何もしゃべらなかった赤ちゃんに、初めて「ママ~」と呼ばれたときの喜びは格別ですよね。
我が家は「パパ~」の時、狂喜乱舞の世界でした…ハッキリとではなく何となくの「エアーパパ」でしたが(笑)
呼ばれる事がそんなに嬉しかった「パパ」「ママ」ですが、その呼び方に
特に男の子は気になります。
一歩間違えると「マザコン」のレッテルを貼られてしまうかもしれませんからね…
- 親の呼び名は親が変えさせるべきなのか?
- それとも自然に任せるのか?
この記事では、そんな最新の親の呼び方事情をまとめてみました!
「パパ」「ママ」の呼び方はいつから?
赤ちゃんは、はっきりとした言葉を話し始める前に「マンマン」や「ブーブー」などの喃語を話すようになります。
その延長で早く「パパ」「ママ」と言ってほしい!と思うのが親心。
いきなり「お父さん」「お母さん」は難易度が上がるので、どの家庭でも、まずは「パパ」「ママ」と教え込みますよね。
で、
「パパ」や「ママ」と呼び始めます。
それまではナゾの言葉しか話さないんですから「ママと早く呼んでほしい~」と思って当然!
私も子どもに積極的に「ママだよ~」と話しかけていました。
そして、いつか来る「ママと呼ぶのに違和感…」なんて日のこと、その時は想像しませんよね。
うちは夫婦そろって「パパ」と「ママ」どちらが早いか賭けをしてたんですが、結果負けてしまったんですよ。
言葉をしゃべり始めたのは嬉しいけど、「パパが先かよ~」って何とも言えない気持ち。
単純に言えば、世の中の夫婦の約半分にはわかってもらえるかしら…?
ちなみにうちの子は傷害もあって発達が遅くて、「ママ」「パパ」と言い始めたのは3歳過ぎたあたりでした。
ということで、通常、遅くとも大体2歳過ぎまでには「ママ」「パパ」と話し出すのが一般的です。
参考サイト:ベビータウン 他
「パパ」「ママ」の呼び方はいつまで?
子供に「パパ」「ママ」といつまで呼ばせるか?
それを考える上で、一番気になるのは、
ではないでしょうか?
確かに私も女の子はまだしも、大きな体の男の子が「ママ」と呼んでいるのを聞いてしまったら結構な衝撃を受けます。
- 「親に甘えすぎの自立できない子」
- 「もしかしてマザコン??」
なんて思ってしまうかもしれません…。
世間一般のイメージも不思議なもので、そういうのが定着してしまってますよね。
ここで、高校生までのお子さんのいる家庭を対象にした親の呼び方のアンケートで、おもしろいものがあったのでご紹介します。
と、内と外で逆転してしまうというおもしろいデータ。
外では「父」「母」、おうちでは「パパ」「ママ」と器用に使いこなす女子たちも多いようです。
さすが女子はかしこい!!
本当は小さな頃のまま家では「ママ」と呼んでいても、
ってことですよね。
男の子に「ママ」と呼ばせるのは恥ずかしい?
男の子が大きくなるとどんな風に呼んでいるのか、調べてみました!
「高校生の男の子が母親をなんと呼んでいるか」のとあるアンケート結果では
・「おかあさん」46%
・「かあさん」17%
・「ママ」9%
となっており、ママ呼びは約1割です。
ほぼ想像通りですが、「ママ」と呼んでいる子は高校生の段階では圧倒的に少ないですね。
最も、それでも1割程度いるのにもビックリですが…
それに対し高校生の女の子は
・「おかあさん」45%
・「ママ」36%
とママ呼びは3割以上になっています。
やはり女の子と男の子では大きく違いが出るようです。
参考サイト:スタディサプリ 他
女の子はずっと「ママ」でもそんなに違和感を感じない、という意見もあります。
逆に男の子は、中学生になる頃には自ら「パパ」「ママ」の呼び方を変える子もたくさん出てきます。
以下は、男の子2人の子を持つ友人宅へ久しぶりに遊びに行ったときの話です。
小学6年生の友人の子のお友達も数名遊びに来ていました。
普段は友人を「ママ」と呼んでいたのに、その場では「かあちゃん」と呼んでたんです!
そして、その友達たちも「〇〇のかあちゃん」と呼んでいたので、私は思わず笑ってしまいました。
と友人はそこで一言(笑)
「ママ」「パパ」という呼び方がいつまで?というよりも、小学校高学年くらいになれば、友達が周りにいたり人前になると、
これをキッカケに私は、
と、あまり余計なことを考えなくなって気が楽になりました。
「パパ」「ママ」の呼び方を変えさせるには…
親が呼び方を「変えさせたい!」と思うのも、結局は世間体を気にして…が多いと思われます。
実際にそうなった時、あなただったら子供にどんなアプローチをしますか?
ここでは先輩方の例を見てみましょう。
- 親自身が「お母さんね」「お父さんは」と言うように変えた。
- 「お母さん」と呼ぶ日を子どもと決めた。
- 「お母さん」と呼んでほしいことを伝えた。
呼ぶ日を一緒に決めたっていう面白い意見がありましたが、これはお互いに良いかもしれませんね~。
何か、「この日から『ママ』って呼んだら罰ゲーム」な~んてゲーム性を持たせれば、お互いの気恥ずかしさも紛れそうです。
このやり方なら、小さければ小さい程、すんなりと変えられそうな気がします。
では、呼び方を変えるタイミングはどうでしょう?
- ひと通り話せるようになった時
- 小学校に入学する時
- 受験のタイミング
- 子どもが変えたい、と言った時
などという意見が代表的なものでした。
自分から「お母さんに変えたい」と言ってくれるなんて親としては楽ですね。
ただ、子供に呼び方を変えさせる際は注意も必要です。
それは、子供が納得できないまま無理に強制すると、ちょっとした距離感ができてしまうことがあるということ。
子どもにしたら、突然突き放されたように感じるんでしょうね。
これからは更に個々の時代に入っていきます。
「パパ」「ママ」呼びに周りも段々と特に反応しなくなってくるのではないかな、とも思います。
今回、この親の呼び方に関する色んな口コミなどを見てきた中で
「あえて指摘せず見守っていると、子供の心の成長や葛藤が見え、それもおもしろかった」
という意見もありました。
とっても自然でおおらか、温かくて素敵な意見だな、と個人的には思いましたが、あなたはどう思いますか?
親があれこれ考えるよりも、
なのかもしれませんね…
「パパ・ママの呼び方」まとめ
今回のポイントです。
- 幼少期は「パパ」「ママ」と呼ぶ子が多い
- どこかのタイミングで呼び方を変えさせたい、と親は思う
- 「パパ」「ママ」の呼び方を変えたいのは、親も子も人からどう思われるか?の要素が強い
- 男の子は、高学年くらいから自分で呼び方を変える子もいる
- 小学生以上になると、お家と外で使い分ける子も多い(特に男の子は友達の前だけでは自分から呼び方を変える傾向が強い)
- 自然に任せることも一つの方法
最近は親との関係も昔とは違い「頑固おやじ」や「日本男児」な父親は絶滅寸前。
親に支配されることが少なくなった分、時代の流れとしては「親との距離感も自然、呼び方も自由」なのかな、と感じます。
とは言え、社会常識は身に付けてもらいたいもの。
家庭内ではともかく、外ではきちんと「父」「母」と呼ぶことを教え、後は本人任せにしていると、自然に「お母さん」「かあさん」などと呼ばれるようになるのかもしれませんね。
ということで、くれぐれも過度な強制はしないように注意しましょう。