この記事では、人気急上昇しているガールズバンド『ししゃも』をご紹介します。
早速ですが、まずはどんなバンドなのか楽曲を聴いてみましょう!
2ヶ月前に発表した新曲です。
『ししゃも』は今や若い女性の間で大人気なのですが、その理由の1つは
に共感する部分が多いことにあるとされています。
言い換えれば、多くの恋する女性たちにとって「ししゃも」が発信する歌詞は、等身大のメッセージとして受け入れられ、それがバンド最大の武器となっているということなのでしょう。
特に中・高校生などの学生に人気というのも特徴ですね。
個人的にも、昨年から気になっていたバンドで、aikoさんのような甘い声のボーカル…、そして何と言ってもその素朴な容姿(顔)にはじめてaikoさんや「いきものがかり」を観た時のような感覚を覚えました。
声だけでなく、ルックス的にも何か気になってしまう…そんな不思議な魅力があります。
誤解を恐れず端的に言えば、ししゃものメンバーは皆素朴で、派手さはないんですが、
もう一度見たい!とクセになる顔
なんです。
その「素朴さ」だけで自然と応援したくなるのですが、まずはバンドの経歴から見て行きたいと思います。
SHISHAMO(ししゃも)の経歴は?
春のワンマンツアーのタイトルが決定しました!その名も「ドキドキしながら手を握ったのは、君には見えないあの娘が大人になるのが怖かったから」!合わせて朝子描き下ろしのツアーイラストも公開!!!今回のツアーもワクワクすることを沢山考えておりますので、皆さんぜひ遊びに来てくださいね!!!(吉川) pic.twitter.com/R4yW4nD1zz
— SHISHAMO (@SHISHAMO_BAND) 2018年2月7日
この『ししゃも』ですが、
- ギター&ボーカル:宮崎朝子さん
- ベース:松本彩さん
- ドラム:吉川美冴貴さん
の3人が、神奈川の川崎総合科学高校時代に軽音部で「柳葉魚」を結成したのがバンドのルーツです。
この「柳葉魚」は「ししゃも」と読むのですが、普通読めませんよね?
敢えてそんな名前をつけた名付け親はボーカル・宮崎さんのお姉さんだそうで、その理由が
「読むと可愛いのに漢字で書くとかっこいいから」
というものでした。
理由を聞いても正直「???」ですが、漢字で書くとカッコ良いという発想はちょっとヤンキーっぽいですよね^^;
確かに言われてみれば「柳葉魚」というバンド名だとヘヴィメタルなど激しいものを想像してしまいます。
だけど…神奈川なら「しらす」の方が良かったと思うのは私だけ?
ちなみに3人とも本物の「ししゃも」は嫌いとのこと(^O^)
なおさら「しらす」を推したいところですが、バンド名の議論をココでしても仕方がないので話を先に進めます。
さて、この「柳葉魚」ですが、高校3年の時に腕試しで応募した全国の高校アマチュアバンドが集まる大会
に参加し、何と優秀賞とボーカル賞を獲得してしまいました。
そして、これがキッカケでバンド名が「SHISHAMO」に変わります。
彼女らの音楽を聴けば、今のローマ字表記の方が合っていると私は思うのですが、あなたはどう感じますか?
