

 

 

ファトマ皇女はメレクに、ロクマンを引き付けてその隙にナーゼニンをスレイマンの寝所に送り込みました。

一度ヒュッレムが送ったわけですから、誰も不審に思いません。

スレイマンもおいしくいただいちゃいましたね…これはちょっと面白くなりそうです。

今回は避妊無しということで、妊娠の可能性もありますからね~

長年スレイマンの寝所を独占してきたヒュッレム…ナーゼニンが妊娠したら怖いことになりそう。

 

 

そして、ミフリュニーサとムスタファもなにやらイイ感じになってきました。

意識し出したら中々ふっきることはできないでしょう。

そうなれば、フズルとの関係も盤石となりそうですが…

問題はムスタファはまだ皇帝ではないので(→皇子だから当たり前)、皇子の身分での結婚はできないということ。

そうなるとイスラム教徒の女性を後宮に入れるのはちょっとマズイのかな?

それに皇子は、自分とヒュッレムの戦いにミフリュニーサを巻き込みたくないと思っている節があります。

皇子に関係した多くの女性や子供が犠牲になってきたからでしょう。

皇子の宿命とは言え、いつかは幸せになってもらいたいと思います。

 

 

しかし、リュステムは思いのほか気が小さいですねw

なんだか別人みたい。

家庭を持って大宰相に上り詰めて守りに入っちゃったのかな?

必死にヒュッレムに命の危険を訴えてますが、ヒュッレムは「三つの鎧」があるからと全く気にしてません。

いくら鎧があっても、四六時中身に着けてるわけではないし、その気になれば簡単にやられるってことはアヤスのときに検証済みですが…。

リュステムからしたら、ヒュッレムはリュステムに敵意を向けて自分は安全圏にいるように感じるのではないでしょうか?

 

そんな中、市民の陳情でリュステムへの非難が多数見つかりました。

このままでは大宰相を解任されてしまうかも…。

実際のリュステムがどんな政治家だったかというと、結構財産をため込んでいたみたいです。

それがどういう種類の蓄財か分かりませんが、賄賂とかだとしたら苦情もくるでしょうね。

 

 

皇子たちも成長して一段落したと思われた後宮も、ファトマ皇女の登場で新しい嵐の芽が芽吹いてきました。

今まではスレイマンとの関係さえ良好ならそれで何とかなったのですが、これからは子供たちの人間関係が影響してきます。

ヒュッレムは果たしてそれらを独りでコントロールできるのか…

とても心配です。

 

 

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オスマン帝国外伝シーズン4の日本語字幕版最速配信は?

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実はBS日テレでの放送ではカットされてる場面があります!

いつになるかは分かりませんが、シーズン3まで好評だったこともあって、数カ月後にはBS日テレでも「オスマン帝国外伝 シーズン4」は放送されるでしょう。

 

ただ、シーズン3までがそうだったように、BS日テレでの放送には、CMに入る直前に流れる数秒の場面が出てくると思います

コレって実は、

カットされてる場面

も含まれているんです~!!

 

もともとトルコ版で各話の長さが違うのに、地上波での放送枠は固定なので、その放送時間上の微調整が必要で致し方ありません。

まあ…それほど重要ではない場面が多い感じではあるんですが、CMの前後で場面が飛んでるところが多々あるので、個人的には違和感を感じます。

BSもしょせんCMありきで成り立ってるので仕方ないですね。

 

ちなみに、この記事のあらすじ・感想は、もちろんhuluでの完全版を元にしています。

 

ということで、完全版をじっくり堪能したい私にとっては

「hulu」の1択

です!

 

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本ページの情報は、2024年12月時点のものです。最新の情報は、 hulu公式ページよりご確認ください。

 

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