健康

睡眠障害(睡眠の病気)の症状別種類をわかりやすく!

睡眠障害と一口に言っても、その症状や原因などから国際的には何と88種類にも分類されるそうです。睡眠に関する病気の中には、自覚症状がないものも多々あるので、気が付いたら実は深刻だったというケースも多いとのこと。

私もそうですが、ちょっとくらい眠れない日や疲れが取れない状態が続いたとしても「そのうちに改善するさ~」と楽観視して、あまり深刻に考えようとしません。
ましてや改まって睡眠外来などを受診しようなどとは思わないのが普通ではないでしょうか?

 

ところが、睡眠というのは人生という限られた時間の中でおおよそ三分の一も占める貴重な時間。睡眠を疎かにしていると、健康にも悪影響を及ぼしますので、本来は真っ先に自分の睡眠を見つめ直すべきです。

 

そのためにも睡眠の病気にはどんなものがあるのか?確認しておく必要があります。

 

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そこでこの記事では、自分の睡眠が正常なのかどうかチェックする際に役立つであろう、睡眠障害の種類を症状などにも触れながら、なるべく分かり易くまとめてみました。

 

睡眠を上手くコントロールできればそれだけ人生を豊かにできますし、健康も手に入ります。そんな睡眠力を手に入れるためにも睡眠障害という症状にはどんなものがあるか把握しておくべきです。

あなたが自分の睡眠状態はどうなんだ?と把握する際に今回の記事がお役に立てれば幸いです。

 

睡眠障害の種類

まず改めて、睡眠障害とは何ぞや?というところをwikipediaで確認すると

人や動物の睡眠の規則における医学的な障害である

とあります。

 

つまり、睡眠中もしくは眠りに入る時に何かしらの影響を受け睡眠に異常が出る状態ということです。

 

睡眠障害の種類の分け方は実は色んな定義があり、分類の仕方も様々。大きな分類で8つに分けるものもあれば6つに分類しているものもあります。

 

ただその全ての分類法を網羅することはとてもじゃないが不可能なので、ここではアメリカ睡眠学会による睡眠障害国際分類(ICSD)で話をしていきたいと思います。

なぜ日本ではなくアメリカの睡眠学会を選んだのかというと、睡眠障害に関する研究が日本よりも進んでいるからです。

 

睡眠障害できちんと治療を受けている患者数の数も圧倒的に違います。代表的な睡眠時無呼吸症候群の患者数だけで比較してもアメリカの1800万人に対し、日本は200万人とのこと。必然的に睡眠障害に関する事例は9倍以上の開きがあります。

 

そんな睡眠先進国のアメリカに比べ、我が日本では睡眠の診断の基準が十数年前まで明確ではありませんでした。

 

 

ちなみに日本において睡眠問題が本格的に議論されるようになったのは、2003年の山陽新幹線の事故がキッカケだそうです。
それに比べアメリカではその24年も前に起きたスリーマイル島原発事故から。そしてあのスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故(1986年)も睡眠障害による整備不良の可能性が高いとされています。

またアメリカ以外にも目を向けるとチェルノブイリ原発事故(1986年)も睡眠障害が招いた事故であると議論されていました。

 

このように日本と世界では単純にそれだけ真剣に議論されている期間が違うので、現時点では睡眠障害に関する研究の差が生じているのも仕方のないことなんです。

ということで、ここではICSDの基準で進めさせてもらいます。

 

 

ICSDによる睡眠障害の分類の特徴は大きく4つに分けているところです。

 

ICSDの睡眠障害4つのカテゴリ
  • 睡眠異常
  • 睡眠時随伴症
  • 医学・精神医学的睡眠障害
  • その他

 

私も調べていて、最初最大で88種類もあるのかぁ~と身構えてしまいましたが、4つくらいに分類すると非常にスッキリしますよね。

 

それでは続いて、この4つの区分についての詳細を順番に見て行きましょう。

 

①睡眠異常

睡眠異常というのは文字通り、睡眠自体に問題があるものになります。

睡眠障害の代表格である不眠症や過眠症(ナルコレプシー)、睡眠時無呼吸症候群など睡眠障害の代表的なものが全て当てはまります。この他には睡眠のリズムが狂う概日リズム睡眠障害もこの睡眠異常の1つです。

 

今、代表的なものをざっと挙げましたが、どれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?特に睡眠時無呼吸症候群については身近なものという認識がありますよね?