個人的には、やはり同じローマ字表記にした部分もaikoさんとイメージがカブります。
賞を獲ったことで、一部では注目され始めますが、人前でのライブ経験が圧倒的に少ないため知名度はしばらく低い状態だったようです。
ところが、3人の軽音部顧問の先生が行きつけだった地元のとんかつ屋さんで、SHISHAMOの曲を流してもらっていたところ、それがたまたま音楽制作会社である「GOOD CREATORS RECORDS」の関係者へ噂が届くことになります。
その後、音楽専門誌『MUSICA』の鹿野淳さんによって
「凄い高校生バンドが居る」
とtwitter上で拡散され、一気に名が知れることに…
待望のメジャーデビュー!そしてメンバー交代
NHKホール!紅白の時は緊張で死にそうになりながら立ったステージ…今日はとにかくホールいっぱいの「良い顔」を見ることができて幸せでした!そしてなにより1曲目からハンパない皆さんの熱量…!やっぱりライブは最高です!東京ありがとうございました!!!(吉川) pic.twitter.com/OTN3JXoJb9
— SHISHAMO (@SHISHAMO_BAND) 2018年3月30日
一気に知名度が上がった「SHISHAMO」はその後、快進撃を続けることになります。
噂を聞きつけた関係者からの仕事がどんどん舞い込んできて、『オールナイトニッポンR』のパーソナリティを務めたり、タワーレコード限定で発売されたオリジナルCDも約1000枚売れ、しかもオリコンのインディーズチャートで7位にランクイン。
この時、彼女たちがまだ高校生だったことを考えるとどんなに凄いことなのかよくわかりますよね。
さらには、高校卒業直前にフルアルバム『卒業制作』を発表。
そのまま初のライブツアーを実施し大成功を収めました。
無事に高校を卒業してからはバンド活動を本格化させ、2013年8月にフェイスミュージックエンタテインメントと契約。
同年11月にはメジャーデビューアルバム『SHISHAMO』を発売、更に初のワンマンライブと一気に駆け抜けます。
このファーストアルバムのジャケットを見ても、どこにでも居る普通の女の子ですよね。
高校卒業したての彼女たちの一体どこにそのようなパワーがあったのでしょう??
3人とも、その華奢な体ですが、しっかりした目標や芯となる部分を持ちあわせてないと中々難しいことだと思います。
SHISHAMO創立メンバーの脱退
メンバー交代の転機すらステップに、フレッシュな衝動のままシーンを駆け上がる無敵の3ピース!『SHISHAMO 2』を手にツアー中の3人に迫る全員インタビュー&動画コメント【ぴあ関西版WEB】http://t.co/jgx4R6JBG6 pic.twitter.com/TkhiiW6PXi
— ぴあ関西版WEB (@pia_kansai) 2015年4月16日
トントン拍子に快進撃を続ける「SHISHAMO」でしたが、そんなバンドに早くも転機が訪れました。
2014年に入り、相変わらず活動は順調に進むのですが、何と9月にベースの松本さんが脱退。
松本さんは宮崎さんの幼馴染ということもあり、バンドとしてもさぞショックだったろうな~と想像してしまうのですが…
実はもともと松本さんはメンバーと
「バンドは20歳まで」
と約束していたようなので、松本さんの脱退はバンド結成当初から決まっていたことだったんです。
間もなくして、バンド創設メンバーの脱退という…周りからすると大きく感じる試練を軽々と乗り越え、新しく松岡彩さんがメンバーに加入します。
単なる偶然か…名前が1文字しか違いません!
紛らわしいですねw
単なる偶然か、それとも狙った人選だったのか…
真相はバンドメンバーのみぞ知るといった感じでしょうか。
ボーカル・宮崎さんとドラム・吉川さんは神奈川出身ですが、この新メンバーの松岡さんは大阪府出身。
何故、大阪の人が??と単純に違和感を覚えますが、どうやらこの松岡さんはSHISHAMOが参加した大阪のフェスで裏方として働いていたんだそうです。
その時に、ボーカル・宮崎さんの
「顔がカワイイ」
という鶴の一声?が加入のキッカケだったと言われています。
ところが、この松岡さん。
元々ベースは弾いていたものの、その腕前がイマイチだったらしく、ここから猛特訓が始まることに…。
何でも…毎日10時間スタジオに籠って練習していたんだとか。
遊びたい盛の年頃だと思いますが、メンバ−の足を引っ張るまいと鬼気迫るものがあったんでしょうね。
それを宮崎さん、吉川さんも必至でサポートしたんだと思われます。
とても頑張り屋さん達で好感が持てますね。
さて、そんな猛特訓の成果が実って新メンバーお披露目ライブは無事大成功に終わり、2015年3月には待望の2ndアルバム『SHISHAMO2』を発売。
そしてこのアルバムには「君と夏フェス」や「量産型彼氏」など、後に話題となる楽曲が目白押しでした。
ただ「量産型彼氏」については”正直あまり好かん”というアンチ的な意見も出ています。
しかし、こういうアンチが出てきたということは、裏返せば人気が出てきた証拠でもありますよね。
個人的には「量産型彼氏」をはじめ誰しも一度は感じたことを、独自の切り口でバンドのメッセージ性に繋げているところに関しては強く支持したいです。
そんなSHISHAMOの歌詞についてあなたはどう思われますか?
