この記事では、スリーマイル島記念日(3月28日)が何の日なのか?に関する情報をまとめています。
具体的には、
- なぜ3月28日がスリーマイル島記念日なのか?その由来は?
についてです。
この記事を読めば、あなたの雑学知識が1つ増えること間違いなしですよ。
スリーマイル島記念日って何の日?由来は?
その由来は…
1979年3月28日にアメリカ・ペンシルベニア州にあるスリーマイル島で放射能漏れの事故が起こった
ことから来ています。
この事故は世界初の原発事故でした。
この日、原子炉設備の不具合や運転員の誤判断による操作が重なって、給水ポンプが休止してしまい、いわゆるメルトダウン(炉心融解)を引き起こしてしまいました。
「メルトダウン」っていう言葉は東日本大震災の時にも連日の報道で有名になりましたよね。
メルトダウンって何?
簡単に説明すると、原子力発電所で使用されている原子炉の炉心にある核燃料が、過熱してしまって、炉心構造物が誘拐、破損してしまうことです。
スリーマイル島で原発事故が起きたその日、非常事態が宣言され、周辺住民の大規模避難がおこなわれました。
幸いにも、周辺住民が浴びた放射線量はわずかで、健康に影響はなかったと言われていますが…それでもやはり怖いですよね。
その怖さは日本人の我々も東日本大震災で嫌というほど味わいました。
私も仕事上で、福島にあった仕入先で物が作れなくなり、他のところで出来ないか?などの救済措置に追われ、全国を飛び回った記憶があります。
そして、この震災の時もそうだったように、スリーマイル島での事故がきっかけで、アメリカ国内では反核運動が勃発しました。
東日本大震災の時も思ったんですが、原子炉を扱う上での杜撰な管理体制を正すという意味では私も賛成です。
ただ中には、深く考えず単純に「無くせ!」と主張している人も居ます。
だったら話は分かるんですが、どうも多くの人は
と言っているように私は感じるんですよね。
自宅は太陽光発電でどうにかなるとしても、公共交通機関とか、ビル・マンションのエレベーターなど、完全に全てクリーンなエネルギーで賄うにはまだまだ時間が掛かります。
だから反核運動で本当に大事なことは、単純に原子炉廃止ではなく
だと思うんです。
あなたはこの問題どう思いますか?
スリーマイル島って具体的にどこ?
「スリーマイル島」って「島」ってあるので、アメリカのどこかにある島なのかなぁ~と思いますが、実は何と、アメリカ本土内にあるごく一部の地区のことなんです。
しかも、大都市からは150kmほどしか離れていないのでニューヨークにも近いという…
東京で言うと、それこそ極端な話、平和島・城南島・お台場みたいな場所になるんでしょうか。
そう思うと、大きな事故になっていたら…ゾッとしますよね。
ところで、なぜスリーマイル島という名前なんだろう?と不思議に思っていたんですが、川の中にある島だからこの名前が付いたようです。
大きな川の中にある広大な土地の中につくられた原発施設だったんですね。
再三触れてますが、これはアメリカで起こった事故ですが、原発事故は日本にとって他人事ではありません。
2011年3月11日の東日本大震災で、福島第一原子力発電所でも原発事故は起きています。
地震により、原子炉3基が炉心融解をおこし、それにともない爆発が起こりました。
そして放射性物質を取り除くための除染作業が必要となり、一時は27,000帯以上が避難をよぎなくなされたという前代未聞の事態。
現在は、大幅に緩和され避難世帯は9,000世帯ほどに減ってはいますが、それでもまだ1万近くという数なので、気が遠くなる話だし、それほど事態の深刻さを痛感します。
今まで住んでいた家から出なくてはいけない、そこで生活をし、仕事をしていた方にとってはとても悲しくて受け入れられないことだったでしょう。
いま、全世界には443基もの原発施設があるんだとか。
日本の保有数は世界で第3位の42基です。
その数だけ見ても、原子炉が生活にとても必要なものであることは明白。
ただその反面、事故によって多大な被害も生まれてしまいます。
反対運動も含め、何が一番正しいのか簡単には結論を出せませんが、原発という存在は、やはり事故が起きれば多大な悲劇を起こす両刃の剣であることは確かです。
原発の在り方をどうしたらいいのか?考えるためにも、スリーマイル島や福島のことを忘れないことが一番なのだと思います。
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