そういう我々に一番馴染みの深いものがこの「睡眠異常」にグループ化されていると言えるかもしれません。

 

ただ実は、同じ不眠症でも原因・症状別に更に細かく枝分かれするということを一言添えておきます。(各々の詳細な枝分かれに関しては別記事にしたいと思いますのでここでは詳細は省きます。)

 

 

私が睡眠について色々調べていて一番驚いたのが、「いびき」も睡眠時呼吸障害の1つで、この睡眠障害の立派な一員であること。そして「いびき外来」のある医療機関があるほど実は注意しなければならない症状であることです。

 

私自身も嫁に「昨日の夜中、ガーガー凄い”いびき”してたよ」と言われるまでわからなかったし、実は息子も大人顔負けの「立派ないびき」をかきます。

 

「いびき」って自分だけではなく酷いと他人にも迷惑をかけてしまうもの。しかも症状が酷くなれば睡眠時無呼吸症候群に直結するという危険性もあるので軽視するわけにはいきません。

「いびき」に限らず睡眠障害って自覚症状がないものも多いので、意識していかに我々にとって身近なものであるか再認識しましょう!

 

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②睡眠時随伴症

睡眠時随伴症とは、簡単に言うと睡眠中の心身機能に異常が見られる症状のこと。別名パラソムニア(Parasomnias)と言います。

 

代表的な症状に夜尿症(おねしょ)、夜驚症、いわゆる夢遊病(睡眠時遊行病)、寝言、歯ぎしりなどがあります。

 

 

うちの子は実は典型的な夜驚症でした。夜中に突然絶叫しながら泣き出すんです。
そのたびに「怖い夢でも見たんだねぇ~」と最初は軽く考えてましたが、主治医に立派な睡眠障害だよと教えられました。

 

息子は生まれて数週間後に脳神経の一部に重くはないけど軽くも無い異常が見つかり、今でもテンカンの薬を飲んでいます。
当時はその薬の影響もあると言われてましたが、あまりに毎日続くので改めて主治医に相談し、結局テンカンの薬の量を少し増やし、それ以降はこの夜驚症の症状は現れてないのでホッと一安心。

 

しかし、今後も子供の成長に伴って体が大きくなる過程で、どうしてもテンカンの薬の量の調整が難しくなるので、いつまた来るか?という我が家にとっては一番身近な睡眠障害と言っても過言ではありません。

 

 

そうそう、意外かもしれませんが金縛り(睡眠麻痺)もこの睡眠時随伴病の1つなんですよ。
金縛りは私自身も一時期頻繁にありましたが、あなたもひょっとしたら一度くらい体験したことあるのではないでしょうか?

私はその当時、この部屋には霊がいる!な~んて騒いでいました。現在は金縛りが起こるメカニズムも解明されているのを知っているので、仮に今起きても冷静で居られますが、あれパニックになっちゃいますよね~

 

 

また、子供のオネショで悩まされているご家庭も多いと思いますが、れっきとした病気なので、決して子供をしかりつけてはダメですよ。
かくいう私も、小学校に上がるまでオネショで母親に迷惑かけていたということはココだけの話にさせてください(笑)

 

③医学・精神医学的睡眠障害

糖尿病などの身体疾患やうつ病、精神病などに伴って症状が発生する睡眠障害のことです。

世の中には「寝て痩せるダイエット」などがあり、睡眠と健康には切っても切り離せない強い関連性があります。

 

私はある本で、糖尿病の患者に「睡眠の改善」も含めた生活習慣の改善を治療しているという先生のことを読みました。
睡眠が人間にとって如何に大切かを思い知らされる内容でしたが、生活習慣の乱れ=睡眠の乱れと定義する先生は結構多い印象です。それほど健康面からも睡眠のことをしっかり考えろということですね。

 

 

ところで私自身、実はこのカテゴリーの症状も経験しています。

うつ病ほど深刻ではなかったのですが、軽いパニック障害に陥って、寝ようと横になっても、色んなことが気になりだし結局寝れても毎日3時間以内という辛い状態だったんです。あらゆることが気になるので寝付きも悪く、そのうち自分の心臓の鼓動や脈拍も気になってきて負の連鎖といった感じでした。