そしてそして、2016年3月にはサード・アルバム『SHISHAMO3』をリリース!
私は、この中の「君とゲレンデ」が今後の彼女たちの代表曲になる気がします。
SHISHAMOはボーカルの宮崎さんが、その曲にまつわるイラストを描いているのですが、この「君とゲレンデ」のイラストには
が採用されています。
その何と切ないことか…
「ゲレンデ上の恋」を題材にした曲は過去にもたくさん存在しましたが、SHISHAMOのこういう独自の視点は思わず「なるほど!」と唸らずにはいられませんね。
このバンド独自の切り口は今後もぜひ大切に伸ばして行って欲しいなと思います。
できれば、アルバム名もただ「1…2…3」と付けるんじゃなくて、そのアルバムの楽曲に込めたメッセージ性を持ったものにしてくれると申し分なし!かな…
それだけ、世界観を大事にしているバンドだと思うので、ちょっともったいないです。
さて、そんな彼女らは現在、全国ライブツアーの真っ最中。
メンバー入れ替えから2年連続で、アルバムリリース〜ライブツアーと精力的に活動を行っていてSHISHAMOのバンド第2期も順調に来ていると言えるでしょう!
2016年末に大阪で開催される
にも参加が決定していて、【SHISHAMOの出演は12月27日(火)】年内いっぱい大忙しのようです。
ししゃもメンバーはみんなクセになる顔…
この後22:00から放送のTOKYO FM/JFN36局ネット「SCHOOL OF LOCK!」に3人で生出演します!!!本日発売のニューシングル「水色の日々」について色々とお話ししますよ!!!久しぶりのスクールオブロック来校、私たちも楽しみにしてきたので、皆さん是非聴いて下さいね!!!(吉川)https://t.co/EyuiXnE9tc pic.twitter.com/UlRgMrQgQr
— SHISHAMO (@SHISHAMO_BAND) 2018年3月21日
SHISHAMOのファン層は女子が圧倒的に多いと言われています。
曲のタイトルも
- 「がたんごとん」
- 「行きたくない」
- 「量産型彼氏」
など独特の世界感で可愛らしいですし、ボーカル・宮崎さんの声を聴いていると、どこかaikoさんを彷彿とさせることなど女子ウケしている理由は容易に想像できますね。
でも、やはり最大の理由は、メンバーのルックスの素朴さにあるのではないでしょうか?
演奏しているときは凄くカッコ可愛い!でも普段は本当に素朴な女子。
そんなところが、ファンにとっては等身大に映り、SHISHAMOが作り出す世界観により感情移入し易いのかなぁ~と個人的に推察しています。
冒頭でも書きましたが、男の目線からすると、aikoさんやいきものがかりの吉岡さんを初めて見たときのような…
「何かもう一度見たくなるルックス」
と言えるかもしれません。
つまり、
と非常に個性的な印象を受けます。
バンドにとってはとっても良い個性ですよね。
ガールズバンドというと、中にはアイドルばりのルックスで勝負しているバンドも居ますが、このSHISHAMOは純粋な実力だけでここまで来たと思いますし、頑張り屋さん達なので…
その辺のガールズバンドとは訳が違う!
と声を大にして言いたい…!!そんなバンドです。
「ガールズバンド・ししゃも」まとめ
ここ2年連続で、アルバムリリース→全国ツアーとバンド活動が完全に軌道に乗ってきているし、情報番組などでも取り上げられることが多くなった『SHISHAMO』。
今後更に人気が出ると思いますが、今のバンドの個性を大事にして頑張ってもらいたいです。
ということで、今回は今一押しのガールズバンド『SHISHAMO』についてでした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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