 

 

睡眠時って副交感神経がより働くので、心拍数は下がるものなんですが、当時はよくわからず、体にもあちこち支障をきたしていた(貧血で倒れそうになったり)ので、「このままの脈拍だと朝まで持たない!」と夜中に救急車を呼んだことも・・・今となっては良い経験です。

 

私の場合は仕事でのプレッシャーが原因でした。1つミスすると何千万という損害に繋がる仕事をしていたのですが、転職してそのプレッシャーが無くなると自然と症状が治まりました。

 

かれこれ15~6年前になりますが、今はその当時よりも、あらゆる分野でストレス社会が進んでいますよね。

 

 

ICSDの4つの分類の内、最も多いのは①睡眠異常だと思うのですが、うつ病で倒れられる方の数もうなぎ登りだと聞きますので、睡眠異常に次ぐのがこの医学・精神医学的睡眠障害なのではないでしょうか。

 

④その他

分類が明確にされていなくて①~③に属しないものが該当します。

 

具体的には短時間睡眠者(ショートスリーパー)などです。逆に長時間睡眠者もいらっしゃいますが、適切な睡眠時間というのは人それぞれ違いますのでその定義自体も明確化が難しいイメージがあります。

 

この「その他」には、そうした原因がはっきりしなかったり、具体的な症状の範囲がまだわかっていないような新しい症例などが当てはまります。

 

 

ということで以上がICSDで定義されてる睡眠障害の4区分になります。

正直難しく感じるかもしれませんが、

  • その症状の原因が何なのか?
  • いつ症状がでるのか?

というポイントに絞って各症状を見ていけば、割りと簡単に分類できるかと思います。

 

もしかしたら、両方に当てはまりそう・・・というケースが出てくるかもしれませんが、逆に言えばどんな症状でもまずは2つに絞れるのではないでしょうか。

 

 

ある症状で悩んでいて医療機関を受診する際は、本当は睡眠外来など睡眠の専門家がいるところがベストです。しかし、まだまだ睡眠に特化したところは多くありません。
そんな時に、まずは「①あるいは②」か「③」なのか?がわかるだけでも受診する科の目処が立つと思います。

 

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今回ご紹介した4分類は最も簡単に分類できるものなので、

自分の症状は何に当たるのだろう?

何科を受診すれば良いのだろう?

と調べる際の参考にして頂けたら幸いです。

 

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「睡眠障害の症状別種類」のまとめ

国際的な分類では最も細かくて80種類以上にも分かれる睡眠障害。

今回はそれを一番大きな括りで分類しているアメリカ睡眠学会(ISDC)の分類をご紹介しました。各症状別に80種類→4種類に分けるというので最初は少し雑だなぁ~と感じていたのですが、個人的にはとても理にかなっていると思います。

 

私は偶然にもこの4種類中3種類も実際に体験していることもあり、今までで一番わかり易い分類法だと感じました。

 

ただ難しさも確かにあるので最後に簡単にポイントをまとめておきます。

 

睡眠の病気の症状別分類のポイント
  • 睡眠そのもの異常→①睡眠異常
  • 睡眠中の心身機能の異常→②睡眠時随伴症
  • 他の身体・精神疾患が原因のもの→③医学・精神医学的睡眠障害
  • ①~③に分類できないもの→④その他

 

たったこれだけで80種類以上もある睡眠障害を分類できるって凄くないですか?

本文中にも書きましたが、生活習慣=睡眠習慣と言えるほど、人間にとって睡眠というものはとても大切です。
だからこそ!少し体調がおかしい・・・と感じたときは、まずは自分の睡眠状態をチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

また、自分で考えてよくわからない場合、理想は睡眠外来などの睡眠の専門家がいるところに駆け込むこと。睡眠に特化したところが近所にない場合でも、今回の睡眠障害の分類を参考にしてもらってよりベストな選択をしてください。

 

睡眠障害には深刻な自覚症状を感じないものも多くあります。
ちょっと寝不足で・・・とか、良く寝たつもりなのに疲れがとれない・・・など、少しでも睡眠の異常を感じた場合は、手遅れになる前に専門家に見てもらうようにしましょう!

 

健康な生活をおくるためにも、最低でも普段から自分の睡眠の状態をチェックしておきたいですね。

 

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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